かつて、筆者は眞鍋シンパと宣言した。
その気持ちは今でも変わらない。

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眞鍋さんは姫路ヴィクトリーナのGMとなり、来季の新リーグにむけV-2参入を実現させた。仙台の問題ではすっかり悪役扱いされ、一旦はチャレンジリーグⅠ編入が決まりながら見送られたが、紆余曲折を経てここまできた。

来季のV-2で姫路がどこまでやれるか、女子唯一のプロチームとして、竹下監督ともども注目が集まる。


それはさておき。

全日本の監督が中田久美さんに変わったが、
それはそれ、これはこれ。

指揮官が誰?というのはひとつの注目点ではあるが、本題から言えば論議するべき点はそこではない。

ファンが求めているのは「強い全日本がみたい」
全てはその一点に尽きる。

だから筆者は変わらず全日本を応援し続ける。

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このブログが発足した理由は
「全日本女子バレーボールチームが本当に金メダルを獲れるのか? 
出来ればそれを見てみたい」

全てはそこから始まった。
その気持ちは今でも変わらない。

日本の精鋭が世界を相手に闘う。
全日本は全てのバレーボーラーが目指す
聖地なのだ。


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さて、今の全日本監督は中田久美さんに代わって二年目を迎える。
正直、初年度はどうかな? 
という部分はあった。

しかし、初戦となるワールドグランプリでしっかりと見せて貰った。

予想以上の好感触である。

特にサーブレシーブからの一本目、低くて速いパスからのレセプションアタック、そしてラリーに持ち込んでの粘り強さ。

これが日本バレーだ。

特にボールをずっと落とさない練習の成果は顕著で、ワールドグランプリではVリーグさながらのラリーになる展開となった。

変わったのはそれだけではない。

眞鍋監督はコーチを分業制にして定期的に入れ替えをした。
これは初めての試みだ。

当時の眞鍋ジャパンを支えたコーチ陣が、現在、要所で指揮官として活躍している。

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全日本のジュニアチーム以下を指揮する安保澄さん、デンソーエアリービーズを指揮する川北元さん、久光製薬スプリングスでコーチとして参加した大久保茂和さんなど多岐に及び活躍している。


おおまかに眞鍋さんの8年間を振り替えると、最初の4年間は竹下、大友、荒木選手など、不完全燃焼だった選手たちに、こうすれば勝てる、という具体的な方法を提示し、結果がついてきて、チームに火がつき、勝つことで自信がみなぎっていた。

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あくまで結果論でしかないが、第二期以降は結果が過剰に求められ、「勝ちたい」から「勝たなくてはならない」にいつの間にか変わっていたようにも思える。

MB1→ハイブリッド6への新戦術への進化系も、あれをやるには時間が少なすぎた。いや、MB1が予想以上の好感触であったが故に立ち戻れなくなった、というべきかもしれない。

セッター以外は全てアタッカーという発想は斬新で、アタッカーがシンクロするという試みは当初あたり、ワールドグランプリでは銀メダルを獲得した。

が、かえってそれが警戒される一因となった。

2014年の世界選手権で頓挫したのち、ハイブリッド6は姿を消すことになるのだか、本来、同戦術を完全にマスターするのであれば、完全なポジションレスまでに8年ぐらいは掛かる。

短期間ではサイドはサイドの動き、ミドルはミドルの動きしか出来ず、帰って速攻が減り、攻撃の的が絞り易くなってしまった。

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何よりも、ミドルブロッカーの将来そのものを大きく変えてしまう戦術である以上、全日本とVリーグのバレーボールが異なり過ぎて非効率だった。

恐らく、現実的なことも踏まえ、オーソドックススタイルに逆行せざるを得なかったのではないか、とみられる。

実際、2015年以降、バックアタックの本数が減り、現在、起動修正の最中。


中田監督体制になって、より体制に変化が加わった。

現在の全日本は男女ともに外国人ヘッドコーチが陣頭指揮を執るスタイルに変わった。

中田監督になってから、現場の采配はほとんどはフェルハトコーチに任せっきり。
口を挟むのは要所。

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システムそのものが変わった。
指揮官が全てを背負うシステムがより細分化された。

大御所系の参入も増えた。

初年度は福田コーチ。
今年は寺廻さんが強化委員長に就任。

これは、中田監督の負担を軽減しようとするためではあるが、それだけバレーボール協会がてこ入れしているのがわかる。

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とにかく、初年度の全日本はアジア選手権に優勝し、ワールドグランプリもファイナル目前まで駒を進めた。
グラチャンは韓国、ブラジルに勝利するところまでに留まったが、昨年のグラチャンは出場国が強力で、正直、韓国戦を落としたら全敗もあり得ただけに、初年度としては上々である。
勿論、昨年ある程度全日本の方向性が見えて、各国も警戒してくるだろう。

それを踏まえての二年目。
中田ジャパンが今年、どんな闘いを見せてくれるのか、この目で見てみたい。
正直、期待は大きい。


サバイバル、という今季の課題。
さあ、これからそれを見せて貰おう。

一ヶ月後には早くも初陣。
どんなバレーボールが展開されるだろうか…。