男子は今すぐメダルに手が届く訳ではない。
が、昨年よりも更にパワーアップしている。

ネーションズリーグ2018:6勝9敗
ワールドリーグ2017:6勝5敗 準優勝(グループ2)      
何しろ二年前まではグループ2。
オーストラリアやスロベニア、中国にも苦戦していた。

まだ西田選手もいなかった。
石川選手が故障がちで戦力も揃っていなかった。
福澤選手も参加していない。

当時は藤井選手や大竹選手がまだ駆け出し。
男子は着実にステップアップしている。

少し前まで金星と言われていたアルゼンチンあたりにも勝てるようになっている。


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ネーションズリーグ男子


【第5週ドイツ大会出場選手(14名)】


1 大竹壱青選手
3 藤井直伸選手
5 福澤達哉選手
6 山内晶大選手
7 出耒田敬選手
 ⑧ 柳田将洋選手
10 古賀太一郎選手
11 西田有志選手
12 関田誠大選手
13 髙野直哉選手
14 石川祐希選手
15 李 博選手
20 小野寺太志選手
22 山本智大選手



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・現在の順位

1位.ブラジル
世界ランキング1位 12勝1敗 勝ち点33

2位.イラン
世界ランキング8位 12勝2敗 勝ち点36

3位.ロシア
世界ランキング15位 11勝3敗 勝ち点31

4位.ポーランド
世界ランキング4位 10勝4敗 勝ち点27

5位.フランス
世界ランキング9位 9勝4敗 勝ち点28

6位.イタリア
世界ランキング3位 8勝5敗  勝ち点25

7位.アメリカ
世界ランキング2位 8勝6敗 勝ち点25

8位.カナダ
世界ランキング6位 8勝5敗 勝ち点23

9位. アルゼンチン
世界ランキング7位 7勝7敗 勝ち点23

10位.日本
世界ランキング11位 6勝8敗 勝ち点17

11位.セルビア
世界ランキング10位  5勝9敗 勝ち点14

12位.ブルガリア
世界ランキング14位 5勝9敗 勝ち点13

13位.オーストラリア
世界ランキング16位 3勝11敗 勝ち点13

14位.ドイツ
世界ランキング27位 3勝11敗 勝ち点11

15位.ポルトガル
世界ランキング31位 2勝12敗 勝ち点7

16位.中国
世界ランキング20位 1勝13敗 勝ち点4

 



GalleryPic (74)


男子の次への課題はトップグループに肉薄すること。ブラジル、アメリカ、イラン、フランス、カナダ、ポーランド、ロシア、そしてイタリア。
このグループと互角に渡り合えたその時こそ、全日本男子の躍進が始まる。

まずは秋のワールドカップ。
晴れの舞台で全日本男子復活の狼煙をあげたい。
まずは残るドイツ戦に勝利すること。

突き抜けるまであと一息。
頑張れ、ニッポン!!





・プール17 オーストラリアラウンド

オーストラリア、アルゼンチン、中国、ロシア

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上位争いのロシアと当落線上のアルゼンチンがいるオーストラリアラウンド。


12:00〜 

16位.中国
世界ランキング20位 1勝13敗 勝ち点4
0-3
(23-25 23-25 26-28)
◯3位.ロシア
世界ランキング15位 11勝3敗 勝ち点31

ロシアが執念を見せる中国を振り切りストレート勝ち。全て2点差。

・ベストスコアラー
JINGYI WANG選手(中国)

029

DAOSHUAI JI選手(中国)

848

13得点




15:00〜

13位.オーストラリア
世界ランキング16位 3勝11敗 勝ち点13
0-3
(23-25 18-25 24-26)
◯9位. アルゼンチン
世界ランキング7位 7勝7敗 勝ち点23

アルゼンチンが最終戦白星で勝ち越しを決める。

・ベストスコアラー 
ブルーノ・リマ選手(アルゼンチン)

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17得点



・プール18 ブラジルラウンド

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ブラジル、イタリア、カナダ、フランス

大激戦区のブラジルラウンド。カナダは四方を大敵に囲まれカード的に不利。

4:00〜

8位.カナダ
世界ランキング6位 8勝5敗 勝ち点23
0-3
(22-25 26-28 23-25)
◯5位.フランス
世界ランキング9位 9勝4敗 勝ち点28

フランス、カナダとの接戦を制し10勝目をあげる。

・ベストスコアラー
ニコラス・ホーグ選手(カナダ)

