韓国に勝利、ロシアに敗戦とここまで1勝1敗の全日本女子バレーボールチーム。
今日から開幕する名古屋ラウンドで生き残りを懸ける。



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詳細は→ 国際試合③:ワールドグランドチャンピオンズカップとは何か? 参照


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・中田久美監督のコメント

「就任して1年弱、チームを結成して4カ月、2020年に向けてチームづくりをしてきたが、限られた時間の中で育成と強化をしていかなければいけないという意味では時間が足りなかった。しかし、今回強豪国と試合できることは非常に意味のあることだと思う。今までやってきたことをすべて出し切り、来シーズンにつなげていきたい」

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ただし、今日からは息も付けない強豪揃い。
3戦目はブラジル。

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韓国(世界ランキング10位)
ロシア(世界ランキング5位)
ブラジル(世界ランキング4位)
アメリカ(世界ランキング2位)
中国(世界ランキング1位)

今年のグラチャンはワイルドカード枠の韓国を除き、全て格上のチャレンジマッチ的な大会。

言うなれば、ボーナスステージ的要素が強いが、中田監督の目標はあくまで優勝。

・現在の勝敗状況



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1位.中国 2勝 勝ち点5
2位.ブラジル 1勝1敗 勝ち点4
3位.日本 1勝1敗 勝ち点3
4位.アメリカ 1勝1敗 勝ち点3
5位.ロシア 1勝1敗 勝ち点3
6位.韓国 2敗 勝ち点0

上記の通り、現在全勝はリオデジャネイロオリンピックの優勝チーム・中国だけ。
あとは1勝1敗で4チームが星の潰しあいとなる。

ところで、今日の相手となるブラジル。
WGPの頃は、やはり大幅な主力選手の入れ替わりで本調子とは言えず、優勝したものの実際はタイにストレートで敗れ、日本にも敗れるなどアップアップだった。

しかし、中国とフルセットの戦いに持ち込むなど、さすがはかつての女王。
前回のようにいくかどうか。

前回は佐藤美弥選手や奥村選手が先発。
新鍋、内瀬戸選手の活躍でフルセットの末勝利をものにした。

ただ、前回と違うのは古賀選手がいない。
果たして、その代役を担うのは野本選手か、石井選手か、はたまた堀川選手か。

ロシアほど高さがないので、スピードで攪乱し、粘り強いディグ、ブロックでワンタッチを取り、ラリーを制するなり、相手のミスを誘うなりして勝機を見出したい。

荒木選手のパンチ力も捨てがたく、島村選手のスピードも魅力。

銅メダルでも、最低3勝2敗でないと苦しい。
つまり、ブラジル、アメリカ、中国との対戦で最低でも2勝は必要。
メダルへの望みをつなぐため
頑張れ、ニッポン‼


・本日の対戦カード

日本(1勝1敗)
3-2
(25-18 25-27 25-15 16-25 15-6)
ブラジル(1勝1敗)

・全日本女子バレーボールチームのスターティングメンバー

・サイド:石井優希選手、内瀬戸真実選手
・オポジット:新鍋理沙選手
・センター:荒木絵里香選手、奥村麻依選手
・セッター:冨永こよみ選手
・リベロ:井上琴絵選手、小幡真子選手

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 第一セット、ブラジルが2-0と先行。日本は内瀬戸、新鍋選手のアタックなどで追撃。ブラジル5-2から奥村選手のブロックで流れを掴むと、石井選手のレフトからのストレートなどで6連続得点をあげ、8-6と勝ち越して中盤へ。ブラジルはナタリア選手のバックアタックなどで連続得点し、7-9。日本はブラジルのサーブミスなどにも助けられ12-9とリード。日本は荒木選手のクイック、内瀬戸選手がレフトからのアタックでラリーを制し、14-9。さらに内瀬戸選手がライトからのアタック、ブラジルのタッチネットで16-10とリードを広げ、終盤へ。
内瀬戸選手のサーブアウトから、日本はラリーを新鍋選手がダイレクトで切ると、新鍋選手のブロックで18-11。新鍋選手のライトからのストレートがアウトとなるも、石井選手のフェイントで切る。ブラジルがレフトからのブロックアウトで切るとブラジルは二枚換え。石井選手が軟打、冨永選手のブロックでで連続得点し21-13。ブラジルたまらずタイムアウト。ブラジルはロザマリア選手のライトからのアタックで切り、更に内瀬戸選手のレフトからのアタックをブロックし連続得点、
更にラリー中にブラジルからのタッチネットのチャレンジ失敗。22-15で鍋谷選手をピンチサーバー。ブラジルはナタリア選手がレフトからのアタックを決めるも、石井選手のバックアタックで切る。ブラジルはキャロル選手のクイックで対抗するも、ブラジルのタッチネットでセットポイント。日本は堀川選手を投入。ブラジルはブロックアウトできるも、最後は石井選手の相手ブロックを利用したレフトからのアタックで25-18と先制。


