ワールドカップの出場メンバーが決まった。

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※詳しくは「ワールドカップ2019 メンバー発表!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33150459.html?jprank=1&cat=186

 
かなり思い切った決断ではあるが、今回のメンバーが=東京オリンピックのメンバーではない。

今回外れた田代、井上選手は勿論、今年試合出場がなかった島村、内瀬戸、冨永選手たちもてぐすね引いてチャンスを待っている。

勿論、長岡選手もだ。


ただ、どうしても気になることがひとつ。

現在のV-leagueのトレンドであり、全日本Bチーム活躍の原動力となった機動力を有するオポジットが一人もいないことだ。

生粋のオポジットは新鍋選手ひとりだけ。
サーブレシーブの水準の高さは勿論、決定力もブロックもそつなくこなすのだが、ミドルブロッカーとコンビを絡めたり、機動力を絡めてブロードを打つ訳でもなく、バックアタックのオプションがない。

ここに長岡望悠選手が加わっても同様。
バックアタックのオプションと攻撃力は増すが、その分、サーブレシーブが薄くなる。


全日本シニアはここが遅れを取っている。

全日本Bチームの躍進の秘訣に、このライト側の攻撃があり、今後外せない要因のひとつ。

今の全日本には機動力が足りない。
そう、ミドルとライトを絡めての攻撃が。


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ミドルブロッカーがライト側に回ってオポジットの動きをこなす、或いはオポジットがダブルブロードなどミドルブロッカーの動きをこなす選手がいない。

眞鍋ジャパンの頃の山口舞選手のような機動力を活かせる選手が欲しい。

鍋谷選手も長内選手も、石川選手も本職はレフト。
生粋のライトではない。

V-leagueにも候補は沢山いる。
山内美咲選手、荒谷栞選手、窪田美侑選手。

ワールドカップはもう間に合わないので、来年までに目処をたてたい。

山内美咲選手が年間故障なくプレイして、サーブレシーブでも相応の成果を収められれば有力候補として挙げたい。

勿論、まずはリーグの結果を見てからだが、石川選手が来季、東レでどういう使われ方をするのか気になる。

クラン選手をライトに入れてレフトか、或いは従来通り、黒後、クラン選手をレフトで、石川選手がライトか?

石川選手がライトで使われる可能性は高い。
今後の成長次第で全日本三人目のライトとしても活躍する可能性は高い。
お兄さんもライト側の攻撃も上手い。

幅のある選手に育って欲しい。



さて、欧州選手権もベスト8
:クォーターファイナル(準々決勝)を迎える。


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第31回CEVヨーロッパ女子バレーボール選手権大会2019

・実施期間:2019年08月23日(金)~09月08日(日)

・開催地:トルコ/ポーランド/ハンガリー/スロバキア

アジア選手権同様、2年に一度の開催となり、グラチャン開催年の場合、優勝チームがグラチャンに出場する。


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■出場チーム

・A組/トルコ・アンカラ
トルコ
セルビア
ブルガリア
フランス
フィンランド
ギリシア

・B組/ポーランド・ウッチ
ポーランド
イタリア
ベルギー
ウクライナ
ポルトガル
スロベニア

・C組/ハンガリー・ブダペスト
ハンガリー
オランダ
クロアチア
アゼルバイジャン
ルーマニア
エストニア

・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
スロバキア
ロシア
ドイツ
ベラルーシ
スペイン
スイス

※赤字はワールドカップ出場国。

特徴的なのは出場国が多く、壮大なスケールとなること。そのため、大規模な国際大会には殆ど出場しない国も多く、フランス、ルーマニア、エストニア、ギリシャなどのバレー後進国も多く含まれる。

また、セルビア、オランダ、ロシアにとってはワールドカップ前の前哨戦となる。

※第一目~第四日目の結果は「2019欧州選手権開幕!」を参照→
http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33045226.html

※第五日目〜第六日目の結果は「2019欧州選手権 第五日目・第六日目 / 長内・石川選手がシニア合宿に合流!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33061048.html

※第七日目の結果は「2019欧州選手権 第七日目」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33076857.html

※第八日目の結果は「欧州選手権 第八日目 決勝ラウンド 第一回戦」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33094798.html

※第九日目の結果は「欧州選手権 第九日目 決勝ラウンド クォーターファイナル(準々決勝)」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33116213.html


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セルビア、イタリア、トルコ、ポーランドの4チームがベスト4に進出しました。
予選ラウンド快進撃のドイツ、ロシア、そしてオランダが姿を消し、ヨーロッパの層の厚さを感じます。

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<大会日程>

08月23日(金) 第1日 1次リーグ
08月24日(土) 第2日 1次リーグ
08月25日(日) 第3日 1次リーグ
08月26日(月) 第4日 1次リーグ
08月27日(火) 第5日 1次リーグ
08月28日(水) 第6日 1次リーグ

08月29日(木) 第7日 1次リーグ
08月30日(金) 休息日
08月31日(土) 休息日

09月01日(日) 第8日 1回戦
09月02日(月) 休息日
09月03日(火) 休息日
09月04日(水) 第9日 準々決勝

09月05日(木) 休息日
08月06日(金) 休息日

09月07日(土) 第10日 準決勝
09月08日(日) 第11日 3位戦、決勝戦


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・決勝ラウンドセミファイナル(準決勝)のカード 


大会10日目
 

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・セミファイナル(準決勝)のカード

◯セルビア
3-1 
(25-22 25-21 21-25 25-20)
イタリア

終始攻勢の女王セルビア、イタリアに競り勝ち決勝戦へ駒を進める。

・ベストスコアラー
パオラ・エゴヌ選手(イタリア)

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26得点



◯トルコ
3-1 
(25-17 25-16 14-25 25-18)
ポーランド

古豪復活同士の両チーム。躍進めざましいトルコがポーランドを圧倒し決勝戦へ進出。

・ベストスコアラー
エダ・エルデム・デュンダル選手(トルコ)

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19得点


これで、このあとワールドカップに出場するチームのうち、決勝戦に進出を決めたのはセルビアだけとなりました。

イタリア、トルコ、ポーランドはこれがナショナルチームとしての最終戦。

うち、セルビア、イタリア、ロシアの3チームは来年の東京オリンピック出場を決めています。

トルコ、ポーランドはこれから、東京オリンピックへの出場権を懸けた闘いが待っています。

ともあれ、最終日のカードです。

・決勝戦

セルビア
vs
トルコ


・三位決定戦

ポーランド
vs
イタリア


いよいよファイナルです。
欧州王者の結末をお楽しみ。



・大会ベストスコアラー(予選ラウンド)

サマンタ・ファブリス選手(クロアチア)

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206点


ブリッツ・ハーボッツ選手(ベルギー)

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187得点



Anthi VASILANTONAKI選手(ギリシャ)

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 182得点