163

16得点





7:00〜 

◯1位.ブラジル
世界ランキング1位 12勝1敗 勝ち点33
3-1
(26-28 25-22 25-18 25-18)
6位.イタリア
世界ランキング3位 8勝5敗  勝ち点25

ブラジルがイタリアに競り勝ち1位通過。

・ベストスコアラー
リカルド・ソウザ選手(ブラジル)

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19得点



・プール19 ブルガリアラウンド

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ブルガリア、イラン、セルビア、アメリカ

イランにとって比較的相手に恵まれたブルガリアラウンド。アメリカは決勝ラウンド進出の命運が懸かる。

23:00〜

2位.イラン
世界ランキング8位 12勝2敗 勝ち点36
0-3
(25-27 21-25 20-25)
7位.アメリカ
世界ランキング2位 8勝6敗 勝ち点25

当落線上のアメリカ。2位イランを相手に意地のストレート勝ちを収める。

・ベストスコアラー
ベンジャミン・パッチ選手(アメリカ)

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16得点



2:40〜

◯11位.セルビア
世界ランキング10位  5勝9敗 勝ち点14
3-0 
(25-23 25-12 25-18)
12位.ブルガリア
世界ランキング14位 5勝9敗 勝ち点13

中位集団のせめぎあい、セルビアがストレートで6勝目をマーク。

・ベストスコアラー
ドラジェン・ルブリッチ選手(セルビア)

192

20得点



・プール20 ドイツラウンド

ドイツ日本、ポーランド、ポルトガル

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相手に恵まれたポーランド。日本はポーランドに勝てばこのラウンド全勝の可能性を秘める。

21:00〜

14位.ドイツ
世界ランキング27位 3勝11敗 勝ち点11
2-3
(17-25 25-23 25-21 18-25 9-15)
◯10位.日本
世界ランキング11位 6勝8敗 勝ち点17


・全日本男子バレーボールチームのスターティングメンバー

・レフト:福澤達哉選手、柳田将洋選手
・オポジット:西田有志選手
・センター:李博選手、小野寺大志選手
・セッター:藤井直伸選手
・リベロ:山本智大選手    

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日本の最終戦、第一セット。
西田選手のライトからのクロス、ドイツのライトからのクロス、小野寺選手のクイックでブロックアウト、小野寺選手の左手でプッシュ、西田選手のサービスエースで4-1。西田選手のサーブアウト、柳田選手のレフトからのクロス、柳田選手のサーブアウト、ラリーの末、福澤選手のレフトからのストレート、西田選手のバックライトからのブロックアウト、ラリーの末福澤選手のレフトからのストレートで8-3と日本がリードする。
西田選手のバックライトからのストレート、ドイツはフロム選手のレフトからのブロックアウト、サーブアウト、福澤選手のブロックで日本ブレイクし11-4でドイツタイムアウト。
ラリーの末、こぼれ球を西田選手のダイレクト、李選手のクイック、ドイツはクイックで切るとレフトからのブロックアウトでブレイクし6-13。ドイツサーブアウト、レフトからのクロス、柳田選手のレフトからのフェイント、ドイツのレフトからのブロックアウト、西田選手のライトからのアタックをブロック、サービスエースでドイツ3連続得点で10-15に迫られ日本タイムアウト。ラリーの末ドイツが押し合いを制す、福澤選手のパイプで切り日本16-11とリードする。
西田選手のネットインサービスエース、サーブアウト、日本レシーブの連携ミス、サービスエースでドイツ3連続得点で17-14に迫られ日本二回目のタイムアウト。サーブで崩されドイツのクイックを小野寺選手ブロック、日本関田、大竹選手を二枚換え、高野選手を投入。福澤選手のレフトからの速いストレートを巡りドイツチャレンジ成功。ドイツサーブアウト、福澤選手のレフトからのブロックアウトで20-16としドイツタイムアウト。ドイツライトからのストレートがアウト、ドイツがラリーをクイックで制す、大竹選手のライトからのブロックアウト。ここで二枚換えを戻す。ドイツのレフトからのアタックアウト、ドイツのホールディングで日本セットポイント。西田選手のライトからのクロスで日本が25-17で第一セットを先制する。 