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第二セット、荒木選手のブロードを巡り、ブラジルのチャレンジ失敗、更に荒木選手のブロックで2-0。ブラジルはナタリア選手のアタックできるも、荒木選手がナタリア選手をブロックで止めて3-1。ブラジルは新鍋選手のアタックアウト、タンダラ選手のアタックで4-3と逆転。一進一退から石井選手にボールを集め、バックアタックなどで応戦。内瀬戸選手のレフトからの連続アタックで8-7とし中盤へ。日本は冨永選手のサービスエース、さらにラリーを内瀬戸選手がレフトからブロックアウト、荒木選手がタンダラ選手をシャットし11-7。ブラジルがタイムアウト。ブラジルはブロードできり、新鍋選手のアタックアウトで9-11と迫るも、荒木選手のクイックできる。ブラジルはナタリア選手のレフトからのアタックで切り、日本のレシーブミス、荒木選手のブロードがアウトとなり12-12の同点で日本タイムアウト。日本は石井選手のレフトからのクロス、荒木選手のサーブアウト。新鍋選手のライトからのアタック。ラリーから石井選手のレフトからのアタックアウト、奥村選手のブロードコンビ合わずも、奥村選手がブロードを決め、石井選手のサービスエースで16-15で終盤へ。
石井選手のサーブアウトも、中田監督に背中を押された奥村選手がブロードで切る。ブラジルはアナ選手のライトからのアタックも、荒木選手のDクイック、新鍋選手のライトからのフェイントで19-17。ブラジルはラリーをナタリア選手のレフトからのストレートで切るも、荒木選手のダイレクトでブラジルにブレイク許さず。さらに長いラリーを新鍋選手のライトからのアタックで制し21-18とし、ブラジルがタイムアウト。ナタリア選手のアタックアウト、ブラジルはクイックできるも、日本は新鍋選手のライトからのクロスで23-19。鍋谷選手をピンチサーバーに起用もサーブアウト。ブラジルのタッチネットで日本が24-20でセットポイント。石井選手のレフトからのアタックアウトでブラジルが二枚換え。モニーキ選手のフェイントでブラジルが22-24とし日本がタイムアウト。石井選手のレフトからのアタックがブロック、さらにラリーをモニーキ選手のアタックで24-24。日本は佐藤、野本選手を二枚換え。日本はレシーブを返せずブラジル5連続得点でセットポイント。ブラジルサーブアウトも、モニーキ選手のアタック、さらにナタリア選手のダイレクトでブラジルが27-25で逆転し、1-1のタイスコアへ。



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第三セット、ブラジル1点先行から内瀬戸選手のライトからのアタックと石井選手がレフトからのブロックアウトとアタックで3連続得点し3-1。更に日本の連続ブロックとブラジルのアタックアウトで6-1と大きくリード。更に新鍋選手の軟打、石井選手がレフトから押し込んで8-1と大きくリード。
ブラジルはタンダラ選手のアタックからネットインサービスエースで3-8。日本はロザマリア選手のレフトからのアタックを荒木選手が
ブロック。さらにブラジルのバックアタックがアタックラインを踏み、新鍋選手のライトからのクロス、荒木選手のサービスエースで12-3と大量リードでブラジルタイムアウト。ラリーを石井選手がストレートでコースを切り13-3。しかしブラジルはタンダラ選手のライトからのアタックで切るが、タンダラ選手のサーブアウト、しかし石井選手のレフトからのアタックをブロック、ナタリア選手のアタック、石井選手のレフトからのアタックをブロックし、3連続得点で7-14と差を詰められた日本がタイムアウト。日本は石井選手のライトからのアタックで切るも、ブラジルはナタリア選手のアタックで応戦。しかしブラジルのサーブアウトで16-8で終盤へ。
日本は奥村選手のサービスエース、更に荒木選手がタンダラ選手のバックアタックを荒木選手がブロック、更にラリーを内瀬戸選手のアタックで決め19-8。ブラジルはクイックを絡め10-19。しかし内瀬戸選手のレフトからのアタックで切り、先に20点に乗せる。タンダラ選手のアタックアウトからブラジルはブロックアウトで切り替えるも、サーブミスの多いブラジル。鍋谷選手をピンチサーバーに起用。ここでブラジルがナタリア選手の打球を殺したアタックで連続得点するも、日本はラリーを新鍋選手のライトからのストレートで制す。タンダラ選手のフェイントで切り返すブラジル。日本は石井選手のストレートでセットポイントを奪うと、最後は冨永選手が自らスパイクを決め、25-15で日本が第三セットを奪い、王手へ。

