本稿では今年2018年、新たに加わる新戦力、或いは復帰組、故障でシーズンを棒に降ったなども含めた選手を紹介していきます。

第二回の今回はこの選手。
今村優香選手(久光製薬スプリングス)です。 


_20180404_093317


大学バレー界から全日本シニアへステップアップした選手は少ない。

また、大学時代から全日本シニアに登録された選手も多くない。


そんな中、今村選手は第二期眞鍋ジャパンスタートの2013年から全日本シニアに登録。この年、エリツィン杯、ユニバーシアードの代表メンバーとしても活躍。
東アジア競技大会にも出場。銀メダル獲得に貢献している。
この時の一緒に闘ったメンバーが山岸あかね選手、家高七央子選手、田中美咲選手、寺井有美選手、松崎美歌選手、高橋昌美選手、中大路絢野選手、川島里華選手、渡邊久惠選手ら後に全日本やVリーグで活躍する俊英たち。

_20180404_093821
 
多忙を極めたこの年、今村選手は大学ナンバーワンを決する全日本インカレにて青山学院大学を準優勝へと導き、ベストスコアラーに輝く。

20180404_092212


翌2014年、若手選手の登竜門・モントルー・バレーマスターズで全日本デビューを果たし、ワールドグランプリ2014の登録メンバーにも名を連ねる。
この頃、同じく大学生プレイヤーとして全日本に招集されたのは井上愛里沙選手。

そして二人は今年、久光製薬スプリングスで再びチームメイトとなる。
 
FB_IMG_1518870537646



コートネーム:ユウカ

生年月日:1993/09/02

身長(cm)175.0

最高到達点(cm):290.0

サージャントジャンプ(cm):

出身地:東京都荒川区

出身校・前所属チーム:
駿台学園高校→青山学院大学



大学生プレイヤーだった彼女はユニバーシアードの中心選手としてプレイ。

ところが、2014年ドーピング検査に引っ掛かり、3ヶ月間の出場停止処分を受ける。
どうやら塗り薬が原因とのこと。

つまづいた今村選手だか、翌年2015年もユニバーシアードに出場。銅メダル獲得に貢献する。この時のチームメイトとしてのちに久光で一緒になるのは、東アジア競技大会でも一緒のメンバーに加え、帯川きよら選手、井上愛里沙選手。そして村永奈央選手、清水眞衣選手、小田桃香選手、中屋華澄選手、山内美咲選手、小島満菜美選手、石橋朋美選手と、みんな知ってるあの選手たち。

20180404_095019


この銅メダルを片手に次の進路として進んだのが久光製薬スプリングス。プレミア屈指の強豪チームである。

選手層の厚いチーム故、ユニバーシアードのエースとはいえ、すぐには出番が回ってこない。2016年には全日本からも姿を消す。

その間、今村選手は世界クラブ選手権で故障した新鍋理沙選手の代役を務めたり、アジアクラブ選手権の主力として闘い。虎視眈々とチャンスを待った。

そして、VTVカップで優勝。今村選手はMVPとベストスコアラーに輝き、優勝候補の呼び声高い日本は2017年のユニバーシアードで見事決勝戦に駒を進める。
ロシアの高さに手を焼き、1-3で惜敗するも堂々の銀メダル獲得に貢献。

20180404_094302


この躍進はVプレミアリーグでも続く。

実質酒井新悟監督体制一年目といってよい2017/18シーズン。
久光製薬スプリングスは新外国人選手にアメリカ代表の最強外国人選手、フォルケ・アキンラデウォ選手を迎え磐石の体制。

[画像:78870f3d-s.jpg]

チームは開幕から破竹の連勝街道をばく進する中、今村選手は野本選手とレフトのポジション争いに加わり、鋭いアタックで得点を量産。まさに水を得た魚のように活躍。

FB_IMG_1515931236291

ファイナル6でJTマーヴェラスに敗れるも、トヨタ車体クインシーズとのファイナル3を勝ち抜き、ファイナルへ駒を進める。

ここでも久光は課題のサーブとブロックが強化されJTを圧倒。二戦ともストレートで勝利し見事日本一の栄冠に輝いた。

そして、この年の活躍ぶりが認められ、今村選手は実に2年ぶりの全日本復帰を果たす。

ライバルはあまたのサイドアタッカー。
チームからは内定選手の井上、中川選手もいる。

リオでは果たせなかった
オリンピック出場に向けて
大学生プレイヤーからVリーガーとして
今村選手は、再び
満を持して東京オリンピックへの
スタートラインにたった。

ライバルは多いが
シャイでストイックという実力派の
本領発揮は、今、これから始まる。