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第二セット、ドイツのライトからのクロス、サーブアウト、レフトからのブロックアウト、小野寺選手のクイック、西田選手のバックライトからのブロックアウト、ドイツのレフトからのアタックアウトで3連続得点し4-2。ドイツのダイレクト、柳田選手のレフトからのクロス、ドイツのレフトからのブロック吸い込み、西田選手のバックライトからのブロックアウト、小野寺選手のサーブアウト、ドイツのサーブアウト、藤井選手のサービスエースで日本8-5とリードする。
李選手のクイック、ドイツのライトからのクロス、福澤選手のパイプ、李選手のサーブアウト、ドイツのネットインサービスエースでブレイクし9-10。日本は柳田選手のレフトからのストレート、ドイツのクイック、福澤選手のパイプ、ドイツのサイドアウト、福澤選手のレフトからのクロス、ドイツのタッチネット、李選手のブロック、ドイツのコンビミスで4連続得点し16-11とリードする。
ドイツのダイレクト、ライトからのブロックアウトでドイツブレイク、日本の連携ミスで14-16に迫られ日本タイムアウト。西田選手のバックライトからのブロックアウトで切るも、キルシュ選手のライトからのクロス、ドイツのサーブアウト、クイック、柳田選手のレフトからのアタックをブロックしドイツブレイクし18-17。西田選手のライトからのブロックアウト、キルシュ選手のライトからのクロス、レフトからのブロックアウトでドイツ19-19の同点に追い付く。日本は小野寺選手のクイックで切ると20-19でドイツタイムアウト。西田選手のサーブアウト、ドイツのクイックで21-20とドイツ逆転。日本は高野選手を投入。藤井選手のブロック、大竹選手を投入。日本ブロックで22-21としドイツ二回目のタイムアウト。ドイツのバックライト、福澤選手のレフトからのクロス、大竹選手のライトからのアタックアウト、ドイツのサービスエースでドイツ逆転しセットポイント。ここで日本二回目のタイムアウト。最後はドイツの連続サービスエースで逆転し25-22で取り1-1のイーブンへ。

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第三セット、高野選手をスタートから起用。西田選手のライトからのブロックアウト、ドイツのライトからのストレートコースのアタックアウト、福澤選手のパイプで日本3-0でドイツタイムアウト。
日本のタッチネット、ドイツのレフトからのクロス、西田選手のライトからのアタックアウト、ドイツのサービスエースでドイツ4-3と逆転。日本は高野選手のレフトからのブロックアウト、西田選手のサービスエースでブレイク。西田選手のサーブアウト、小野寺選手のクイック、ドイツのレフトからのストレート、ドイツのサーブアウト、ツーアタック、福澤選手のレフトからのブロックアウトで8-7と日本リード。
ドイツのレフトからのフェイント、西田選手のレフトからのアタックをブロックしドイツ9-8と逆転。ドイツサーブアウト、福澤選手のサーブアウト、高野選手のレフトからのアタック、ドイツのレフトからのストレート、サーブアウト、西田選手のネットインサービスエース、ヒルシュ選手のライトからのアタックアウトでドイツタイムアウト。
ドイツはレフトからのブロックアウトで切ると日本のパイプ、ドイツのレフトからのアタック判定を巡りドイツチャレンジ失敗で15-12。高野選手のサーブアウト、ドイツのレフトからのアタックアウトで16-13で日本がリードする。 
日本のサーブアウト、西田選手のバックライトがアウト、ドイツのサーブアウト、日本は大竹選手を投入。ドイツライトからのブロックアウト、ドイツブロックで17-17。ドイツサーブアウト、バックライト、ドイツクイックで19-18とリードし日本タイムアウト。大竹選手のライトからのストレートを巡りドイツチャレンジ失敗。ドイツブロック、サービスエースでドイツ21-19と二点リードし日本二回目のタイムアウト。ドイツサーブアウト、大竹選手サーブアウト、日本のレシーブの乱れでドイツブレイクしドイツ23-20。西田選手を戻す。ドイツサーブアウト、前衛に出耒田選手を投入。ドイツクイックでセットポイント。最後はヒルシュ選手のバックライトでドイツが25-21でセット連取する。

