全日本の育成システムに変化が加わった。

眞鍋監督時代は、下のカテゴリーであろうと良いものは良い、で積極的な選手登用を行った。

今は違う。
まずは下のカテゴリーで結果を出して、ステップアップして、初年度は登録のみ。
あとは自分で足場を固めなさい、というようなシステム。

昨年から今年で言えば…。

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ユニバーシアード組の井上愛里沙、今村優香選手がシニアにステップアップ。
ただし、新体制初年度の今村選手は、まず登録のみ。

U-20世界選手権で活躍した黒後、荒谷選手も同様にステップアップ。ただし、昨年も登録のあった黒後選手のみが今年、ネーションズリーグへ駒を進めた。

段階踏んでからステップアップしなさい、というシステムは序列を作るものであり、無理のないもので好感が持てる。

ただし、若年層の抜擢は減りそうで、その点は「?」

また、存在意義が問われるシステムもある。

Team coreである。

当初は東京オリンピックへの強化指定選手を選出し、強化、育成するために立ち上げられた。

実は男子は上手く行っているのだが、女子はというと…。


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出耒田 敬選手
伏見 大和選手
柳田 将洋選手
山内 晶大選手
高橋 健太郎選手
大竹 壱青選手
石川 祐希選手
小野寺 太志選手
鈴木 祐貴選手
金子 聖輝選手
道井 淳平選手
新井 雄大選手
都築 仁選手

男子は石川、柳田選手をはじめ、山内、出耒田、大竹、高橋、小野寺選手など全日本で活躍する選手が多数在籍。効果は大成功である。


ところが、女子は…。

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大竹 里歩選手
宮下 遥選手
伊藤 望選手
井上 愛里沙選手
古賀 紗理那選手
白井 美沙紀選手
坂本 奈々香選手
廣瀬 七海選手
木村 千春選手
黒後 愛選手
オクム大庭 ハウィ冬美選手
宮部 藍梨選手
吉岡 美晴選手

宮下、大竹選手をはじめ、古賀、伊藤、宮部、坂本、井上、黒後選手がシニアで活動経験があるものの、今年、ネーションズに駒を進めるのは古賀、黒後、井上愛里沙選手の3名のみ。

2016年以降、時計の針はゆっくりとか進まず、上手くいっているとは言い難い。

以前、眞鍋監督が退任され、中田監督に引き継がれた時、竹下佳江さんは、全日本の育成システムを上手く継承していかないと、各カテゴリーだけで終わってしまい、東京オリンピックの後を危惧されていた。

監督が変われば方針が変わるのはやむを得ないものの、先日、「彼女はバレーボーラー」のほうでも「バレーボール夜話 Vol.539 先行き」でも、「選手育成」と、「2020年後の全日本」について提言をさせて頂いた。
こちらをご参照ください→http://volleyballplayer.blog.jp/archives/31282634.html

特に日本は熱しやすく醒めやすい。
勝ってるうちはいいものの、結果が出ないと一斉に叩き出す。

このTeam coreに関しては、男子は相応の成果が出ているので、女子の有り方については今後再検討の余地はあると思われる。