海外に行く全日本選手が、続々と旅立った。

IMG_20181025_094812

IMG_20181025_094816

IMG_20181025_094851

長岡、冨永選手はイタリアへ。
井上、田代選手はルーマニアでチームメイトとなる。
奥村選手も来季はタイでプレイする。

それぞれが、それぞれの戦場で更なる飛躍を求め、旅立っていく。

来年はワールドカップ。
極めて異例とも言える早期の発表だが、
オリンピックの出場権とは関係ない
ワールドカップ。

東京オリンピックに伴い、2020年は
OQTに出場しないため
ワールドカップが世界一線級との
本番前の腕試しの場とされる。


さて、野球にもバレーボールにも、代表チームがある。

が、プロ野球とバレーボールとは大きな違いがある。

GalleryPic (49)

バレーボーラーの最終地点は全日本だが、野球の最終地点は侍ジャパンではない。
MLBかNPBだ。

バレーボールは全日本選手を養成するためにV-leagueが生まれたが、プロ野球は違う。

侍ジャパンは後付けだ。
また、V-leagueはプロではない。
建前上、実業団である。

プロ野球で侍ジャパンを目指す選手はいないが、バレーボール選手は全日本を目指す。

そのあたりの事情が違う。


IMG_20181021_205243


国内も悠長に構えてはいられない。
新装開店のV-leagueの開幕が違い。

それまでのVプレミアリーグ、チャレンジリーグⅠ、Ⅱという区分けが刷新され、V-1、V-2に区分され、V-1は東西に分かれている。

リニューアルスタート元年だ。

今季からリーグが東西分けになり、外国人選手の起用に際しアジア枠が適用された。

つまり、外国人選手を二名起用するチームがあるため、日本人選手の出番は、その分減るチームもある。

全日本選手の大半は、V-leagueで活躍し、その評価を元に来季、全日本に招集される。

V-leagueの選手はおよそ400名。
そのうち20数名が全日本に招集されるが、大多数はVリーガー。
つまり、V-leagueでの活躍と個人成績が左右されることは言うまでもない。




大本命は久光製薬スプリングス。
岩坂、新鍋、石井、野本、今村、戸江、井上、中川選手と最多の全日本選手を輩出し、古藤、座安、筒井選手など過去全日本で活躍した選手も多数抱えるリーグきっての強豪チーム。

FB_IMG_1525217264971

来季は長岡選手がいないものの、アメリカ代表ミドル・アキンラデウォ選手が今年で二年目。今年も、最も優勝に近いチームと目される。


対抗馬はJTマーヴェラス。
昨年は現体制になってから最高のリーグ二位。公式戦で唯一、久光に土を付け全勝優勝を阻止。
いち早くファイナル進出を決めた。

38e7899d

奥村、井上選手が離脱するも、今年で二年目のセルビアのエース、ブランキッツア・ミハイロビッチ選手。世界選手権での活躍が記憶に新しい。

今年全日本にも選出された芥川愛加選手が切り込み隊長。日立リヴァーレから栗原恵選手が加入。前が高くなった。

内定選手ながら昨年終盤、ライトでレギュラーを獲得した目黒優佳選手、ファイナルでスタメンに抜擢された林琴奈選手。アジアカップでも活躍した。
二人はルーキーとして開幕を迎える。

春高伝説のエース・田中瑞稀選手、レギュラー獲りにリトライの橘井友香選手。奥村選手に代わりミドルのレギュラーを狙う小川杏奈選手。妹は東レアローズの小川愛里奈選手。



昨年自己ベストの3位に食い込んだトヨタ車体クインシーズ。


20180425_221414

闘将・竹田沙希選手、平松美有紀選手をチームを牽引したベテラン選手がともに引退。
若返りが図られる。

二年目の元トルコ代表、ネリマン・ゲンシュレック選手。オズソイ選手の名前のほうが覚えがある。特徴はモーションに入ってからの瞬発力。打ち切るまでが速く、タイミングが取りずらいのでブロックが追い付かない。

今季から日本に復帰の内瀬戸真実選手。
持ち味は高い守備力と速い攻撃。

キャプテンは二年目の高橋沙織選手。
最高到達点310cm超えの高い身体能力を誇るパスヒッター。

そして、全日本帰りの荒木絵里香選手がチームの大黒柱。ネリマン選手とも仲が良い。チーム二年目の渡邊彩選手とともにセンター線を形成する。

一昨年の新人王・小田桃香選手、同期の村永奈央選手ら、若い選手が多い。



昨年、リーグ中に久光製薬スプリングスに土を付けたチームがもうひとつある。

デンソーエアリービーズ。

16683842_1188856217898621_5398882423033607795_n

天皇杯・皇后杯で第二セット、18-24から起死回生の大逆転勝利を収め、フルセットの死闘の末劇的な勝利を飾ったのは記憶に新しい。

エースは全日本でも活躍する鍋谷友理枝選手。今季は故障が完治せず、世界選手権への出場はならならったが、持ち味はサーブでもスターターでもリリーフでもなんでもこいのオールラウンダー。
瞬発力、スピードには定評があり、デンソーが掲げる速いバレーの申し子。バックアタックにも積極的にトライしている。

チームの中軸・石田瑞穂選手。
サーブの名手としても有名で、昨年は主にライトで活躍。バックアタックも積極的にトライ。

レフトは伸び盛りの坂本奈々香選手と工藤嶺選手。上手さが光る坂本選手とパンチ力ある工藤選手が昨年は併用。ここに朝日、中元選手が加わると磐石。

ミドルは新加入のシニアード・ジャック選手と大竹里歩選手が間に合うかどうか。
東レから移籍の野村明日香選手がサイドと兼任。サーブレシーブもできる貴重な存在。


勿論、日本人のみに拘るチームもある。
岡山シーガルズがそうだ。

IMG_20180701_132838


リーグ最大の大所帯を誇る。
中心は、かつて全日本でも活躍した山口舞キャプテンと、同じく宮下遥選手。
エース・佐々木萌選手と、全日本経験もある川島亜依美選手、守護神・丸山亜季選手、攻守に冴えを見せる吉田みなみ選手とベテランが多いチームだったが、
若い才能が目白押し。

昨年、チャレンジリーグⅠで新人王を獲得したサウスポーのオポジット・渡邊真恵選手は高卒ルーキー。今季ルーキーの西村弥菜美選手は黒鷲旗大会や世界ジュニア選手権でも活躍。小柄だがパンチ力があり、サーブレシーブもこなせるマルチプレイヤー。
伸び盛りの金田修佳選手。パワーがついてきてパスヒッターとして成長著しい。

サーブレシーブもこなせるミドル・大楠鼓雪選手。スピードを生かし、山口舞選手の後継者になりたい。成長著しい居村杏奈選手、田口絢佳選手が次世代ミドルなら、エースへの期待膨らむ吉岡美晴選手、次世代リベロ・森田夕貴選手と若い力が目白押し。

外国人選手が増えた中、純血日本人チームとして激戦区の西で他チームとどう立ち向かうか、名将・河本監督の采配は如何に?


2019年全日本を巡る闘いが、もうじき
始まろうとしている。(続く)