長かった欧州選手権も遂にファイナル

セルビアとトルコとの間で争われる。
トルコはネーションズリーグでも昨年準優勝、今年は4位と着実にポジションアップ。

侮れない存在となってきた。
 
世界ランキング1位のセルビアは既に来年の東京オリンピックへのチケットを取っている。

世界選手権も優勝し意気があがる。



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第31回CEVヨーロッパ女子バレーボール選手権大会2019

・実施期間:2019年08月23日(金)~09月08日(日)

・開催地:トルコ/ポーランド/ハンガリー/スロバキア

アジア選手権同様、2年に一度の開催となり、グラチャン開催年の場合、優勝チームがグラチャンに出場する。


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■出場チーム

・A組/トルコ・アンカラ
トルコ
セルビア
ブルガリア
フランス
フィンランド
ギリシア

・B組/ポーランド・ウッチ
ポーランド
イタリア
ベルギー
ウクライナ
ポルトガル
スロベニア

・C組/ハンガリー・ブダペスト
ハンガリー
オランダ
クロアチア
アゼルバイジャン
ルーマニア
エストニア

・D組/スロバキア・ブラチスラヴァ
スロバキア
ロシア
ドイツ
ベラルーシ
スペイン
スイス

※赤字はワールドカップ出場国。

特徴的なのは出場国が多く、壮大なスケールとなること。そのため、大規模な国際大会には殆ど出場しない国も多く、フランス、ルーマニア、エストニア、ギリシャなどのバレー後進国も多く含まれる。

また、セルビア、オランダ、ロシアにとってはワールドカップ前の前哨戦となる。

※第一目~第四日目の結果は「2019欧州選手権開幕!」を参照→
http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33045226.html

※第五日目〜第六日目の結果は「2019欧州選手権 第五日目・第六日目 / 長内・石川選手がシニア合宿に合流!」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33061048.html

※第七日目の結果は「2019欧州選手権 第七日目」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33076857.html

※第八日目の結果は「欧州選手権 第八日目 決勝ラウンド 第一回戦」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33094798.html

※第九日目の結果は「欧州選手権 第九日目 決勝ラウンド クォーターファイナル(準々決勝)」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33116213.html

※第十日目の結果は「欧州選手権 第十日目 決勝ラウンド セミファイナル(準決勝)」を参照→http://volleyballjapan.blog.jp/archives/33156805.html?jprank=1&cat=186


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このあとワールドカップに出場するチームのうち、決勝戦に進出を決めたのはセルビアだけとなりました。

イタリア、トルコ、ポーランドはこれがナショナルチームとしての最終戦。

うち、セルビア、イタリア、ロシアの3チームは来年の東京オリンピック出場を決めています。

トルコ、ポーランドはこれから、東京オリンピックへの出場権を懸けた闘いが待っています。

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<大会日程>

08月23日(金) 第1日 1次リーグ
08月24日(土) 第2日 1次リーグ
08月25日(日) 第3日 1次リーグ
08月26日(月) 第4日 1次リーグ
08月27日(火) 第5日 1次リーグ
08月28日(水) 第6日 1次リーグ

08月29日(木) 第7日 1次リーグ
08月30日(金) 休息日
08月31日(土) 休息日

09月01日(日) 第8日 1回戦
09月02日(月) 休息日
09月03日(火) 休息日
09月04日(水) 第9日 準々決勝

09月05日(木) 休息日
08月06日(金) 休息日

09月07日(土) 第10日 準決勝
09月08日(日) 第11日 3位戦、決勝戦


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・決勝ラウンドファイナル(決勝戦)のカード 


大会11日目
 

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・決勝戦

◯セルビア
3-2
(21-25 25-21 25-21 22-25 15-13)
トルコ

先制したトルコに対し、第二、第三セットを制し逆王手のセルビア。トルコは第四セットを制しフルセットに持ち込むも、ボシュコビッチ、ミハイロビッチ選手がフル回転のセルビアが僅差の末軍配。
セルビアは欧州王者としてワールドカップに乗り込むもトルコの強さが光る。

