東京オリンピックが来年に延期された。

これは日本のみならず、世界中のチームに影響を与える。

当然、メリット、デメリットも存在する。
それを幾つか挙げてみよう。


・メリット
準備時間を長く費やせる。
怪我などで今年間に合わなかった選手を起用できる
戦術面も含めより緻密な練習が可能となる。

・デメリット
人選のやり直し。
今年をピークにもって来た選手のモチベーションの維持。
高齢選手の能力低下。
リーグや学生バレーなどのスケジュールが流動的でスケジュールが組みすらい。



具体的な例を挙げてみよう。

男子の場合はどうか?

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昨年ワールドカップ過去最高の4位と機運が高まった。

石川、西田選手というエースをはじめ、柳田選手というビッグサーバーも揃い、福澤、清水選手といったベテランも揃った。

比較的死角は少ないが、昨年の勢いと相手に研究される時間を与えてしまうので出来れば早くやりたかった筈である。

気になるのは主に二点。

急こしらえだった清水選手の場合、コンディションを整える時間が出来たこと。

そして、オポジットの編成だ。

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西田選手が世界のスーパーエースに成長した今、二枚目、三枚目のオポジットをどうするか?

ベテラン清水選手の存在は頼もしいが、ともにサウスポー。高さとパワーの大竹選手は捨てがたい。
特に二枚換えの前衛レフトやワンクッション入れたり、ブロック要員と活躍の幅はかなりある。

元々はミドルブロッカーなので兼用という選択肢があるが、ミドルは李、山内、高橋、そして成長著しい小野寺選手がいて狭き門。

サイドは石川、福澤、柳田選手の三枚は外せない。
難しいところ。


男子は仕上げの段階だからまだいい。


女子の場合。

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今年間に合わなかった長岡選手が間に合う。
こうなると目指すバレーボールそのものが大きく変化する。

元々、2019~2020年は長岡選手が間に合わなかった場合を想定し、ライト側の強化が課題だった。

黒後選手が東レでこの一年ライトを務めたのも、それを踏まえてだ。

昨年、長内美和子選手や鍋谷友理枝選手をライトや二枚換えで起用したのもその具体的一例である。

とにかく、長岡選手が間に合うと、中田ジャパンが当初目指していた布陣が間に合い、人事そのものが変わる可能性が高い。


古賀(石川)           荒木                     長岡(新鍋)
田代(佐藤)           芥川(奥村)     石井(黒後)
小幡(井上)

こんな感じだろうか…。

ライトは新鍋選手がいるが、ここに黒後選手を持っていくと比較的打力優先のラインナップとなる。

上記のメンバーだけで既に13名いる。
リベロはひとりになる可能性が高く、セッターもリーグの成績次第で変わるだろう。

鍋谷選手と長内選手は当落線上。
ともにサーブが良く、鍋谷選手はスピード、長内選手はパンチ力。

2020/21シーズンの活躍次第では井上選手も割って入る。競合となろう。

勿論、まだ想像上の話だが…。


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今年の成績や過去3年間の実績を踏まえて田代、佐藤選手としているが、その間に関、籾井選手と若いセッターが育ってきて、上がつかえてきた。

宮下選手もいる。

アジア選手権が上手くいったのも、手の内がわからなかったからだ。

延期を機に変えてしまうべきかもしれない。
東レ勢が増えてきた以上、関選手を中心に据えるべきかもしれない。合わせる手間が省けるし、いずれはこのラインが中心となる。
将来的なことを踏まえ経験を積ます意味でも、昨年のリーグ成績を踏まえても、関、宮下、籾井選手たちが中心にならないと先行きの見通しが難しい。

ベテラン一人は入れるとしても、換え時だと思うが…。


ただ、上記のメンバーが揃っても、まだそれでも足りない印象がある。

古賀、石井、黒後選手が三人揃ってフル回転したシーズンがまだ一度もない。

2018年世界選手権は石井選手がリリーフで、2019年ワールドカップは黒後選手が怪我で欠場。

来年はここに石川選手が割って入る。

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どのみち、東京オリンピック後は一気に新旧交代が進むのは間違いない。現にジュニアは世界一、アジア制覇も果たしている。全日本がいつまても進化の蓋をしているのは望ましくない。

延期が決まった以上、来期の結果を踏まえ人事に反映すぺき。

それもしばらくは見えてこないが…。