昨日の報道通り、奥村麻依選手と井上琴絵選手がそれぞれデンソーエアリービーズに入団した。
二人は元々、JTマーヴェラスでのチームメイト。
先にデンソーへの入団を決めていた田代佳奈美選手と井上琴絵選手は昨年、CSMブカレストでチームメイト。
全日本の海外帰りの選手が続々とデンソーに集まり、鍋谷友理枝選手と合流する。
彼女たちは東京オリンピックまでのラストイヤーをデンソーで、日本のV-leagueで過ごすこととなる。
ワールドカップまでこれから最後の総仕上げ。
長内美和子選手と石川真佑選手も合流し、最後のふるい落としがはじまっている。
ワールドカップは以下のメンバーの中から14名が選出され、闘うこととなる。
古賀紗理那選手
OH NECレッドロケッツ 180cm/67kg
岩坂名奈選手
MB 久光製薬スプリングス 187cm/75kg
新鍋理沙選手
OH 久光製薬スプリングス 173cm/64kg
荒木絵里香選手
MB トヨタ車体クインシーズ 186cm/81kg
宮下遥選手
S 岡山シーガルズ 177cm/61kg
石井優希選手
OH 久光製薬スプリングス 180cm/68kg
鍋谷友理枝選手
OH デンソーエアリービーズ 176cm/55kg
佐藤美弥選手
S 日立リヴァーレ 175cm/62kg
奥村麻依選手
MB 日本バレーボール協会 177cm/69kg
小幡真子選手
L JTマーヴェラス 164cm/56kg
井上琴絵選手
L 日本バレーボール協会 162cm/55kg
黒後愛選手
OH 東レアローズ 180cm/69kg
田代佳奈美選手
S デンソーエアリービーズ 173cm/66kg
山岸あかね選手
L 埼玉上尾メディックス 165cm/55kg
渡邊彩選手
MB トヨタ車体クインシーズ 176cm/68kg
長内美和子選手
OH 日立リヴァーレ 175cm/67kg
芥川愛加選手
MB JTマーヴェラス 180cm/62kg
石川真佑選手
OH 東レアローズ 173cm/66kg
長内選手は元々A,B代表掛け持ちだったので、U-20、アジア選手権の連続MVPを獲得した石川真佑選手ひとりが実力で扉をこじ開けた。
願わくば、石川選手が東京オリンピックからパリオリンピックへの経験値を引き継ぐひとりになることを切望して止まない。
そして、古賀紗理那、黒後愛選手たちとともに次の日本バレー界を牽引するひとりとなるであろう。
その前に狭き門を勝ち取るための最後の関門へ向かう。
さて、欧州選手権も六日目。
予選ラウンドも終局へ向かう。
第31回CEVヨーロッパ女子バレーボール選手権大会2019
・実施期間:2019年08月23日(金)~09月08日(日)
・実施期間:2019年08月23日(金)~09月08日(日)
・開催地:トルコ/ポーランド/ハンガリー/スロバキア
アジア選手権同様、2年に一度の開催となり、グラチャン開催年の場合、優勝チームがグラチャンに出場する。
■出場チーム
・A組/トルコ・アンカラ
トルコ
セルビア
ブルガリア
フランス
フィンランド
ギリシア
・B組/ポーランド・ウッチ
ポーランド
イタリア
ベルギー
ウクライナ
ポルトガル
スロベニア
・C組/ハンガリー・ブダペスト
ハンガリー
オランダ
クロアチア
アゼルバイジャン
ルーマニア
エストニア
・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
スロバキア
ロシア
ドイツ
ベラルーシ
スペイン
スイス
※赤字はワールドカップ出場国。
特徴的なのは出場国が多く、壮大なスケールとなること。そのため、大規模な国際大会には殆ど出場しない国も多く、フランス、ルーマニア、エストニア、ギリシャなどのバレー後進国も多く含まれる。
また、セルビア、オランダ、ロシアにとってはワールドカップ前の前哨戦となる。
※第一目~第四日目の結果は「2019欧州選手権開幕!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33045226.html
※第一目~第四日目の結果は「2019欧州選手権開幕!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33045226.html
※第五日目〜第六日目の結果は「2019欧州選手権 第五日目・第六日目 / 長内・石川選手がシニア合宿に合流!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33061048.html
・第6日終了時点の順位
・A組/トルコ・アンカラ
・A組/トルコ・アンカラ
セルビア 4勝 勝ち点12
トルコ 4勝 勝ち点11
ギリシア 2勝3敗 勝ち点6
ブルガリア 1勝3敗 勝ち点4
フィンランド 1勝3敗 勝ち点4
フランス 1勝4敗 勝ち点2
・B組/ポーランド・ウッチ
イタリア 4勝 勝ち点12
ベルギー 4勝1敗 勝ち点11
ポーランド 3勝1敗 勝ち点10
スロベニア 2勝3敗 勝ち点5
ウクライナ 4敗 勝ち点1
ポルトガル 4敗 勝ち点0
・C組/ハンガリー・ブダペスト
オランダ 4勝 勝ち点12
クロアチア 3勝2敗 勝ち点10
アゼルバイジャン 3勝1敗 勝ち点7
ルーマニア 2勝2敗 勝ち点6
ハンガリー 1勝3敗 勝ち点3
エストニア 0勝5敗 勝ち点1
