今年の全日本は昨年に比べ、木村沙織、迫田、山口選手など顔だった選手が姿を消し、存在感云々の話を耳にする。

ただ、今年は実際のところ、かなり見所がある。

実は今年の全日本は純然たる初招集組は少ない。

黒後選手、小幡選手、そして松本選手の3名だけ。

それ以外は、昨年メンバーと、そして所謂「復帰組」である。

この「復帰組の逆襲」こそが今年の最大のテーマかもしれない。

まず、ワールドグランプリの登録メンバーに目を移そう。

今回のワールドグランプリでは、リサナナコンビが2014年以来復活する。

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お二方については説明不要かもしれないが、岩坂選手は日本でもトップクラスの高さが武器。隠れたサーブの名手でもある。課題は攻撃力と言われてきたがブロードもこなし、キャリアも積んできた。キャプテンの重責を担うが、中田監督の期待に応えたい。
頑張って欲しい。

新鍋選手の全日本復帰を待ち焦がれたファンの人は多いだろう。彼女は日本で三指に入るサーバーレシーブの名手。今年のファイナルでは不慣れなライトを任されるなど攻撃面でも変化がみられた。

元々起用な選手で、アタックでもブロックでもそつなくこなすセンスの持ち主。全日本の攻守の要として期待大である。


そして、密かに期待しているのは野本梨佳選手。

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今年晴れて、長岡、石井、野本選手。
久光の三人娘が遂に全日本に勢揃いする筈だった。久光ファン待望のワンシーンであった筈。

長岡選手不在のため、勢揃いは叶わなかったが、今回は千載一遇のチャンス。代表チームとは言え、個の力は世界クラブ選手権の出場チームより下である。あれを経験してきたのは大きかっただろう。

是非ともこのワールドグランプリで大暴れし、
飛躍のきっかけを掴んで貰いたい。



復帰組はまだまだ沢山いる。

堀川真理選手。
彼女もまた、今年のVプレミアで飛躍のきっかけを掴んだ一人。

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長岡選手と同じサウスポーは大きな武器。
来季以降、新生東レを背負うエース。これまで出場機会に恵まれてこなかった分を思う存分吐き出して、是非結果を残してほしい。




そして、高橋沙織選手。
彼女は随分遠回りしたが、ようやく全日本に帰ってきた。

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元々、全日本に定着していても不思議のない、これからのトヨタ車体を背負ってたつ選手。
紆余曲折あったが、この2017年を飛躍の年としたい。
頑張ってほしい。



冨永こよみ選手は本当に久々の全日本。
気がつくとキャリア豊富な選手になっているが、元祖大型セッターのひとり。

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苦労して掴んだ上尾のレギュラーとプレミア復帰とともに掴んだ全日本。
アタッカーもこなせる自在性を武器にしたい。
期するところもあるはず。頑張って欲しい。




復帰組の中では異色の存在である石井里沙選手。

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レセプションもこなせるミドルであり、今回はウイングスパイカー登録。
韓国ではキム・ヒジン選手がミドルとオポジットを兼用で起用したりしていたが、石井選手はチャレンジリーグでそれを普通にやっている。

変幻自在な選手起用。注目の選手である。



そして、井上琴絵選手。
こちらも久々の全日本復帰となった。

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井上選手は今年が故障から復帰した初シーズンとなったが、途中からレシーバーに転身。ピンチサーバーの切り札としても活躍した。

元々瞬発力か持ち味だが、その自在性も評価されている筈。活躍が楽しみだ。


以上の選手が全員、ワールドグランプリに登録された。

Vリーグファンならば、かなり面白いシーズンとなるだろう。

今まで応援してきたチームの選手、それもかなり多くが全日本にいる。
これまでチャンスに恵まれなかっただけに心中期するところはあるだろう。

今年は「復帰組の逆襲」に注目だ。



・協会人事の続編

Yahooより部分抜粋

〜日本バレーボール協会は6月15日(木)、2017年度第3回理事会(臨時)を開いたが、会長の選任には至らず、新会長を選任するまでの間、会長代行を置くこととなった。会長代行は林孝彦氏。

公益財団法人日本バレーボール協会 会長代行、副会長、業務執行理事 (6月15日付)

林孝彦 会長代行(代表理事) 事務局長 事務局長(業務執行理事)・マーケティング&マーチャンダイジング事業本部本部長 兼 東京2020大会準備室室長

志水雅一 副会長(理事) 副会長(理事)

嶋岡健治 副会長(理事) 評議員

鳥羽賢二 業務執行理事 ・ハイパフォーマンス事業本部本部長  強化事業本部本部長

桐原勇人 業務執行理事・ビーチバレーボール事業本部本部長 業務執行理事 ・ビーチバレーボール事業本部副本部長

鍛冶良則 業務執行理事・業務推進室室長 業務推進室総務部長

小田桐隆司 国際事業本部本部長

村上成司 国内事業本部本部長

灰西克博 マーケティング&マーチャンダイジング事業本部本部長


林 孝彦 会長代行 プロフィール

出身地 長野県
生年月日 1959年8月1日 (57歳)
最終学歴 早稲田大学 大学院修士課程終了
職歴
1978年4月 日本電気株式会社(NEC) 入社2003年4月 事業支援部 マネージャー(部長)

団体役職歴
2011年7月 一般社団法人日本バレーボールリーグ機構へ出向。理事・事務局長に就任
2015年8月 公益財団法人日本バレーボール協会 事務局長 (業務執行理事)

林孝彦会長代行コメント

昨日の評議員会での前会長の理事否決の結果を受け、本日の理事会で理事の中から、「今日、拙速に会長を選任するべきではない」との声があがった。そこで、新会長を選任するまでの間、日常業務を円滑に遂行するために会長代行を置くこととし、これまで事務局長として日々の業務を熟知している私が代行することとなった。バレーボール界の将来にふさわしい会長の選任をすみやかに進めるとともに、東京2020オリンピックに向けて強化に遅れが出ることがないよう、副会長、業務執行理事のみならず新理事、職員が一丸となり、努めてまいりたい。

結論から言えば三期連続で短期降板となっている以上、慎重になるのも頷ける。結局、新会長を立てても再び短期で不信任では舵取りも上手くいかない。

勿論、会長不在が長期化するのは由々しきことだが、焦らず納得の上で新会長、それも東京オリンピックまでの土台をしっかり作るに相応しい方を立ててほしい。