世界選手権が終焉を迎える前、異例とも言える来年のワールドカップ実施が発表された。

これは即ち、2020年までは予定通り日本主導で行くという現れであり、巷を騒がせている赤字問題に歯止めを掛ける狙いもあるようだ。

それはさておき。

昨日、セルビアの優勝を以て閉幕した2018世界選手権。

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ここで、世界選手権の個人成績を紐解いてみる。

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・ベストスコアラー

1位.パオラ・エゴヌ選手 イタリア🇮🇹 
324得点

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2位.ロンネケ・スローティエス選手 オランダ🇳🇱 
276得点

3位.シュ・ティ選手 中国🇨🇳 
227得点


5位.古賀紗理那選手 日本🇯🇵
171得点

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エゴヌ選手の1位は文句なし。スローティエス選手、シュ・ティ選手と世界のスーパーエースが続き、日本の古賀選手が堂々の5位で終えた。




・ベストスパイカー ※アタック決定率

1位.ティヤナ・ボシュコビッチ選手 セルビア🇷🇸 
53.66%

Tijana Boškovic


2位.ミリアム・シッラ選手 イタリア🇮🇹
49.65%

3位.パオラ・エゴヌ選手 イタリア🇮🇹
48.85%


9位.黒後愛選手 日本🇯🇵
39.33%

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日本ではミドルブロッカーの独壇場のアタック決定率だが、オポジットのボシュコビッチ選手が堂々の首位。イタリアのウイングスパイカー・シッラ選手と、オポジットのエゴヌ選手がスローティエス選手らを蹴落とし3位にランクインしている。
イタリア優勝なら間違いなくMVPだったろう。
日本は黒後選手が9位にジャンプアップしている。



・ベストブロッカー 

1位.ガン・二選手 中国🇨🇳
0.89%


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2位.アンナ・ダネージ選手 イタリア🇮🇹
0.84%

3位.ミレーナ・ラシッチ選手 セルビア🇷🇸
0.80%


10位.奥村麻依選手 日本🇯🇵
0.43%

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ベストブロッカーはイタリアのダネージ選手を蹴落として中国のガン・二選手が首位。次いでセルビアのラシッチ選手が3位で終えた。

日本は奥村選手が10位にジャンプアップした。




・ベストサーバー

1位.ロンネケ・スローティエス選手 オランダ🇳🇱
0.56%

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2位.パオラ・エゴヌ選手 イタリア🇮🇹
0.47%

3位.エン・シンゲツ選手 中国🇨🇳
0.38%



7位.荒木絵里香選手 日本🇯🇵
0.24%

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オランダのエース、スローティエス選手が首位。エゴヌ選手、エン・シンゲツ選手が三傑に入り、日本は荒木選手が7位にジャンプアップした。




・ベストセッター

1位.オフェーリア・マリノブ選手 イタリア 🇮🇹
4.00%

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2位.テイ・カ選手 中国 🇨🇳
3.72%

3位.ラウラ・ダイケマ選手 オランダ🇳🇱
3.10%



5位.田代佳奈美選手 日本🇯🇵 
2.70%

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ベストセッターはイタリアのマリノブ選手が首位でフィニッシュ。2位は中国のテイ・カ選手、3位はオランダのダイケマ選手がランクイン。
日本は田代選手が4位のアメリカのロイド選手と僅差の5位で終えた。





・ベストディガー

1位.シルビヤ・ポポビッチ選手 セルビア 🇷🇸
3.23%

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2位.ケルシー・ロビンソン選手 アメリカ🇺🇸
3.19%

3位.モニカ・デ・ジェンナーロ選手 イタリア🇮🇹
3.08%


8位.井上琴絵選手 日本 🇯🇵
2.09%

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ベストディガーはセルビアのポポビッチ選手がトップ。以下、アメリカのケルシー・ロビンソン選手、イタリアのジェンナーロ選手が入る。
日本は井上琴絵選手が8位にジャンプアップして大会を終えた。



・ベストレシーバー

1位.小幡真子選手 日本🇯🇵
46.25%

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2位.ケルシー・ロビンソン選手 アメリカ🇺🇸
41.36%

3位.モニカ・デ・ジェンナーロ選手 イタリア 🇮🇹
33.18%



ベストレシーバー部門では小幡選手がダントツの1位でフィニッシュ。2,3位はアメリカのロビンソン選手と、大きく離れてイタリアよジェンナーロ選手が続く。


個人部門はベスト6に入らないチームの選手が脱落するので、日本人選手も大きくジャンプアップしたが、古賀選手のベストスコア5位、田代選手のベストセッター5位。
そして、なんと言っても木幡選手は堂々たる金字塔である。

これでリベロを今後どうするか、東京オリンピックに向けて予定通りなら12名となるだけに監督も嬉しい悲鳴。

まずは、大会お疲れ様でした。
各選手の健闘を讃えたいと思います。