純白のワンピースを身に纏い、本日  
6月29日、新鍋理沙選手の引退記者会見が行われた。


 以下、バレーボールマガジンより部分引用

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実は、私の中では2020年東京オリンピックを終えたところで引退を決めていました。 
今まで怪我と付き合いながら、シーズンオフには右手の指の手術もしてオリンピックに向けてリハビリも継続してきましたが、一年後にオリンピックでベストのパフォーマンスが発揮できるのは難しいと判断しました。そして、久光製薬スプリングスは世界一のチームです。自分が納得できないパフォーマンスでプレーを続けることはできません。 潔く第1線から身を引くことにしました。  
  ファンの皆様、関係者の皆様には感謝の気持以上に言葉が見つかりません。 また、久光製薬の皆様ありがとうございました。 
  私はバレーボールを通じて多くの経験をさせていただきました。これからはその恩返しをしたい。 オリンピックの延期はとても大きいことでした。延期が決まったときは、率直に『絶望』。私にとっての1年は、とても長く感じました。今やめるのは無責任かもしれないが、中途半端にはしてはいけないことだと思い、決断しました 一番印象に残っているのは、代表ではやはりロンドンオリンピック銅メダルです」  

今後はSAGA久光スプリングス株式会社と契約を結び、セカンドキャリアを送るとのこと。


・新鍋理沙選手のプロフィール

・コートネーム:リサ

・シャツネーム:SHINNABE

・生年月日:1990/07/11

・身長(cm)173.0cm

・最高到達点(cm)293.0

・出身地:鹿児島県霧島市

・出身校・前所属チーム:延岡学園高校



■個人成績・戦績:

・個人タイトル

2011/12 Vプレミアリーグ新人王

2011/12 Vプレミアリーグレシーブ賞

2012/13 Vプレミアリーグレシーブ賞

第62回黒鷲旗ベスト6

2013/14 VプレミアリーグMVP

同ベスト6

同サーブレシーブ賞

2014/15 Vプレミアリーグ サーブレシーブ賞

同ベスト6

AVCアジアクラブ選手権 ベストアウトサイドスパイカー

2015/16 Vプレミアリーグ サーブレシーブ賞

2016/17 Vプレミアリーグ サーブレシーブ賞

Vリーグ栄誉賞

2017/18 Vプレミアリーグ サーブレシーブ賞

2018/19 Vプレミアリーグ サーブレシーブ賞

同V-1リーグ ベスト6

2019/20 V-1リーグ サーブレシーブ賞

Vリーグ栄誉賞



・団体成績

・全日本

ロンドンオリンピック 銅メダル

ワールドグランドチャンピオンズカップ2013
銅メダル

ワールドグランプリ2014 銀メダル


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・久光製薬スプリングス

Vプレミアリーグ 2012/13優勝

Vプレミアリーグ 2013/14優勝

Vプレミアリーグ 2015/16優勝

Vプレミアリーグ 2017/18優勝

V-1リーグ  2018/19優勝

2013黒鷲旗優勝

天皇杯・皇后杯2012〜2016、2018優勝

2012、2017、2018国体優勝

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新鍋選手は大エースではない。
が、サーブレシーブに関しては6季連続でサーブレシーブ賞を獲得しており、実質日本一だった。

彼女の抜けた穴は大きい
恐らく、そう簡単には埋まらない。

やはり東京オリンピックの延期は彼女にとって大きかったようだ。


ここを引き際と考えるも、チームに残るのは彼女なりのこだわりと考える。

長い間お疲れ様でした。


これは、V-leagueにとっても、全日本にとっても
大きな転機と考える。
※V-leagueの視点については「彼女はバレーボーラー」にて綴ります。


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ポスト竹下から8年
ポスト木村から4年

未だに穴が埋まらない。

竹下さんも木村さんも
初めから中心人物だった訳ではない。

一度は挫折ないし相応の苦労をしている。

新鍋選手が引退して全日本はピンチだとか書かれた記事も拝見した。

新鍋選手の穴が埋まるか、埋まらないかはこれからの経緯を観てみないと何とも言えない。中田ジャパンもサーブレシーブからの速い攻撃を標榜としていながら、来季それが叶うのか果たして疑問だが、一部の突出した選手の穴を未だに埋められないまま、今日に至っている。

そろそろ視点を変えたほうが良いと思うのだ。


竹下選手の穴を埋めるのではなく、木村選手の穴を埋めるのではなく、新鍋選手の穴を埋めるのではなく、違う視点でバレーボールを展開しなくてはいけないのではないか、と。


眞鍋ジャパンも中田ジャパンもつまるところ、サーブ、サーブレシーブ、ディグ、ミスを少なくは同じで、低くて速いパスからのレセプションアタックなど部分的には違うものの、あまり変わっていない。

変わったように見えるのは、第二期眞鍋ジャパンがMB1やハイブリッド6の新戦術に取り組んでいた期間があった分だけ。

それも僅か二年で元のコンビバレーに戻した。
これも勇気ある決断だ。



まず、視野を広げるべきなのは、海外のチームが日本の何を嫌がっているのか?

速い攻撃? 
打っても打っても決まらないしぶといディグ?
過去の全日本は何が優れていて勝てたのか?

昨年のアジア選手権で何故全日本Bチームは優勝出来たのか?

その理由のひとつに

"手の内が分からなかったから"


自分たちのバレーにこだわる前に、相手を知り、日本の何を嫌がっているのか?

そこを徹底的に突く。

まず、相手を理解する。
そこから始めるべきかもしれない。

そして、穴を埋めるのではなく、"全く異なるバレーボール"を目指すべきかもしれない。


恐らく、一年足らずでは新鍋選手の穴を埋めるのは難しいだろう。全日本は殆ど、振り出しに戻ったも同然とも言える。

守備力は確実に下がる以上、A、Bパスからの速い攻撃は難しくなる。

新鍋選手の引退とこれから一年は、全日本にとって、大きなシフトチェンジを迎える時期になることは間違いない。