全日本で有名になる場合、ニックネームが定着する例もあれば、名前が先になる場合もある。

例えば栗原恵選手と大山加奈選手のメグカナ。
高校時代より有名で、鳴り物入りで全日本に入りブレイクした。

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木村沙織選手も高校生時代から全日本に招集され、ついた渾名がスーパー女子高生。

ミラクルサオリンは後の話。

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メグカナ世代は荒木絵里香選手もいて、この前後の世代はバレーボールでも稀な大型選手が粒揃いの当たり年。

狩野舞子選手は木村沙織選手の二個下で当時木村選手が教育係だったとか。

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それはともかく。


V-leagueの2018/19シーズンはルーキーの当たり年。
関菜々巳選手と入澤まい選手、吉野優理選手と三人の高卒ルーキーが全日本に招集された。

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特にV-1リーグにおける東レアローズの快進撃が記憶に新しく、エース黒後愛選手と司令塔を務めた関菜々巳選手、内定選手の石川真佑選手が選出されている。


実は現在、全日本の選手で明確なニックネームが存在する選手がひとりもいない。

ニックネームは自身のもうひとつの名前として高める役目を持つ。

メグカナも、プリンセスメグとパワフルカナというそれぞれのニックネームを持っていた。

現在、これからの全日本を背負うエースのうち、ポスト木村沙織の呼び声高かったのが古賀紗理那選手と黒後愛選手。

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二人がそう呼ばれたのはそれまでの背景に起因する。

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古賀選手は高校時代からポスト木村沙織の呼び声高く、ブレイクした2015年でその機運が高まった。
ルックス的にもどこか似ていて姉妹のようだった。

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黒後選手は木村沙織選手と同じ下北沢成徳高校出身。同じ東レアローズに短期間ながら所属し、入れ替わるように初年度からレギュラーを務めた。

今年全日本は実質二年目、更なる飛躍が期待される。

両選手は東京オリンピックのみならず、その後のパリオリンピックでも全日本の中核を背負う存在として期待される。

詰まるところ、ニックネームは人気のバロメーターであるとともに、全ては活躍次第。

それによってクローズアップされる。

現在は古賀、石井、黒後選手がエースだが、三者三様。誰がぬけだすか、出世競争でもある。

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そろそろ全日本も、この選手がエース。
そうハッキリ名言出来る選手の登場が待たれる。