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第四セット、関田、山内選手を投入。
ドイツ3-0で日本タイムアウト。日本レフトからのブロックアウト、西田選手のサーブで崩して小野寺選手のブロック、西田選手のサービスエースで3-3の同点。ドイツのサイドアウト、サーブアウト、レフトからのブロックアウト、福澤選手のパイプ、西田選手のバックライト、ドイツのクイック、サービスエース、レフトからのブロックアウトでドイツ8-6とリードする。
ドイツサーブアウト、ドイツのコンビミスから高野選手のレフトからのブロックアウト、ドイツのチャレンジ失敗、関田選手のサービスエースで日本10-8でドイツタイムアウト。ラリーから山内選手のクイック、ドイツクイック、西田選手のレフトからのクロス、ドイツレフトからのブロックアウト、西田選手のライトからのクロス、ヒルシュ選手のライトからのクロスを日本ブロック、福澤選手のレフトからのストレート、ネット際の攻防を巡り日本チャレンジ成功。日本16-11とリードする。
ドイツのレフトからのブロックアウト、福澤選手のレフトからのブロックアウト、ヒルシュ選手のレフトからのプッシュ、ドイツサーブアウト、ここで大竹、藤井選手を二枚換えで投入。ラリーの末ドイツのレフトからのアタック、高野選手のレフトからのアタック、大竹選手のライトからのアタックをブロック。日本は二枚換えを戻す。ドイツサーブアウト、関田選手のサーブアウト、山内選手のクイックでブロックアウト、高野選手のサーブアウト、ドイツのサービスエース、山内選手のクイック、サービスエースでブレイクし23-18でドイツタイムアウト。
ドイツのレフトからのアタックアウトで日本セットポイント。最後はドイツのレフトからのアタックアウトで25-18で取りフルセットへもつれ込む。

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迎えた最終セット、福澤選手のレフトからのブロックアウト、ドイツのレフトからのブロックアウト、ドイツのサーブアウト、福澤選手のレフトからのインナークロスで3-1としドイツタイムアウト。西田選手のサービスエース、しつこくリバウンドを取って西田選手のバックライトで5-1。西田選手のサーブアウト、サーブで崩してドイツダイレクト、ドイツサーブアウト。福澤選手のサーブアウト、ドイツのサーブアウト、福澤選手のパイプで8-4と日本リードしコートチェンジ。
ドイツクイック、ヒルシュ選手のサーブアウトで日本9-5としドイツ二回目のタイムアウト。ヒルシュ選手のバックライト、高野選手のライトからのクロス、ドイツのレフトからのブロックアウト、サービスエースでドイツブレイクし8-10。福澤選手のブロック、ドイツのバックライト失敗で日本ブレイクし12-8。ドイツのコンビミスからレフトからのアタックを小野寺選手がブロックの際、ドイツネットタッチチャレンジ失敗。ドイツクイック、ドイツサービスエースで日本マッチポイント。大竹選手を投入。ドイツのクイックがアウト判定を巡りドイツチャレンジ失敗で日本15-9で取り3-2で勝利しました。

・ベストスコアラー
西田有志選手(日本)
 
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22得点

第一セットの序盤楽勝ペースから一転、第二セット以降、石川選手不在の影響で西田選手にトスが偏り苦しむも、関田選手を投入した第四セット以降立て直し、辛くも勝利しました。西田選手意外での得点力という点で課題が残ったものの勝ちきったのは大きいです。

西田選手は大会ベストスコアラー、最多サービスエースとしばらく見たことのない記録を打ち立てました。日本は7勝8敗で女子と同じ成績でネーションズリーグを終えることとなり、着実にステップアップを果たしています。

石川、柳田選手は秋までにコンディションを整え、まずは次のアジア選手権に臨んで頂きたいと思います。

頑張れ、ニッポン!





0:00〜

◯4位.ポーランド
世界ランキング4位 10勝4敗 勝ち点27
3-0
(25-18 25-21 25-20)
15位.ポルトガル
世界ランキング31位 2勝12敗 勝ち点7

ポーランドがポルトガルを下し11勝目で予選ラウンドを終える。

・ベストスコアラー
ピョートル・ウカシク選手(ポーランド)
757


ロウレンソ・マーティンズ選手(ポルトガル)

105


12得点



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長かったネーションズリーグもこれで最終戦。
終盤2ラウンドは固定メンバーで闘い、チーム力をあげることを主眼においてきた全日本男子。

秋に繋げるためにも、来年に繋げるためにも
頑張れ、ニッポン!






