東京オリンピックへ参加するためのOQTは佳境に入った。

このプレOQTの優勝国と開催国日本、そして大陸予選を勝ち抜いた各チームが東京オリンピックへの切符を勝ち取っている。   

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・東京オリンピック出場権獲得国

日本(開催国:世界ランキング7位)

(大陸間予選勝ち上がり国)
セルビア(世界ランキング3位)
中国(世界ランキング1位)
アメリカ(世界ランキング2位)
ブラジル(世界ランキング4位)
ロシア(世界ランキング5位)
イタリア(世界ランキング8位)

(OQT勝ち上がり国)
ケニア(世界ランキング19位)アフリカ予選
アルゼンチン(世界ランキング11位)南米予選
韓国(世界ランキング9位)アジア予選
トルコ(世界ランキング12位)ヨーロッパ予選
ドミニカ共和国(世界ランキング10位)北米予選

全12チームが出揃いました。

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Vol.1で掲載していない3地区のOQTの概要と結果を以下に記載する。

※既に終了済みのOQTの結果は「東京オリンピック予選 世界コンプリート版 Vol.1」を参照⇒http://volleyballjapan.blog.jp/archives/34186618.html



・アジア予選
(主催団体:AVC(アジアバレーボール連盟))

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・実施期間:2020年1月7日~12日 ※終了

・参加国
 
・プールA
オーストラリア(世界ランキング30位)
チャイニーズタイペイ(世界ランキング32位)
タイ(世界ランキング14位)

・プールB
インドネシア(世界ランキング117位)
イラン(世界ランキング39位)
カザフスタン(世界ランキング23位)
韓国(世界ランキング9位)

・ルール
A,B各プールに分かれ総当たりリーグ戦による予選を行う。
A,B各プールの上位2チームずつがセミファイナルに進出。 
優勝したチームがオリンピック出場権を獲得。
3-4位決定戦も行う。

※予選の結果は「東京オリンピック予選 世界コンプリート版 Vol.1」を参照⇒http://volleyballjapan.blog.jp/archives/34186618.html


1/11(土)

・セミファイナル

韓国(世界ランキング9位)B組1位
3-1
(18-25 25-9 25-15 25-14)
チャイニーズタイペイ A組2位

いきなり第一セットを落とした韓国だが、以降は危なげなく勝利。韓国が優勝すれば3大会連続12回目の出場となる。


・ベストスコアラー
キム・ヒジン選手(韓国)

7

18得点



タイ(世界ランキング14位)A組1位
3-1
(25-21 25-20 24-26 25-21)
カザフスタン(世界ランキング23位) B組2位

カザフスタンの高さに苦戦したタイだが、3-1で下してファイナル進出。タイは優勝すればオリンピック初出場。


・ベストスコアラー
ピンピチャヤ・コクラム選手(タイ)

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29得点  


1/12(日)

・ファイナル


◯韓国(世界ランキング9位)
3-0
(25-22 25-20 25-20)
タイ(世界ランキング14位) 



※韓国が東京オリンピック出場権を獲得。

・ベストスコアラー
キム・ヨンギョン選手(韓国)

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22得点



・3位決定戦

チャイニーズタイペイ(世界ランキング32位)
1-3
(21-25 25-22 21-25 25-27)
◯カザフスタン(世界ランキング23位)

※カザフスタンが3位。

・ベストスコアラー
サナ・アナルクロワ選手(カザフスタン)

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23得点




・最終順位

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優勝:韓国
準優勝:タイ
3位:カザフスタン
4位:チャイニーズタイペイ


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韓国がアジア代表枠を勝ち取りました。おめでとうございます。これによりアジアの出場チームは日本、中国、韓国となりました。前回大会も、前々回も本線で敗れている強敵です。東京での強力なライバルとなりましょう。




・ヨーロッパ予選
(主催団体:CEV(ヨーロッパバレーボール連盟))

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・実施期間:2020年1月7日~12日 ※終了

・参加国
 
・プールA
アゼルバイジャン(世界ランキング22位)
ブルガリア(世界ランキング16位)
オランダ(世界ランキング6位)
ポーランド(世界ランキング26位)


・プールB
ベルギー(世界ランキング19位)
クロアチア(世界ランキング30位)
ドイツ(世界ランキング15位)
トルコ(世界ランキング12位)


・ルール
A,B各プールに分かれ総当たりリーグ戦による予選を行う。
A,B各プールの上位2チームずつがセミファイナルに進出。 
優勝したチームがオリンピック出場権を獲得。
3-4位決定戦は行わない。


※ここまでの予選の結果は「東京オリンピック予選 世界コンプリート版 Vol.1」を参照⇒http://volleyballjapan.blog.jp/archives/34186618.html


1/11(土)
 
・予選ラウンド プールA

ポーランド(世界ランキング26位)2勝
3-0
(25-19 25-19 25-23)
アゼルバイジャン(世界ランキング22位) 1敗

アゼルバイジャンを危なげなく下し、ポーランドセミファイナル進出を決める。



・ベストスコアラー
エリザベタ・サマドワ選手(アゼルバイジャン)

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14得点


・予選ラウンド プールB

トルコ(世界ランキング12位)1勝1敗
3-2
(25-20 25-15 20-25 22-25 15-10)
ベルギー(世界ランキング19位)1勝1敗

セミファイナル進出が懸かった大一番。復調気配のベルギーが粘ってフルセットに持ち込むも最後はトルコが踏ん張りセミファイナル進出を決める。

・ベストスコアラー
メリエム・ボズ選手(トルコ)

