先日お伝えした通り、Vリーグ機構が日本バレーボール協会の加盟団体となったことにより、今後バレー界の一本化が進む。

これによりバレー界の序列が明確化され、本来あるべきピラミッド型となり、日本バレーボール協会の決定事項が優先される。

今までは日本バレーボール協会とVリーグ機構が並列であり下部組織でない関係上、日本バレーボール協会からVリーグ機構へ日本代表の人事があっても優先されることはなかったが、実質日本バレー界が一本化へ進むことにより様変わりする。

以後、全日本の人事も最優先事項となり、今後、日本代表の緊急追加招集等が今までより円滑になることが期待される。


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日本バレー界が少しずつあるべき本来の姿になりつつある中で、全日本の令和初戦が少しずつ近づいてきた。

今年はモントルー・バレーマスターズが初戦となる。

現体制になって初参戦だ。
昨年ぐらいから少しずつ、対外試合を積極的に行う方向に転換してきた。

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先日の仮登録では今年度全日本への登録のない長岡選手も含む全員が登録された。

最終的には14名前後に絞られる見込み。
これにより現時点での全日本の背番号が判明した。

3c 岩坂名奈選手
1   長岡望悠選手
2   古賀紗理那選手
4   新鍋理沙選手
5   荒木絵里香選手
6   宮下遥選手
7   石井優希選手
8   内瀬戸真実選手
9   島村春世選手
10 富永こよみ選手
11 鍋谷友理枝選手
12 佐藤美弥選手
13 奥村麻依選手
14 小幡真子選手*16
15 井上琴絵選手
16 黒後愛選手*21
17 田代佳奈美選手*22
18 山岸あかね選手*23
19 今村優香選手*25
20 渡邊彩選手○
21 長内美和子選手○
22 吉野優理選手○
23 入澤まい選手○
24 芥川愛加選手
25 関菜々巳選手○
26 東谷玲衣奈選手○
27 中川美柚選手

※○は初選出。*は背番号の変更のあった選手と昨年の番号。

背番号も若干の若返りが見られた。
松本選手が代表から漏れて小幡選手が14、黒後選手が16、田代選手が17、山岸選手が18、今村選手が19に変更されている。芥川選手が昨年のままなのは、実質今年が勝負だという明示かもしれない。


そもそも、モントルー・バレーマスターズとはどんな大会か?

例年、ナショナルチームの仕事始めたる大会という性格が強く、招集された各国のチームの試運転的な大会に位置する。

昨年はネーションズリーグ初年度ということに加え、開始時期が早かった影響もあり9月初旬に実施されている。


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・開催期間 
2019年5月13日(月)~18日(土) 

・開催地 
モントルー(スイス)  

・参加チーム 

・A組
中国、ドイツ、日本、ポーランド 

・B組
イタリア、スイス、タイ、トルコ 

・試合方式 
参加8チームを4チームずつA・Bの2組に振り分け、各組で1回総当たり戦を行って順位を決定。

各組の4位同士で7-8位決定戦、3位同士で5-6位決定戦を行う。

上位2チームずつでセミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを行い、最終順位を決定する。

ちなみに、モントルーは過去、ロンドンオリンピックの前年となる2011年に優勝、リオデジャネイロオリンピックの前年となる2015年に準優勝と、節目の時期に好成績をあげている。

また、眞鍋ジャパンでは年度別にメンバー構成が変わっており、若手選手中心のBチームでの参加もあれば、主力を参加させて本腰を入れる年度もある。

今年は中田ジャパン初参戦にして来年は東京オリンピックを控えている。
ある程度主力を連れていくかもしれないが、まだ全日本の活動が始まったばかりで、ガチメンで闘う理由もあまりないので、若手選手中心のテスト的な舞台として用いられることが予測される。

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また、先日の予想通り、今年U-18にも登録されている中川、石川、宮部選手は既に全日本合宿から離れており、中川選手はアジアクラブ選手権、石川、宮部選手は黒鷲旗大会に参加中。
三選手はモントルーへの参加は微妙。

日本の初戦は5月13日(月)
いきなり中国と対戦。
以後、ポーランド、ドイツと対戦する。

恐らくここでネーションズリーグのメンバー選考も兼ねられる。
若手選手の起用と活躍に期待したい。