リオデジャネイロオリンピックの誤算があった。

半分忘れている方も多かったかもしれないが、試合進行を早めるために、急遽、テクニカルタイムアウトなし、になった。

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テクニカルタイムアウトまでに、8点、16点を先に取る、というのが、当時の眞鍋ジャパンの鉄則だった。

急に変更され、リズムが狂ったのは言うまでもない。

勿論、全チームイコールだから文句は言えないが、地元ブラジルが中国と準々決勝で対戦し、九分九厘勝っていたにも関わらず敗れた。

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しかも、中国は死のpoolBから這い上がった。
脱帽である。

それはさておき。

直前になって、急にルールが変わってはたまったものではない。

先日もオリンピックだけ未だに12名登録はおかしいと指摘させて頂いたが、リベロ制導入以前のシステムで未だに闘うのは変だ。

早急に変えるべきである。

昨年の全日本を見ると、総力戦でフルセットに持ち込んで勝っている。
当然相手も控え選手が増えるが、持久戦に持ち込んだ場合、持ち駒が多いほうが有利だ。

その辺は考えているとは、思うのだが…。


さて、本題に入ろう。

今年の全日本の記者会見では、昨年に引き続き、レセプションアタックの強化は継続していくのか、という質問があったが、これは当たり前の話。

中田監督はやや戦術に偏りがちだった日本のバレーボールを基本に忠実な形に戻しつつ、かつ低くて速いパスからの日本独自のテンポを重視しており、かつ単調にならないことを掲げている。

サーブレシーブからのアタックの決定率を上げていくのは勿論、今後も持続していくだろう。

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レセプションアタックの決定率が上がれば、次の狙いは勝つために必要な「ブレイク(連続得点)」をとるため。それに他ならない。

ブレイクをとるためには…。

そのためには
「サーブの強化」
これに伴う
「ブロックの強化」
が進められていくものと思われる。

今季久光ではリードブロックを導入し、システムを変えたことがファイナル3以降の巻き返しで成果が出て、トヨタ車体戦ではブロック本数が12本と8本で圧倒。ファイナルのJT戦では8本と5本を決め、勝利に役立てた。特に岩坂選手はファイナルの通算ブロック本数13本のうち8本と顕著で、効果が顕著に出ている。

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今季はアキンラデウォ選手に触発され、ブロードも積極的にトライしている岩坂選手。全日本でもその成果は存分に発揮されるだろう。
 

また、前述の2点と同時進行で進められるものがある。    

昨年の試合でよく見られた、ラリーに持ち込んで決めきれず。或いは、中田監督の指摘していた「拾えないボール(ディグ)の原因がどこか」

この2点を突き詰めていくものと思われる。


それは、つまり…。

「(ラリー中の)アタッカーの決定率を上げる」
 そして
「トランジット(切り返し)」
 
この2つではないかと思われる。


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決定力を上げていくためには…。

ブロックアウト、相手ブロックを弾くスパイクの強化。
ミドルブロッカーとのコンビネーション。バックスパイクの本数を増やす。ミドルの攻撃の幅を工夫する、などが昨年以上に進められていくだろう。  

特に、中田ジャパンになってからミドルブロッカーの得点力が向上しており、攻撃参加の機会が増えている。
今や中田ジャパンを支えていく上でミドルブロッカーの活躍は必要不可欠だ。

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また、アタックコースを読む、強烈な相手アタックを拾うディグの強化が実現すれば、失っていた一点が日本側に回れば、その割合でブレイクの確率が増える。だから相手のアタックなどから反撃に転じるディグからのトランジットが重要となる。
 
昨年はミドルブロッカーの得点力向上とパスヒッターの配置による守備力強化が堅調に成果として出た。
今季は決定力の高いアタッカーを実戦できる使っていくだろうが、

「(ラリー中の)アタッカーの決定率を上げる」
 そして
「トランジット(切り返し)」 

この2点を踏まえつつ、守備力との兼ね合いで今年のアタッカー陣が決まっていくだろう。

それももうまもなく、御披露目されることとなる。