さあ、第三次ラウンドまで勝ち残った。

あと二戦でメダルに手が届くかどうかの闘い。

ベスト6がベスト4になるか、そのための闘いが今日から始まる。

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全日本女子バレーボールチームの2018年の総決算。

その舞台は勿論、四年に一度の世界一決定戦・世界選手権。

規模、期間ともにオリンピックを上回るスケールを誇り、まさに世界一決定戦と呼ぶに相応しい夢舞台である。

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世界選手権の詳細については

2018世界選手権・記者会見」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/28349175.html

国際大会2018 世界選手権とは何か?①」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/27825434.html

国際大会2018 世界選手権とは何か?②」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/27829592.html

国際大会2018 世界選手権とは何か?③」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/27863189.html

国際大会2018 世界選手権とは何か?④」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/27897299.html

国際大会2018 世界選手権とは何か?⑤」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/27909415.html

2018世界選手権 出場メンバー発表」⇒http://blog.livedoor.jp/tighteenapple-volleyballjapan/archives/28652552.html


・第三次ラウンド・組分け

G組: 名古屋・日本ガイシホール

F組1位.イタリア🇮🇹
(世界ランキング7位)9勝 勝ち点27

E組2位.日本🇯🇵
(世界ランキング6位)7勝2敗 勝ち点23

E組1位.セルビア🇷🇸
(世界ランキング3位)7勝2敗 勝ち点21



H組:名古屋・日本ガイシホール

F組2位.中国🇨🇳
(世界ランキング1位)8勝1敗 勝ち点24

E組1位.オランダ🇳🇱
(世界ランキング8位)8勝1敗 勝ち点24
 
F組3位.アメリカ🇺🇸
(世界ランキング2位)7勝2敗 勝ち点19

第三次ラウンドは短期決戦。
二回闘って、成績の上位二チームがセミファイナル進出を決める。

二敗すれはその時点で敗退。
悪くとも一勝一敗にしなくてはならない。

特にセット率も関係してくる。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


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女子の世界ランキングは、あまり宛にならない。勿論、世界ランキング上位5チームはかなり強い。日本の世界ランキングは6位だが、四大大会の直近実積は…。

世界選手権:7位
ワールドカップ:5位
オリンピック:5位
グラチャン:5位

四大会連続でメダルから遠ざかっている。

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実際、日本よりランキングが下のオランダはリオデジャネイロオリンピックでベスト4まで進出しており、ネーションズリーグで準優勝のトルコ(世界ランキング12位)や男子並みのジャンプサーブと上から撃ちおろすスーパーエース、ポリーナ・ラヒモワ選手率いるアゼルバイジャン(世界ランキング24位)など侮れないチームが沢山ある。


日本のいるG組はイタリア、セルビア。

ともに今年一回ずつ勝ってはいるが…。


まず、初戦はセルビア。
一度闘っているが、次も勝てる保証はない。

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まず、第二次ラウンドではボシュコビッチ選手を闘わずして下げた。

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その翌日でのオランダ戦でスタメンから外れている。温存なのか、故障なのかは不明だが、いる前提で考えたほうがよさそうだ。

サウスポーから繰り出すライトからのクロスに的を絞り、ブロックでワンタッチ取りたい。ボシュコビッチ選手の得点力を削れば十分勝負になることは証明されている。

それ以外は一度闘っているので同じだが、とにかく、功を奏しているブロック、ディグ、ブロックカバー、そしてサーブの4点を軸にミドルを積極的に使い、サイドやバックアタックの決定率をあげたい。

そして、長丁場を想定するか、短期決戦を想定するかでも変わってくるが、やはりスタミナ切れが心配。
効果的な人員配置での総力戦で勝ち抜かなくてはならない。

また、苦しめられたラシッチ選手のブロードやクイック対策やミハイロビッチ選手対策も重要だ。



次はイタリア。

このチームはエゴヌ選手が得点源というのはハッキリしている。

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目下得点王。

ブロックの上から打ってくるので、サーブで如何にくずすか、そしてブロックでワンタッチ取るかが重要となってくる。

エゴヌ選手対策がまず、第一となろう。

それ以外ではミリアム・シッラ選手。

目下アタック決定率2位。

キャプテンのMB、クリスティーナ・キリケッラ選手とWS・カタリナ・ボセッティ選手。

このところ、日本は各チームのミドル勢に苦しめられている。

再三のナイスディグで繋いではいるが、ブロードの決定本数を削れると的がエゴヌ選手一人になるので、闘いやすい。

それでも、あの高さとパワーは脅威的なので
決して楽ではないが…。

あとはエース潰し。

セルビア戦やブラジル戦で、相手が計算外だったのは、ミハイロビッチ選手やタンダラ、ガライ選手が強打を繰り返してもワンタッチ取られたり、ディグで跳ね返されているうちに調子が狂っていたことだ。

普段、これで決まり、と思っているものが決められないと、次第に焦ってくる。

心理戦で勝つという部分も多分にある。

逆もまた然り。
昨日のブラジル戦で勝ちを意識しすぎるあまり、第三セットの選手交代で帰ってブラジルの闘志に火をつけた可能性はある。

味方の士気だけではなく、相手あっての試合。よそ行きなことはせず、普段の積み重ねが大切。


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ともあれ、第三次ラウンドはたった二戦。
全部出し切るつもりで、まず、目の前の一勝に最大集中して貰いたい。

頑張れ、ニッポン!!


