※この記事は「彼女はバレーボーラー」「全日本女子バレーボールの今日、そして明日 〜東京オリンピック編〜」のいずれにも関係するため、双方同時で同じ記事を公開することにします。※内容は若干、異なります。

昨日からのアンケートにお答えいただき、誠にありがとうございます。

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早速集計結果が出ましたので、掲載いたします。




このアンケートを実施した理由はひとつ。
バレーボールの客層について知りたかったからです。

「彼女はバレーボーラー」も、「全日本女子バレーボールの今日、そして明日~東京オリンピック編~」も主役は女子です。
が、実際のところ、女子バレーファンの方の中で男子バレーを見ている割合がどのぐらいなのか、非常に興味深かったからです。

まず、「女子バレーボール好きの方で、男子バレーは見ますか?」という質問に対して。

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「全日本だけ見る」とお答えの方が29%、「男子は全く見ない」も29%とほぼ同数になったことです。これを加算すると全体の約60%が「Vリーグ男子はみない」ということになります。

「男女ともに広範囲にみる」が33%。この層は全体の約3割。
「男子全般見る」が09%と1割未満と少数派。いわゆる「ヲタ層」ですね。



次の質問です。


「男女の会場に脚を運んだことは?」

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この質問は単純に男女問わず、会場に足を運ぶ方の内訳についてを調べたものですが、
「全日本だけ」が10%と、女子バレーファンの中では意外に少数派。
「全日本とVリーグ」が43%と、全日本とVリーグの双方を応援している方が増えて、嬉しい限りです。
「全般的に行く」が20%と、全体の2割が男女問わずに会場に足を運んでいるというのもよい傾向だと思います。

で、最後に「全くない」が27%、全体の3割弱がこの対象です。
おそらく、その理由として
「遠い」、「抵抗がある」、「面倒臭い」、「そこまで熱心ではない」、「諸事情により行けない」などではないか、と推察されます。

今後、観客動員を動かしていくとすれば、この層の開拓がまず最初かな、と思います。

最後の質問です。


「贔屓の選手は?」

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この質問は単純に「女子バレーファンの方に贔屓の選手はいるのか? また、男子選手についてはどうなのか?」という疑問をぶつけてみました。

「女子だけ」が64%と過半数を超えました。
これは女子バレーファンの方への質問なので、妥当な数字といえるでしょう。

「男女ともいる」が33%。
全体の3割強ですが、男女とも贔屓の選手がいるというのが面白いです。
ということは、今後、女子バレーから男子バレーにファンが流れていく可能性は十分ある、ということも指示しているのですが、意外だったのは…。

「男子だけ」0%。
女子バレーファンの方への質問なので、当然といえば当然ですが、女子バレーをなんとなく見つつ、本当は男子選手のファンという方の潜在数はゼロという極端な結果となりました。

前述の「女子バレーボール好きの方で、男子バレーは見ますか?」という質問に対し。

「全日本だけ」29%
「男子は全く見ない」29%

全体の6割弱がVリーグ男子をみないのと同様に、「男子」と「女子」とでは客層が明らかに違うということを証明する結果となりました。

もちろん、先ほどの見解通り、「女子から男子バレーにファンが流れていく可能性は十分ある」という可能性は十分あるものの、実際のところ。

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女子バレーの客層「中高年の男性5割5分」「女性3割5分」「若い男性1割」
男子バレーの客層「女性7割5分」「男性2割5分」

おおよそこんな感じです。

普通に考えると、「男性は女性を追い求め、女性は男性を追い求める」
これは極めて自然のなりゆきなのですが…。

女子バレーの場合「若い男性層の開拓」
男子バレーの場合「男性層の開拓」

これがそれぞれのテーマになると思います。

女子バレーの場合、ファンの年齢層が高いので、このまま行くといずれ衰退する恐れがあるので、若い年齢層、特に若い男性層の開拓は必要になると思います。
何よりも、そのほうが選手のモチベーションがあがるでしょう。

男子の場合、男性層の開拓が課題になる理由として
「全体のスパンを広げる」「女性だけに頼ると人気が一過性になる恐れがある」

おおむねこの2つです。
実際、男子バレーの会場はほぼほぼ女性一色。開放的でファンの方とのコミュニケーションも盛ん。
また、若い女性層は本気モードのファンが多く、おめかしして来場される方も珍しくありません。

ただ、過去の例をみても、人気に火がついたときはともかく、それだけでは人気が低迷したとき、また赤字になります。なので、客層の開拓は男女ともに大きなテーマといえるでしょう。

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結構、意外な結果が出て非常に興味深かったです。ご協力いただいた方々、誠にありがとうございます。また、素朴な疑問がありましたら、ぶつけていきたいと思います。

※全日本的な視点

「女子バレーボール好きの方で、男子バレーは見ますか?」という質問に対し、全体の約3割が「全日本だけ」29%ということで、全日本全般の人気は高いことが証明されました。

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全日本はテレビ放送、それも地上波で放映されることも多いので、注目度合いが高く、国内のバレーボール人気のかなりの割合を背負っていることは周知のとおり。

逆に言えば、「結果がすべて」「人気も必要不可欠」という側面があり、特に「結果がすべて」なのは他のスポーツ同様。カーリング女子がわかりやすい例です。

特にバレーボールは世界的に「女子のスポーツ」とみられがちで、FIVBのHPでも序列は女子が先で男子があとです。

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日本では特に女子のほうが実績が上なこともあり、バレーボールは女子のスポーツという認識が根強いです。

半面、全日本男子は一旦人気に火が付くと爆発的な力を持つことが実証済みで、「石柳」こと石川、柳田選手の人気は日本バレーボール協会の収益にかなり貢献したことでしょう。

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 現在の全日本男子は登り調子で、西田選手、大竹選手などニュースターが誕生。ネーションズリーグでは石川選手不在ながら健闘し、石川選手の存在が霞んでしまうほど順調に来ています。勿論、石川選手が復帰し、さらに成績が向上すると大爆発する可能性を秘めています。

一方、女子はというと、今年は昨年ほどの結果をここまで残せておらず、地味な印象が強いです。
「登っていく男子」と「足踏みする女子」という図式が余計にそんな印象を強くしているのかもしれません。

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勿論、これから「アジア競技大会」「世界選手権」でV字回復する可能性は十二分にありますし、ここでの活躍次第では黒後選手をはじめとするニュースター誕生の可能性を秘めています。

全日本の場合は「結果ありき」ですが、スター性のある選手の成長も人気面で欠かせないところ。
女子の場合、特に木村沙織選手とい人気・実力を兼ね備えた絶対的なスター選手がいなくなったので、ニューヒロイン誕生が女子バレーの人気の火付け役になる可能性が多いにあります。
その点も含め、期待したいところです。


最後に

このアンケートはあくまで女子バレーボールファンの方が対象です。
新たな新規顧客の獲得を図るには、外部からの参入が必要不可欠です。
その意味からすれば、複数のスポーツがみられるDAZNの利用者からの流入など、他のスポーツ愛好者を巻き込むなり、地上波のテレビが絶大な宣伝効果を生み出すことは言うまでもありません。

現在、全日本は4大大会のお抱えテレビ局とのタイアップで「日テレ」→「TBS」→「フジテレビ」→「TBS・フジ合同」のようなサイクルです。

本当は一本化が好ましいのですが、現状は難しいでしょう。
現在、躍進目覚ましいテレ東と「ネーションズリーグ」の独占契約をしてみてはどうかと思います。
「世界卓球」による卓球ブームの火付け役はテレ東です。

視聴率的にも魅力あるマーケットかと思います。ご一考あれ。