2017年以降、全日本は男女ともに新体制でスタートした。

男子は中垣内祐一監督、女子は中田久美監督。
現役時代、ともに全日本のスター選手。

20161028205217-1


かたやエース、かたや名セッター。
ともにV-league監督として堺ブレイザーズ、久光製薬スプリングス(当時)を優勝に導き、鳴り物入りでの全日本監督。

しかも、久光は国内最強チームとして2010年代に君臨し、ほぼ毎年優勝に絡む活躍をし、中田監督はなるべくしてなった全日本監督。 


以下は全日本男子の歩みと重ね合わせてこの4年間を振り返ろうと思う。


・2017年

image

・全日本男子

深津英臣キャプテン体制

・主な出来事

中垣内監督が事故で出遅れ、ブランコーチが監督代行でスタート。
アジアU-23準優勝のメンバーから大竹壱青、小野寺大志選手を抜擢。
藤井、大竹選手が台頭。
大竹、出耒田選手がオポジットにコンバート。
小野寺選手が守備力を買われ、パスヒッターにコンバート。


・出場成績
ワールドリーグ2017(グループ2):準優勝
2018世界選手権アジア最終予選:優勝
アジア選手権:優勝
2017ワールドグランドチャンピオンズカップ:6位

新生全日本男子。中垣内監督不在の体制もブランコーチ主導でスタート。ワールドリーグはグループ2からスタート。中国戦の誤審による敗戦や厳しい日程もこなしよく健闘しファイナル4まで進出するも、惜しくも準優勝。
続く2018世界選手権アジア最終予選を全勝で通過し翌年の切符を取ると、続くアジア選手権も優勝し、上昇気流に乗る。しかし、世界のトップクラスが集うグラチャンでは勝ち星なしの6位に終わる。
ただし、固さが取れないまま敗れたアメリカ戦を除き、随所で良いところを見せ、この一年の成長を伺わせた。


・全日本女子

岩坂名奈キャプテン体制

image

・主な出来事

中田久美監督、フェルハト・アクバシェ、福田康弘、豊暉原峻コーチのトロイカ体制でスタート。
久光勢や全日本と縁の薄かった選手を多く抜擢。鍋谷友理枝選手が試合途中から入り展開を変える切り札として、内瀬戸真実選手がスターターとして台頭。
セッターは冨永こよみ、佐藤美弥選手。サイドアタッカーは古賀紗理那、新鍋理沙選手、ミドルブロッカーは奥村麻依、島村春世選手、リベロは井上琴絵、小幡真子選手らがそれぞれ活躍。
古賀選手がアジア選手権で膝を負傷。グラチャンを欠場。
荒木絵里香選手がアジア選手権から代表合流。以後、荒木選手は春先全休→夏頃合流のパターンが定着化。




・出場成績
ワールドグランプリ2017:6位
アジア選手権:優勝
2017ワールドグランドチャンピオンズカップ:5位

ワールドグランプリは初戦タイ戦のフルセット勝ちからスタート。誰が出ても活躍する状態が続き可能性を見せた。この大会ではブラジル、ロシア、オランダ、セルビアを破る殊勲の星を収め、惜しくも決勝ラウンドには進めなかったが6位と健闘。
アジア選手権もタイから起死回生の0-2からフルセットで優勝。特にこの年はフルセットになると負けない"フルセット無敗神話"が確立。
グラチャンもメダル獲得が期待されたが、アメリカ戦でのフルセット敗戦が尾を引き5位で終える。


初年度はともに上々の全日本男女。
男子は積極的なコンバートを試みるなど、意欲的。特にブランコーチ主導の試合運びが定着した。女子は数多くの選手を試す形でシーズンが進んだ。
男子は清水、福澤選手などのベテランから若手へのシフトチェンジが進み、女子は若手よりもそれまで全日本とは縁の薄かった中堅クラスの抜擢が目立った。
 
[画像:de7a3f9f.jpg]

これらのことが後々、チームの成長に大きく関係していくことになろうとは、この時点ではまだ誰も知らない(続く)