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・ベストスコアラー
ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)

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23得点
 



・三位決定戦

ポーランド
0-3
(23-25 20-25 24-26)
◯イタリア

接戦を制しストレートで勝利したイタリアが有終の美を飾る。来年の東京オリンピックに懸ける。

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・ベストスコアラー
パオラ・エゴヌ選手(イタリア)

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23得点




・最終順位

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優勝🥇:セルビア
準優勝🥈:トルコ
3位🥉:イタリア
4位:ポーランド
5位:オランダ
6位:ドイツ
7位:ロシア
8位:ブルガリア
9位:ベルギー 
10位:アゼルバイジャン
11位:クロアチア
12位:スロバキア
13位:ルーマニア
14位:ギリシャ
15位:スペイン
16位:スロベニア
17位:ウクライナ
18位:フィンランド
19位:スイス
20位:ハンガリー
21位:フランス
22位:ベラルーシ
23位:エストニア
24位:ポルトガル


世界女王セルビアがトルコの猛追を退け優勝しまにた。おめでとうございます。
表彰台で憮然とするグイデッティ監督の表情からもいずれトルコは脅威になると思います。

セルビアは欧州王者のタイトルを片手にワールドカップに乗り込んできます。
大本命の一角として凌ぎを削ることになりますが。まずは栄誉を讃えたいと思います。


・個人表彰

MVP:ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)

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・大会ベストスコアラー(予選ラウンド)

サマンタ・ファブリス選手(クロアチア)

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206点


ブリッツ・ハーボッツ選手(ベルギー)

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187得点



Anthi VASILANTONAKI選手(ギリシャ)

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 182得点


男子のアジア選手権が近づいてきている。

時期は女子のワールドカップ開幕の前日・9月13日(金)から開幕。

女子のアンダーカテゴリー今季最終となるU-18世界ユース選手権の閉幕と入れ替わる形となる。

そして女子・男子のワールドカップがそれぞれ9月14日(土)〜9月29日(日)、10月1日(火)〜10月15日(火)に行われる。

そして、男子より一足早く、女子はV-leagueが10月12日(土)より開幕。

ここから、国内シーズンへ本格移行し、2019年全日本シーズンも閉幕を迎える。

男子はこのアジア選手権がワールドカップ前の総仕上げとなる。

こちらは女子とは異なりフルメンバーで大会に挑む。

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開催日時:
2019年9月13日(金)~21日(土) 

開催地:
テヘラン(イラン)  
①会場: Azadi Sport Complex 
②会場:Volleyball Federation 

参加チーム:
A組:イラン、オーストラリア、カタール、スリランカ
B組:日本、チャイニーズタイペイ、タイ、ホンコンチャイナ
C組:カザフスタン、中国、オマーン、インドD組韓国、インドネシア、クウェート、パキスタン  


競技方法:
出場16チームをA、B、C、D組に4チームずつ分け、予選リーグ(1回総当たり戦)を行う。

各組の上位2チーム(計8チーム)が2次ラウンド(1-8位)に進出し、各組の下位2チーム(計8チーム)が2次ラウンド(9-16位)に回る。

2次ラウンドでは、4チームずつ2つの組に分かれ1回総当たり戦を行うが、予選リーグで当たったチームとは対戦せずに、予選リーグの対戦成績を持ち越す。

2次ラウンドの順位をもとにクオーターファイナルラウンドの対戦カードを決定し、以降クオーターファイナルラウンド、セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを行い、最終順位を決定する。 

順位決定方法 :
各組の順位は、勝敗数により決定する。 

2チームまたはそれ以上のチームが同じ勝敗数で並んだ場合、順位決定の優先順位は下記の通り。  

[第1優先] 勝点(※) 
[第2優先] セット率(セット率=総得セット/総失セット)
 [第3優先] 得点率(得点率=総得点/総失点)  

※1試合で与えられる勝点について 

セットカウント3-0または3-1で試合が終了した場合:勝者に3ポイント、敗者に0ポイントが与えられる。 

セットカウント3-2で試合が終了した場合:勝者に2ポイント、敗者に1ポイントが与えられる。 


・出場メンバー

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3:セッター
藤井 直伸選手
東レアローズ 1992-01-05 183cm/78kg  