A組はセルビア、トルコの一騎討ち。B組はイタリア、ベルギー、ポーランドの首位争い。C組はオランダを筆頭にクロアチア、アゼルバイジャンを交え2位以下は混戦。D組はドイツが5戦全勝の快進撃。追うロシア、スロバキア。
ワールドカップ前の前哨戦、欧州選手権は予選ラウンドの終盤です。
・第七日目の結果
08月29日(木) 第7日 1次リーグ
・A組/トルコ・アンカラ
17:00 WFA-14 A組
◯ブルガリア
3-0
(25-14 25-21 25-19)
フィンランド
・ベストスコアラー
Piia KORHONEN選手(フィンランド)
15得点
19:30 WFA-15 A組
トルコ
1-3
(25-23 19-25 22-25 22-25)
◯セルビア
・ベストスコアラー
ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)
20得点
・B組/ポーランド・ウッチ
・B組/ポーランド・ウッチ
18:00 WFB-14 B組
ポルトガル
0-3
(22-25 15-25 20-25)
◯ウクライナ
・ベストスコアラー
Karyna DENYSOVA選手(ウクライナ)
13得点
20:30 WFB-15 B組
◯ポーランド
3-2
(25-14 19-25 13-25 25-21 15-12)
イタリア
・ベストスコアラー
パオラ・エゴヌ選手(イタリア)
25得点
・C組/ハンガリー・ブダペスト
・C組/ハンガリー・ブダペスト
15:30 WFC-14 C組
ルーマニア
0-3
(15-25 14-25 21-25)
◯アゼルバイジャン
・ベストスコアラー
ポリーナ・ラヒモワ選手(アゼルバイジャン)
30得点
18:00 WFC-15 C組
ハンガリー
0-3
(17-25 13-25 15-25)
◯オランダ
・ベストスコアラー
ロンネケ・スローティエス選手(オランダ)
18得点
・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
17:30 WFD-14 D組
◯スイス
3-1
(19-25 25-18 29-27 25-21)
ベラルーシ
・ベストスコアラー
マジャ・シュトルク選手(スイス)
29得点
20:00 WFD-15 D組
スロバキア
0-3
(14-25 9-25 12-25)
◯ロシア
・ベストスコアラー
イリーナ・ボロンコワ選手(ロシア)
14得点
<大会日程>
08月24日(土) 第2日 1次リーグ
08月25日(日) 第3日 1次リーグ
08月26日(月) 第4日 1次リーグ
08月27日(火) 第5日 1次リーグ
08月28日(水) 第6日 1次リーグ
08月29日(木) 第7日 1次リーグ
08月30日(金) 休息日
08月31日(土) 休息日
09月01日(日) 第8日 1回戦
09月02日(月) 休息日
09月03日(火) 休息日
09月04日(水) 第9日 準々決勝
09月05日(木) 休息日
08月06日(金) 休息日
09月07日(土) 第10日 準決勝
09月08日(日) 第11日 3位戦、決勝戦
・第六日目終了時点の順位
・A組/トルコ・アンカラ
・A組/トルコ・アンカラ
セルビア 5勝 勝ち点15
トルコ 4勝1敗 勝ち点11
ブルガリア 2勝3敗 勝ち点7
ギリシア 2勝3敗 勝ち点6
ー決勝ラウンド進出ー
フィンランド 1勝4敗 勝ち点4
フランス 1勝4敗 勝ち点2
・B組/ポーランド・ウッチ
イタリア 4勝1敗 勝ち点13
ポーランド 4勝1敗 勝ち点12
ベルギー 4勝1敗 勝ち点11
スロベニア 2勝3敗 勝ち点5
ー決勝ラウンド進出ー
ウクライナ 1勝4敗 勝ち点4
ポルトガル 5敗 勝ち点0
・C組/ハンガリー・ブダペスト
オランダ 5勝 勝ち点15
アゼルバイジャン 4勝1敗 勝ち点10
クロアチア 3勝2敗 勝ち点10
ルーマニア 2勝3敗 勝ち点6
ー決勝ラウンド進出ー
ハンガリー 1勝4敗 勝ち点3
エストニア 0勝5敗 勝ち点1
・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
ドイツ 5勝 勝ち点14
ロシア 4勝1敗 勝ち点13
スロバキア 3勝2敗 勝ち点8
スペイン 2勝3敗 勝ち点5
ー決勝ラウンド進出ー
ベラルーシ 1勝4敗 勝ち点4
スイス 5敗 勝ち点1
欧州選手権は各組の上位4チームずつ、16チームが決勝ラウンドに進出します。
予選ラウンドでは世界選手権優勝のセルビア、ドイツが全勝通過。特にイタリアを破ったポーランドとロシアを破ったドイツの白星が光ります。
・決勝ラウンド一回戦(ベスト16)のカード
大会8日目
9月1日(日)
ポーランド・ウッチ
WEF-06
ポーランド
vs
スペイン
WEF-06
ドイツ
vs
スロベニア
トルコ・アンカラ
WEF-01
セルビア
vs
ルーマニア
WEF-02
トルコ
vs
クロアチア
スロバキア・ブラチスラヴァ
WEF-05
イタリア
vs
スロバキア
WEF-08
ロシア
vs
ベルギー
ハンガリー・ブダペスト
WEF-03
オランダ
vs
ギリシャ
WEF-04
アゼルバイジャン
vs
ブルガリア
日曜日の決勝ラウンド一回戦でベスト8が出揃います。ワールドカップの前哨戦たる欧州選手権もこれより佳境。
東京オリンピックでも凌ぎを削る欧州勢の動向から目が離せません。