九分九厘、勝ちに近づいた試合。
木村沙織選手の復活と、ガッツ溢れる古藤選手のプレイ
そして第四セットから起用され、巧打で活躍した内瀬戸真実選手が思い起こされる。

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リオの切符を狙う日本、最初の山場がロシア戦。

第1セット、木村選手のアタック、島村選手のサービスエース、石井選手のアタックなどで得点を重ねる日本は、ロシアのミスにも助けられ最大7点までリードを広げる。更に石井選手のバックアタックで13ー6。
歯車の狂ったロシアは、マリフ選手らを投入。日本は、古藤選手のサービスエース、長岡選手のアタック、大竹選手のブロックで得点を重ね、ロシアはエース・コシェレワ選手を投入。しかし、日本は大竹選手がクイックと連続サービスエースで3連続得点。最後は木村選手が決めて25ー12で先制。

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続く第2セット、ロシアはコシェレワ選手をスタートから起用。長いラリーを制したロシアが序盤から優位に試合を進めるも、ロシア3点リード。日本は長岡選手のアタックやバックアタック、石井選手のアタックなど同点とするも、ロシアはコシェレワ選手の攻撃などて3連続得点を上げ反撃、16ー11と5点を追う展開。日本は宮下選手と鍋谷選手を投入、4点差とするも宮下選手とのコンビが合わず一進一退。コシェレワ選手が得点を重ね、ロシアが第2セットを取り返す。

第3セット、序盤は一進一退。ロシアがサービスエース、ブロックアウトなどで4連続得点を上げるなど、ロシア8-5とリード。日本はロシアのアタックミスや長岡選手のアタック、石井選手のサーブを巡り、日本がチャレンジ成功で4連続得点で9ー9の同点。日本のアタックがブロックに掴まり18ー16。更にロシアが3連続得点17ー20。ここで痛いレシーブミスで第3セットを失う。

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第4セット、古賀選手をオボジット、内瀬戸選手をパスヒッターに起用してスタート。内瀬戸選手のプッシュ、木村選手のアタックで3連続得点で5ー1と4点リード。ロシアが連続得点で詰め寄るも、内瀬戸選手のクロス、古賀選手のアタック、ブロックアウトで8ー5。日本はロシアの追撃を木村選手の3連続得点を含む4連続得点で再度逆転。2点差のまま終盤へ。日本のミスで同点となるも、木村選手の3連続得点で4連続得点。23ー18とリード。ここで宮下選手のコンビミスで古藤選手を戻すも、ロシアが3連続得点で1点差まで詰め寄られるも、日本は古藤選手のツーアタックで振り切り、試合の行方は最終セットへ。

迎えた最終セット、日本は大竹選手のクイックとブロックで連続得点。古賀選手のブロックアウトとアタックで1点リード。ロシアはコシェレワ選手で対抗。中盤、コシェレワ選手のアタックが古藤選手の顔面に当たるアクシデント。日本は古賀選手のアタックで1点差とし、ロシアのアタックで日本代表がチャレンジするも失敗。2点を追う。最後はロシアのアタックが吸い込まれ、惜しくも敗れた。

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日本のベストスコアラーは木村沙織選手。エース復活を予感させる23得点をマークする。

かつて4強といわれた、ブラジル、アメリカ、中国、ロシアのうち、比較的ロシアは相性がよく、ペースを乱された時のもろさが印象深い。コシェレワ、ゴンチャロワ選手の二枚看板を抱えるロシアと対戦し、新戦術を捨て、ワールドグランプリを捨てて臨んだワールドカップ。新しい全日本の姿に、明るい未来を予感させた。

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見た人も、見なかった人も、ワールドカップ ロシアとフルセットの末、惜敗。


※2015 Japan VS Russia Volleyball World's Cup Women