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26得点



・星取表

・プールA

1.ポーランド 3勝 勝ち点9
2.オランダ 2勝1敗 勝ち点6
3.ブルガリア 1勝2敗 勝ち点3
4.アゼルバイジャン 3敗 勝ち点0


・プールB

1.ドイツ 3勝 勝ち点9
2.トルコ 2勝1敗 勝ち点5
3.ベルギー 1勝2敗 勝ち点4
4.クロアチア 3敗 勝ち点0


世界一の激戦区ヨーロッパ。
ポーランドがオランダとの直接対決を制し首位浮上。プールA1位通過が濃厚となった。オランダはスローティエス選手欠場。プラク選手も途中出場のみ。
プールBはドイツの首位通過確定。
トルコがセミファイナル進出。


1/12(日)
 
・セミファイナル

ドイツ(世界ランキング15位)B組1位
3-0
(27-25 25-23 25-22)
オランダ(世界ランキング6位)A組2位

波に乗るドイツ。オランダは本調子ではないスローティエス選手を投入するも競り負け、セミファイナルで姿を消す。ドイツがオリンピック出場を果たせば母国開催となった1972年のミュンヘンオリンピック以来、実に48年ぶりとなる。


・ベストスコアラー
ルイーザ・リップマン選手(ドイツ)

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21得点


ポーランド(世界ランキング26位)A組1位
2-3
(25-19 18-25 25-23 31-33 11-15)
◯トルコ(世界ランキング12位)B組2位

※トルコが決勝進出。

ここまで無敗の快進撃を続けたポーランド。第4セット、トルコの粘りでフルセットに持ち込まれ逆転負けで涙を飲み、オリンピック出場を逃す。


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1/13(月)
 
・ファイナル

ドイツ(世界ランキング15位)B組1位
0-3
(17-25 19-25 22-25)
トルコ(世界ランキング12位)B組2位

※トルコが東京オリンピック出場権を獲得。


・ベストスコアラー
ハンデ・バラディン選手(トルコ)

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ヨーロッパ予選の決勝は、ドイツvsトルコによるグイデッティ監督が手掛けたチーム同士による同門対決となり、トルコがストレートでドイツを破り、ヨーロッパ枠を勝ち取りました。おめでとうございます。

ポーランドとオランダ、トルコによる三つ巴の様相となりましたが、ここに近年復調目覚ましいベルギーが加わる大激戦となりました。
世界ランキング上位ではリオデジャネイロオリンピック4位のオランダがオリンピック出場を逃しました。いずれにしてもヨーロッパ枠は強敵です。





・北米予選
(主催団体:NORCECA(北中米バレーボール連盟))


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・実施期間:2020年1月11日~13日

・参加国
 
カナダ(世界ランキング18位)
ドミニカ共和国(世界ランキング10位)
メキシコ(世界ランキング21位)
プエルトリコ(世界ランキング13位)

・ルール

一回総当たり戦で順位を競う。
3位決定戦は行わない。



・対戦カード

1/11(土)

カナダ(世界ランキング18位)
2-3
(22-25 25-22 25-22 23-25 12-15)
プエルトリコ(世界ランキング13位)

双方譲らぬ大激戦はプエルトリコが競り勝ち白星スタート。

・ベストスコアラー
ステファニー・エンライト選手(プエルトリコ)

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24得点




ドミニカ共和国(世界ランキング10位)
3-2
(25-19 25-17 21-25 23-25 15-5)
メキシコ(世界ランキング21位)

全く以て強いのか弱いのか、さっぱり分からないドミニカ共和国。メキシコに食い下がられフルセットに持ち込まれるも辛勝。

・ベストスコアラー
ブライエリン・マルティネス選手(ドミニカ共和国)

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サマンサ・ブリシオ選手(メキシコ)

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26得点



1/12(日)

プエルトリコ(世界ランキング13位)1勝
3-0
(25-20 25-22 25-23)
メキシコ(世界ランキング21位)1敗

・ベストスコアラー
アンドレア・ランゲル選手(メキシコ)

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19得点



カナダ(世界ランキング18位)1敗
1-3
(13-25 25-21 19-25 15-25)
ドミニカ共和国(世界ランキング10位)1勝

・ベストスコアラー
ブライエリン・マルティネス選手(ドミニカ共和国)

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26得点


1/13(月)

メキシコ(世界ランキング21位)2敗
1-3
(25-21 19-25 18-25 23-25)
カナダ(世界ランキング18位)2敗

・ベストスコアラー
サマンサ・ブリシオ選手(メキシコ)

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22得点



ドミニカ共和国(世界ランキング10位)
3-0
(25-20 25-18 25-15)
プエルトリコ(世界ランキング13位)

※ドミニカ共和国が東京オリンピックの出場権を獲得。

北米予選は下馬評通り全勝のドミニカ共和国とプエルトリコとの間で争われ、ドミニカ共和国が東京オリンピックへの出場権を獲得しました。



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代表枠が決まった今、日本は各国の攻略について検討しなければなりません。

代表12チームの固め方。取り分けネーションズリーグの動向、各国の選手起用には注目したい。


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