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 第三セット、新鍋選手、タンダラ選手のアタックでスタート。石井選手のアタックが3本ブロックで掴まり1-4。ここで日本がタイムアウト。さらにタンダラ選手のレフトからの強打がブロック吸い込み1-5。荒木選手のクイックで切るも、タンダラ選手のライトからのアタックで6-2。日本は新鍋選手のライトからのクロスで切るも、タンダラ選手のライトからの相手ブロックを弾くアタック、ロザマリア選手のレフトからのアタックでブラジルが8-3とリードし、中盤へ。
ブラジルはサーブアウトもアナ選手のブロード、サービスエースから奥村選手のブロードをブラジルが一枚でブロック。さらに軟打とサービスエースで13-4と大きくリードされ日本タイムアウト。日本のミスで4-14で鍋谷選手投入。石井選手のバックアタックで5-14。ナタリア選手のレフトからのフェイントを荒木選手のブロードで切るも、新鍋選手のライトからのアタックをブロックされ、6-16で終盤へ。新鍋選手のライトからのアタックをブロックも、鍋谷選手のライトからのアタックで切ると野本選手を投入。ロザマリア選手のライトからのクロス、野本選手のアタックに際しブロックタッチのチャレンジ失敗。日本は荒木選手のクイック、ラリーをブラジルのタッチネットで9-20。ここでブラジルタイムアウト。荒木選手のサービスエースから新鍋選手がライトからブロックアウトで11-20。しかし、ブラジルはタンダラ選手のライトからのクロスで切る。日本は野本選手のレフトからのクロスを決めるも、ブラジルがサイトアウトから冨永選手がブロックとツーアタックで連続得点し14-22。ブラジルはアナ選手のブロードで切るも、奥村選手のクイック。ブラジルが日本のレシーブミスでセットポイントを奪うもブラジルがサーブアウト。最後は冨永選手のサーブアウトで16-25で勝負の行方はフルセットへ。

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 最終セット、内瀬戸選手を戻し、鍋谷選手を引き続き起用。冨永選手のサービスエースから、さらにサーブで崩し荒木選手ダイレクト。ブラジルはナタリア選手が押し込むも、荒木選手のクイック、内瀬戸選手のサービスエースで4-1。ブラジルはタンダラ選手がライトから決め4-2。ラリーを鍋谷選手のレフトからのアタック、奥村選手のブロードで6-2。荒木選手のサーブアウトから、鍋谷選手がレフトからのアタックと新鍋選手のサービスエースで8-3とリード。
ブラジルのブロードを鍋谷選手がブロック。さらにラリーを鍋谷選手がレフトからストレートを決め、更に奥村選手のブロックで11-4。ブラジルは二枚換え。モニーキ選手のアタックアウト、レシーブが乱れた局面で日本がチャレンジ成功。13-4。ギマラエス監督抗議でイエローカード。ブラジルはタンダラ選手のアタックで切るも、奥村選手のブロードでマッチポイント。ここで佐藤美弥選手をピンチサーバー。しかしサーブアウトで6-14。最後は内瀬戸選手がレフトから決め、15-6で勝利。セットカウント3-2でブラジルに連勝しました。


 
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・ベストスコアラー
石井優希選手(日本)



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  第四セット途中でやや息切れしたものの、ゲームを通じポイントゲッターとして活躍した石井選手がベストスコア。そして、攻撃でもブロックでも大活躍した荒木選手が18得点と大爆発。新鍋、内瀬戸選手が15、13得点と途中苦しい局面もあったものの安定した活躍。そして、スーパーサブ・鍋谷選手が第四、最終セットで5得点を上げ、要所で活躍。
勝利に貢献しました。
そして、苦しみながら勝ちきった冨永選手や奥村選手も貴重な経験を積みました。


これで日本は2勝1敗。
メダル獲得の可能性を残し、アメリカ、中国との連戦に挑みます。

頑張れ、ニッポン‼


 ※結果は随時更新いたします。
・他の対戦カード

アメリカ(1勝1敗)
3-2
(23-25 25-21 19-25 25-21 15-9)
ロシア(1勝1敗)



・ベストスコアラー
ナタリア・ゴンチャロワ選手(ロシア)

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27得点



中国(2勝)
3-0
(25-14 25-4 25- 12)
韓国(2敗)



・ベストスコアラー
チョウ・ジョウネイ選手(中国)

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15得点