今年は本格稼働がかなり先の全日本。

実際のところ、まだ体制発表の記者会見ひとつ行われておらす、絵に書いた餅状態で、どのような方向を目指すのかも、まだ先行き不透明。

そこでまず、全日本がどう変わっていくのか人事を踏まえ、推論を立てていく。

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先ず、人事がどう変わったか?


■ 全日本招集選手の変化
※◎はオリンピック出場、*は3年連続選出

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・セッター

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        2016年   2017年
古藤 千鶴選手  ◯     ―
冨永こよみ選手  ―     ◯
佐藤 美弥選手  ◯     ◯
田中 美咲選手  ◯     ◯
田代佳奈美選手  ◎     ―
宮下  遥選手*    ◎     ◯




・ウイングスパイカー

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木村 沙織選手  ◎     引退
迫田さおり選手   ◎      ―
江畑 幸子選手  ◯      ―
石井 里沙選手  ―      ◯
新鍋 理沙選手  ―      ◯
石井 優希選手*  ◎       ◯
長岡 望悠選手*  ◎       ◯
野本 梨佳選手  ―      ◯
内瀬戸真実選手* ◯      ◯
堀川 真理選手  ―      ◯
高橋 沙織選手  ―      ◯
鍋谷友理枝選手*  ◎      ◯
井上愛里沙選手*  ◯      ◯
田中 瑞稀選手  ◯      ◯
古賀紗理那選手*  ◯      ◯
宮部 藍梨選手  ◯      ◯
黒後  愛選手   ―      ◯




・ミドルブロッカー

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山口   舞選手  ◎     ―
荒木絵里香選手* ◎     ◯
松本亜弥華選手   ―     ◯
川島亜依美選手  ◯     ―
岩坂 名奈選手  ―     ◯
奥村 麻依選手  ◯     ◯
島村 春世選手*  ◎     ◯
大竹 里歩選手  ◯     ―
伊藤  望選手   ◯     ―


・リベロ

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佐藤あり紗選手  ◎     ◯
座安 琴希選手  ◎     ―
丸山 亜季選手  ◯     ―
井上 琴絵選手  ―     ◯
筒井さやか選手  ◯     ―
小幡 真子選手  ―     ◯
鳥越 未玖選手  ◯     ◯
佐藤  澪選手   ◯     ―


まず、3年連続で選出されている選手をピックアップすると、宮下、石井、長岡、内瀬戸、鍋谷、井上、古賀、荒木、島村選手の9名。

そのうち、過去3年間でレギュラー、或いはそれに準ずる選手は宮下、石井、長岡選手の3名。

この3名が事実上、東京オリンピックに向けての中核メンバーとなり、荒木、島村、古賀選手の3名がこれに加わる。

実質6名。

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残る3名はこれからの活躍次第、というところ。


では、ポジション別に見てみよう。


セッター。
宮下選手だけが5年連続の選出。
間違いなく宮下選手がメインとなるだろう。

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問題はセカンドというか、もう一人のセッター。

格、キャリアからすれば佐藤美弥選手。
サーブも良く、高速コンビの申し子。
だが、JTを常勝チームへ押し上げた田中美咲選手。久々の全日本、身体能力の高さとキャリアのある冨永選手。

果たして、この3人から抜け出すのは?


アタッカーの若返りが図られ、全員27歳以下にシフトチェンジした。今年はニューカマーというか、全日本復帰組が多い。

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新鍋選手を筆頭に石井里沙選手、野本選手、堀川選手、そして高橋沙織選手。
歳も近く、激しい競争になるだろう。
今年の結果は来季以降にかなり繋がりそうなのでどれだけアピール出来るかに関わってくる。

ここに長岡、石井、古賀、鍋谷選手ら実績のあるキャリア組がどう絡んでくるか?
勿論、当落線上の選手も含まれており、競争になる。

そして注目は黒後愛選手。
下北沢成徳のエースとしての活躍はご存知の通り。国際大会など大舞台も経験し、今年、どれぐらい活躍出来るか大いに注目される。


ミドルも大きく様変わり。
キャプテン経験者・荒木選手が引き続き全日本に招集。荒木選手を除けば三年連続選出は島村春世選手だけになった。

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岩坂選手が代表復帰し、松本選手が初選出。高さのある二人がどう起用されるか、注目される。奥村選手は持ち前の機動力で食い込みたい。


気になるのはリベロ。
三年連続で選出された選手がひとりもいない。
これは一重に佐野選手の後継が未だに固まっていない証。つまり、今年の全日本ではシャッフルされる可能性も十分ある。

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現時点での筆頭は、オリンピアの佐藤あり紗選手だが、この数年、2年続けて同じリベロ選手が活躍していない。佐藤選手にとっても大事な一年。
また、二年連続となった鳥越選手とJTの井上選手と小幡選手はチャンス。

果たして今年、誰が抜け出すか?

このままなら、国内年明け初戦はワールドグランプリになりそうだが、例年なら最大20名程度の登録メンバーの中からラウンド別に選手起用が入れ替わるが、案外今年はある程度固定メンバーで固め、アジア選手権を経て、グラチャンぐらいにようやくメンバーが固まるとみられる。

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まず、第一関門、ワールドグランプリへの切符を掴むのは誰か?

この時点で次なる闘いはもう、始まっている。


※思い出のワールドグランプリ 2014・中国戦

宮下選手が大野選手のトスをアタックするシーンが印象深いです。