4:オポジット
清水 邦広選手
パナソニックパンサーズ 1986-08-11 193cm/97kg  

5:アウトサイドヒッター
福澤 達哉選手
パナソニックパンサーズ 1986-07-01 189cm/88kg   

6:ミドルブロッカー
山内 晶大選手
パナソニックパンサーズ 1993-11-30 204cm/80kg  

8(C):アウトサイドヒッター
柳田 将洋選手
ユナイテッド・バレーズ(ドイツ) 1992-07-06 186cm/79kg  

10:リベロ
古賀 太一郎選手
ウルフドッグス名古屋 1989-10-04 170cm/70kg  

11:オポジット
西田 有志選手
ジェイテクトSTINGS 2000-01-30 186cm/80kg  

12:セッター関田 誠大選手
堺ブレイザーズ 1993-11-20 175cm/72kg  

13:アウトサイドヒッター
髙野 直哉選手
堺ブレイザーズ 1993-04-30 190cm/78kg  

14:アウトサイドヒッター
石川 祐希選手
キオエネ・パドバ(イタリア) 1995-12-11 191cm/84kg  

15:ミドルブロッカー
李 博選手
東レアローズ 1990-12-27 193cm/82kg  

16:ミドルブロッカー
髙橋 健太郎選手
東レアローズ 1995-02-08 201cm/103kg   

18:リベロ
山本 智大選手
堺ブレイザーズ 1994-11-05 171cm/69kg  

20:ミドルブロッカー
小野寺 太志選手
JTサンダーズ 1996-02-27 201cm/98kg 



今回、カナダ、中国との親善試合に引き続き、清水邦広選手が参戦。背番号は4に変わっている。
尚、大竹壱青選手は不参加となっている。


・大会スケジュール

時差:日本とテヘラン(イラン)のサマータイム時差:4時間30分(日本が早い) 


予選リーグ(日本出場B組のみ)  

 9月13日(金)
10:30
ホンコンチャイナ × 日本

16:00
タイ × チャイニーズタイペイ


9月14日(土)
10:30
チャイニーズタイペイ  × ホンコンチャイナ

13:30
日本 × タイ 


9月15日(日)
16:00
ホンコンチャイナ × タイ
チャイニーズタイペイ × 日本


 2次ラウンド(1-8位) 

9月17日(火)

E組

10:30
A組1位 × C組2位

13:30
C組1位 × A組2位


F組

16:00
B組1位 × D組2位

18:30
D組1位 × B組2位



9月18日(水)

E組

10:30
A組2位 × C組2位

13:30
A組1位 × C組1位


F組

16:00
B組2位 × D組2位

18:30
B組1位 × D組1位   



・クオーターファイナルラウンド(1-8位) 

9月19日(木)

10:30
[1]E組1位 × F組4位

13:30
[2]F組1位 × E組4位

16:00
[3]E組2位 × F組3位

18:30
[4]F組2位 × E組3位    



・セミファイナルラウンド(1-8位)  

9月20日(金)

5-8位
10:30
[5] :[2]の敗者 × [3]の敗者

13:30
[6]:[1]の敗者 × [4]の敗者


1-4位
16:00
[7]:[2]の勝者 × [3]の勝者

18:30
[8]:[1]の勝者 × [4]の勝者 



・ファイナルラウンド  

9月21日(土)

7-8位決定戦
10:00
[5]の敗者 × [6]の敗者

5-6位決定戦
12:30
[5]の勝者 × [6]の勝者

3位決定戦
15:00
[7]の敗者 × [8]の敗者

決勝17:30
[7]の勝者 × [8]の勝者


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男子のスケジュールは非常にタイト。
アジア選手権が終わった10日後にはワールドカップが待っている。

前回大会では優勝を飾った全日本男子。
大会連覇を目論む。
最大の強敵はやはやイラン。

ワールドカップに弾みをつける意味でも
頑張れ、ニッポン!!