・最終戦の順位

1位.ブラジル
世界ランキング1位 14勝1敗 勝ち点39

2位.イラン
世界ランキング8位 12勝3敗 勝ち点36

3位.ロシア
世界ランキング15位 12勝3敗 勝ち点34 

4位.フランス
世界ランキング9位 11勝4敗 勝ち点34

5位.ポーランド
世界ランキング4位 11勝4敗 勝ち点30

6位.アメリカ
世界ランキング2位 9勝6敗 勝ち点28

7位. アルゼンチン
世界ランキング7位 8勝7敗 勝ち点26

8位.イタリア
世界ランキング3位 8勝7敗  勝ち点25

9位.カナダ
世界ランキング6位 8勝7敗 勝ち点23

10位.日本
世界ランキング11位 7勝8敗 勝ち点19

11位.セルビア
世界ランキング10位  6勝9敗 勝ち点17

12位.ブルガリア
世界ランキング14位 5勝10敗 勝ち点13

13位.オーストラリア
世界ランキング16位 3勝12敗 勝ち点13

14位.ドイツ
世界ランキング27位 3勝12敗 勝ち点12

15位.ポルトガル
世界ランキング31位 2勝13敗 勝ち点7

16位.中国
世界ランキング20位 1勝14敗 勝ち点4

決勝ラウンド進出チームはブラジル、イラン、ロシア、フランス、ポーランドと、決勝ラウンド主催国アメリカが決定。

日本は7勝8敗・10位で大会を終えた。
これは昨年の6勝9敗を上回り成長を伺わせた。
ただ、結果論ではあるが、日本が決勝ラウンドに進むには5位のポーランド・11勝4敗・勝ち点30以上が必要であり、まだまだ遠い道程であることが分かる。

ちなみに女子は7勝8敗・勝ち点22の9位で本大会に限っていえばほぼ肩を並べるところまでやってきている。



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


・個人部門


ベストスコアラー

1.西田有志選手(日本)

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220得点



2.アミール・ガフール選手(イラン)

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208得点


3.サイモン・ハーシュ選手(ドイツ)

564

205得点


ベストスコアラー部門で日本の若きサウスポーエース、西田有志選手が堂々の1位にランクされた。これは日本のバレーボール界の歴史に名を刻む大きな記録である。

今後、西田選手へのマークが厳しくなるが、より一層の精進を期待して止まない。
尚、最終戦欠場の石川祐希選手も194得点で5位に付けている。




・ベストアタッカー(アタック決定率)

1.アミール・ガフール選手(イラン)

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57.73%


2.ベンジャミン・パッチ選手(アメリカ)

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56.79%


3.リカルド・ソウザ選手(ブラジル)

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56.60%


6.石川祐希選手(日本)

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53.29%


日本ではミドルブロッカーの独壇場たるベストアタッカー部門。ガフール選手がここでも上位。日本の石川選手も堂々の6位にランクイン。





・ベストブロッカー

1.グレアム・ビグラス選手(カナダ)

693

0.50

2.モハンマド・ムーサビ選手(イラン)

068

0.49


3.IGOR PHILIPPOV選手(ロシア)

430


0.44

ベストブロッカー部門はカナダのビグラス選手が首位。不得手の日本は小野寺選手が31位につけている。

31.小野寺太志選手(日本)

250

0.27



・ベストサーバー

1.西田有志選手(日本)
20190603_010041


0.39

2.イーゴリ・クリュカ選手(ロシア) 
232


0.37


3.arshdeep dosanjh 選手(オーストラリア)

214

0.30

ベストサーバー部門でも西田選手が堂々の首位に輝き二冠王を達成。秋のワールドカップでは大ブレイクの予感すらさせる。
現時点での手応えは石柳こと石川、柳田選手以上の結果を残している。今後の更なる成長に期待する。



・ベストセッター

1.サイード・マルーフ選手(イラン)

750

8.42


2.サイモン・ジャネッリ選手(イタリア)

846

6.86


3.ブルット・ウオルシュ選手(カナダ)

837

6.00


8.関田誠大選手(日本)

102

3.76


日本のV-leagueにはないベストセッター部門。イランのマルーフ選手がトップ。日本の関田選手は8位につけている。




・ベストディガー

1.サンティアゴ・ダナニ選手(アルゼンチン)

486

2.36



2.ファビオ・バラーゾ選手(イタリア)

237

2.21



3.ルーク・ペリー(オーストラリア)

357

1.95


8.山本智大選手(日本)

110

1.41



これまた日本にはないベストディガー部門。アルゼンチンのサンティアゴ選手がトップ。日本の山本選手が8位につけている。



・ベストレシーバー

1.ターレス・ホス選手(ブラジル)

076

25.98



2.サンティアゴ・ダナニ選手(アルゼンチン)

486

25.07


3.ジュリアン・ツェンガー選手(ドイツ)

124

22.86


13.福澤達哉選手(日本)

611

15.77


ベストレシーバー部門はブラジルのターレス・ホス選手がトップ。サンティアゴ選手はベストディガートップと並び二部門で上位。実質世界一のリベロと言っても差し支えあるまい。日本のトップは福澤達哉選手が13位につけている。


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日本の西田選手がベストスコアラーとベストサーバーの二冠を達成。これは日本バレーボール史上に残る大きな分岐点となる。

西田選手にはワールドカップでも大暴れしベストスコアラーを目指して貰いたい。