全日本2018年の初戦となるネーションズリーグ。
登録メンバー18名をみる限り、出来るだけまだ使っていない選手を試したいという意図が感じられる。
S:冨永、佐藤美弥、田代選手
WS:新鍋、高橋、内瀬戸、堀川、石井優希、古賀、黒後、井上愛里沙選手
MB:岩坂、奥村、芥川、島村選手
L:井上琴絵、山岸、戸江選手
*赤字は昨年の主力。
9名が昨年の主力で、前述の石井選手、堀川選手を除くと、昨年いなかった選手が7名いる。
石井選手は今季のVプレミアリーグのMVP。昨年は本領発揮とは言えなかったがら、一皮剥けた印象があり、昨年の分も含め今季は活躍出来そう。
*写真は2016年のもの
田代選手は2016年全日本経験者。
リオデジャネイロオリンピックメンバーである。
今回宮下選手が外れたので、昨年主力の冨永、佐藤選手に挑む形となる。キャリア、実績とも遜色なく、持ち味がそれぞれ違うので競る形になりそう。堀川、黒後選手をよく知るセッターとしての強みを発揮したい。
堀川選手は長岡選手と二人しかいないサウスポー。
長岡選手が高さとキレなら、堀川選手はパワー。オポジットとして、今季Vプレミアリーグで日本人最多得点をあげた実力を遺憾なく発揮したい。
高橋選手は昨年、久々の全日本復帰を果たしたが、試合出場にまでは至らなかった。
持ち味は最高到達点310cmのジャンプ力とパンチあるスパイク。パスヒッターの強みを発揮したい。
下のカテゴリーからこの二人が次期エースへ名乗りをあげる。
今季から本格参戦の井上愛里沙選手。
ユニバーシアードにて銀メダルを獲得した日本のエースは、全日本インカレ準優勝という実績をひっさげ久光に入団。デビュー戦ではいきなりベストスコアのセンセーショナルな登場を見せた。
満を持してという形で参加の黒後選手。
U-20世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得し、今年のVプレミアリーグでの新人王。中田監督も認める度胸と几帳面さ。アタックよし、サーブよし、サーブレシーブよしの三拍子で次期エースへ名乗りを上げる。
中田監督は井上、黒後選手を積極的に起用する方針のようだ。
ミドルブロッカーという狭き門に割って入ったのは芥川愛加選手。
JT準優勝の原動力というべきコンビバレーで奥村選手とともに活躍。満を持しての全日本参戦だ。
リベロは2名、ニューカマーがネーションズリーグにエントリー。
山岸あかね選手は上尾メディックスのコートを死守した守護神。
実力は折り紙つき。久々の全日本参戦となるが、ネーションズリーグでは世界選手権に向けて大いにアピールしたいところ。
戸江真奈選手は今季初の全日本選出。
3レグ前後から本格的にサーブレシーブに加わり、新鍋選手に次ぐサーブレシーブ成功率を披露。伸び盛りのリベロ。大きな声もアピールポイント。
以上の選手が昨年実績組の選手とともにネーションズリーグを闘う。
恐らく、何らかの形で全員起用されるものと思われるが、まず、第一次全日本合宿は5/4まで。同時期に行われる黒鷲旗大会は5/5までなので上記のメンバーは出場不可能だが、チームは直後にイタリアへ遠征。
最終調整を経て、ネーションズリーグの第一次ラウンド・ブラジルに向かう。
ブラジルラウンドに誰が選出されるか、まずはそこに注目したい。
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