・第三次ラウンド 日本ガイシホール

・10月14日(日)

G組
16:10〜

○F組2位.中国🇨🇳
(世界ランキング1位)8勝1敗 勝ち点24
2-2
(25-22 19-25 20-25 25-23 15-9)
F組3位.アメリカ🇺🇸
(世界ランキング2位)7勝2敗 勝ち点19

世界最高峰の闘い。中国が第一セットを先制するも、上手さのアメリカ第二、第三セットを連取し形勢逆転。第四セット、猛追するアメリカを振り切りフルセットへ持ち込んだ中国が最終セットを奪い逆転勝ち。

・ベストスコアラー
シュ・ティ選手(中国)

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25得点




H組 

19:20〜
E組2位.日本🇯🇵
(世界ランキング6位)7勝2敗 勝ち点23
0-3
(19-25 18-25 23-25)
○E組1位.セルビア🇷🇸
(世界ランキング3位)7勝2敗 勝ち点21

・全日本女子バレーボールチームのスターティングメンバー

・レフト:古賀紗理那選手、石井優希選手
・オポジット:長岡望悠選手
・センター:荒木絵里香選手、奥村麻依選手
・セッター:田代佳奈美選手
・リベロ:井上琴絵選手、小幡真子選手

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第一セット、ミハイロビッチ選手のレフトからのアタック、ブシャ選手のバックアタックでスタート、日本は長岡選手のライトからのアタックで切ると古賀選手のレフトからのブロックアウトで2-2の同点。セルビアはボシュコビッチ選手のレフトからのアタック、古賀選手のレフトからのアタックで3-3。セルビアはラシッチ選手のクイックで来るも、日本は長岡選手のバックセンター、石井選手のレフトからのアタックで5-4とするもセルビアはボシュコビッチ選手のライトからのアタック、荒木選手のブロードをブロック、ミハイロビッチ、ボシュコビッチ選手の連続バックアタックで8-5とセルビアリード。
日本は長岡選手のバックセンターで切るも、ボシュコビッチ選手のライトからのアタック、バックライト、ミハイロビッチ選手のレフトからのアタックで反撃し11-6とし日本タイムアウト。更にセルビアは石井選手のアタックアウトなどで13-6と大きくリード。日本は奥村選手のブロードで切るも、セルビアは田代選手のサーブアウト、ミハイロビッチ選手のフェイントで15-7。日本はセルビアのサーブアウトから石井選手のサーブで崩して長岡選手のダイレクトで返すも、セルビアはミハイロビッチ選手のレフトからのアタックで16-9とリード。
セルビアは長岡選手のライトからのアタックをブロック、日本は石井選手のバックセンターで切るも、セルビアはラシッチ選手のクイックで反撃、さらに古賀選手のレフトからのアタックをボシュコビッチ選手がブロック、日本は荒木選手のブロックでプレッシャーをかけ、セルビアのアタックアウトを誘うも、ボシュコビッチ選手のライトからのアタック。セルビアのサーブアウトから古賀選手のサービスエース、さらにブシャ選手のレフトからのアタックを荒木選手がブロックし14-20でセルビアタイムアウト。セルビアはボシュコビッチ選手のライトからの連続アタックで22-14とし日本タイムアウト。
更にセルビアは乱れたトスをボシュコビッチ選手がライトから決めるも、ブシャ選手のレフトからのアタックがアンテナにあたり、さらにボシュコビッチ選手のアタックアウト、ボシュコビッチ選手のライトからのアタックを奥村選手がブロック、石井選手のレフトからのアタックのブロックタッチを巡りチャレンジ成功、ボシュコビッチ選手のアタックアウトで19-23に詰め寄り、セルビア二回目のタイムアウト。セルビアはボシュコビッチ選手のライトからのアタックで切り、セットポイント。最後は長岡選手のライトからのアタックがアウトとなり25-19でセルビアが先制する。

