面白いものだ。

全日本女子バレーボールチームの初戦・ワールドグランプリが始まる前だと言うのに、今年の最終戦・ワールドグランドチャンピオンズカップことグラチャンの番宣が始まっている。

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にも関わらず、ワールドグランプリを放映するNHKはスポットひとつ流さない。

どういうことだろうか?

NHKは国営放送。
余計な宣伝はあまりしないが、もっと分からないことがある。

せっかく全日本男子がワールドリーグでファイナル4に進出してもテレビオンエアはない。

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全日本男子の復活が期待されるこの大事な時期に、一体何を考えているのだろうか?

物事は決断が大事な場合がある。

かつて、プロ野球にて近鉄vsロッテのリーグ優勝が懸かった試合をテレビ朝日が急遽オンエアしたことがあった。

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この番組は多くの視聴者を集め、日本のスポーツ放送の歴史に名を残す大英断となった。

投資の世界と一緒で、闇雲に手を出すと収益どころかかえって損失を産むことになるが、好機を逃せば、大きな収益を逃すことになる。
これを投機と言うか、この見極めがだいじなのである。

時代を掴むには、時には損得を一切度外視した決断も必要なのである。
そして、その機会はそれほど多くはない。

だか、ひとつの英断がそれまでの全ての流れを飲み込み、形成大逆転に繋がる口火を切る。

もし、全日本男子がファイナルまで駒を進めるのなら、録画であろうと何であろうとオンエアすべきである。

かつて世界クラブ選手権で久光製薬スプリングスがエジザージュバシュを破る歴史的快挙を成し遂げた際、深夜ながらフジテレビで急遽特番が組まれた。

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放映権の問題があるから闇雲には手を出せないことは重々承知の上だが、優勝決定戦がオンエアされれば、以後、全日本男子の人気が爆発的に上昇し、協会側も財政が潤う。

女子がワールドグランプリで決勝ラウンドに進んだ場合も、同様の配慮をして貰えると幸いである。

バレーボール人気の火付け役は、やはりテレビが最も効果的。

是非とも善処していただきたい。