今季の全日本シニアに招集されたセッターは4名。

特に期待されるのは早かった。

嘉悦大学生だった2010年当時、既に全日本シニアに選ばれている。

期待の長身セッターも、今季ではや6年目。
今年は長身セッター見直しの年。

高速コンビの申し子と言えば、日立リヴァーレの躍進を担った佐藤美弥選手。

image


今季で2年連続の全日本シニア招集となった。

まさに機は熟した。

そんな佐藤美弥選手と言えば、聖霊女子短大付属高校時代、江畑幸子選手らとともに春高やインターハイで活躍。

image


高校卒業後、嘉悦大学に進学した佐藤選手は2010年全日本シニアに初選出。江畑選手はチャレンジリーグ時代の日立リヴァーレへ入団。

二人が再びチームメイトとなるのは2011年。チームは2012/13シーズンにプレミア昇格を果たし、佐藤選手は翌年2013/14シーズンよりレギュラーセッターとして活躍する。

image


2014/15シーズンから松田明彦監督体制に変更すると、チームは超高速コンビバレーを標榜。初年度こそ苦戦傾向にあるも二年目となる2015/16シーズンで開花。ルーキー渡邊久恵選手や、遠井、内瀬戸選手のレセプションアタッカー陣も固まり、ファイナルまで駒を進める快進撃。勿論、司令塔は佐藤選手。

image


惜しくも準優勝に終わるも、日立はプレミアの上位陣に初めて名を連ね、優勝候補の一角に躍り出る。

それまでチームを支え続けたパオリニ選手に代わり、CJことカースティ・ジャクソン選手を迎えた2016/17シーズン。

image


日立は開幕戦の久光戦こそストレートで落とすも、ジャクソン選手とのコンビが合い始めるに連れ快進撃。


そして佐藤選手のもうひとつの武器と言えば試合の流れを変える必殺サーブ。



メンバーも固まり、2016年最終戦で因縁の久光をストレートで破り、年内を首位で折り返す。

image


ところが日進月歩のVリーグ。
サーブ、サーブレシーブの強化など各チームの強化に加え、高さのない弱点を突かれ始め、更にエース渡邊選手が故障。
年明けから調子を落とし、勝敗、ポイントともに久光と同点ながら僅差で3位に後退。
迎えたファイナル6もNEC、久光に連敗スタート。東レ、トヨタ車体に連勝して踏ん張りファイナル3進出を決めるも、最終戦のJT戦をフルセットの末落とし、暗雲が垂れ込める。

image


長岡選手を欠く久光とのファイナル3は下馬評日立が有利。しかし、久光のライト新鍋選手、レフト野本選手の起用を始め、総力戦で来る久光の前に連敗を喫し、日立の2年連続ファイナル進出の夢は途絶えた。

松田監督の下、高速コンビの要として多くを得た佐藤選手に落ち込む暇はない。

佐藤選手には次なるステップが待っている。
それは勿論、全日本。

特に今季、中田監督は大型セッターの育成に力を入れると明言。

175cmの佐藤選手を含め4名が新生全日本で凌ぎを削る。特に今季は東京オリンピックへの再スタートへの大事な一年。

まずは当面、黒鷲旗。
そして、全日本。

image


やるべきことは多いが、このチャンスどう活かすか?

日立をトップチームに押し上げた高速コンビの申し子が、本領発揮する日は近い。