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第二セット、セルビアは古賀選手のレフトからのアタックをブロックなど2点先行。セルビアのタッチネット、ボシュコビッチ選手がワンタッチ取り3-1。古賀選手のフェイントで切るも、セルビアはブシャ選手のレフトからのアタック、ボシュコビッチ選手のライトからのアタックで5-2。日本はブシャ選手のレフトからのアタックがアウトとなるも、ラリーをボシュコビッチ選手のライトからのアタックで制し、石井選手のレフトからのアタックを巡りアンテナタッチのチャレンジ失敗で3-7。さらにミハイロビッチ選手のバックセンターで8-3とセルビアがリードする。
日本は長岡選手のバックライトで切るも、荒木選手のサーブアウト、長岡選手のバックからのフェイント、ミハイロビッチ選手のレフトからのアタックアウトで6-9。セルビアはラリーをボシュコビッチ選手のライトからのアタックで制し6-10。さらに日本のミスで11-6。日本は長岡選手のライトからのブロックアウトを取るも、長岡選手のアタックアウト。ここで奥村選手のクイックで切るも、ミハイロビッチ、ボシュコビッチ選手のライトからの連続アタックで8-14とされ日本はタイムアウト。日本は荒木選手のクイックで切るも、ボシュコビッチ選手のライトからの連続アタックで9-16と7点を追う。
セルビアのクイック、長岡選手のライトからのアタックで、黒後選手を投入、黒後選手のアタックアウトから、荒木選手のブロード、セルビアのアタックアウトで12-18。セルビアはミハイロビッチ選手のバックセンター。ミハイロビッチ選手のアタックアウト、ボシュコビッチ選手のバックセンター、ラシッチ選手のブロードと21-13としセルビアが主導権を譲らない。ここで日本タイムアウト。
黒後選手のライトからのアタックで切るも、ミハイロビッチ選手のレフトからのアタック、セルビアのサービスエースで23-14。日本は長岡選手のライトからのアタックで切ると、内瀬戸選手をリリーフサーバーに起用、長岡選手のライトからのストレート、日本はレシーブを繋いで17-23としセルビアタイムアウト。内瀬戸選手のサーブで崩して荒木選手のブロックで18-23。内瀬戸選手のサーブアウトでセルビアセットポイント。最後は日本がオーバーネットを取られ、25-18でセルビアがセットを連取する。

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第三セット、黒後、新鍋選手を投入。ミハイロビッチ選手のレフトからのアタック、セルビアのサーブアウト、セルビアのサイドアウト、サーブアウトで2-2。セルビアはボシュコビッチ選手のライトからのブロックアウト、サーブアウトとミスが多く3-3。日本はラリーの末古賀選手のレフトからのアタックがブロックされるも、黒後選手のバックセンターで4-4。セルビアはボシュコビッチ選手のライトからのクロス、田代選手のツーアタック、田代選手のサーブで崩してミハイロビッチ選手のアタックをブロック、スデバノビッチ選手のブロードを巡りセルビアチャレンジ失敗で日本7-5。セルビアはミハイロビッチ選手のレフトからのアタックで切るも、ボシュコビッチ選手のライトからのアタックを奥村選手がブロックし8-6で日本リード。
セルビアはミハイロビッチ選手のレフトからの連続アタック、黒後選手のレフトからのアタックをブロックし9-8と逆転。日本は黒後選手のレフトからのアタックで切ると、奥村選手のサービスエースで10-9と逆転。セルビアはミハイロビッチ選手のレフトからのアタック、黒後選手のレフトからのアタックアウト、荒木選手のクイックをブロックしてセルビア12-10で日本タイムアウト。
日本は黒後選手のフェイントで切るも、ボシュコビッチ選手のライトからのアタック、ブシャ選手のレフトからのアタックを荒木選手がブロック、ボシュコビッチ選手のライトからのアタック、セルビアのサーブのインアウトを巡りチャレンジ失敗で13-14。黒後選手のバックセンター、古賀選手のレフトからのアタック、ボシュコビッチ選手のバックライトがアウトとなり3連続得点し16-14と逆転。
セルビアはスデバノビッチ選手のブロードで切るも、日本は奥村選手のブロードで対抗。セルビアはミハイロビッチ選手のレフトからのアタック、黒後選手のバックセンターがアウトで17-17。古賀選手のライトからのクロスとサービスエースで19-17と2点リードし、セルビアタイムアウト。セルビアはミハイロビッチ選手にボールを集めレフトからのストレート。黒後選手のレフトからのブロックアウト、セルビアのアタックアウトで21-18とリードしセルビア二回目のタイムアウト。セルビアはボシュコビッチ選手のアタックで切るもサーブアウト。セルビアのレシーブエースを巡り日本がフロアタッチのチャレンジ失敗、日本のブロックがアンテナにあたり、セルビアのサービスエースで22-22の同点となり日本タイムアウト。荒木選手のブロードがブロック、荒木選手の短いブロードで切り、黒後選手のサーブアウトで23-24。最後はセルビアがツーアタックで決め25-23で取りセルビアがストレートで初戦を勝利しました。

・ベストスコアラー
ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)

Tijana Boškovic

24得点

数字以上に接近した試合で、バックセンターも効果的でしたが、ボシュコビッチ選手のライトからのクロス、ミハイロビッチ選手のレフトからのアタックを止められず、惜しい敗戦となりました。

ミドルは比較的封じられましたが、今回はボシュコビッチ選手がいた分、苦しい展開となりました。後半、新鍋選手が入った時のほうがバランスがよく、守りでもセルビアの固さに手を焼きました。

いずれにしても、イタリア戦に全てがかかります。全てを出しきって、勝ちきって貰いたいと思います。

頑張れ、ニッポン!!


※ライブ配信がございます。→https://tver.jp/corner/f0027109
 

※結果は随時、更新いたします。