全日本の闘いは華やかだ。
それは、日本代表の闘い。

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日本人はこういうのが大好きだ。
普段バラバラでも、対海外の時結束する。

WBCも、サッカーの日本代表もそう。
カーリングも、オリンピックで有名になった。

では、日本代表とV-leagueは何が違うのか?

厳密に言えば、全日本もV-leagueも同じバレーボールに代わりない。

ただ、高さとパワーがまるで違う。
大きさが違うということは、やってる内容か違う。

国際大会で通用したからといって、国内で通用する訳でもない。また、逆もしかり。

同じサイズで、同じぐらいの身体能力で闘えば、決まっていたフェイントも拾われるし、ブロックの能力も同じぐらい。

つまり、NPBとMLBの違いのようなものだ。

ストライクゾーンも、キャッチャーの役割も違う。

海外ではセッターにきちんとセットアップの位置を指示しないと合わせてくれない。

日本ほど緻密ではなく、あげたら打つあんたの責任という感じ。

日本のキャッチャーは配給を決めたり、ベンチからの指示に従うが、海外の場合、ピッチャーの投げたがる球をサインで送るのがキャッチャー。

キャッチャーに責任はなく、打たれたらピッチャーのせい。

この辺に国民性の違いが出ている。
裏方でチームを支える美徳というのは、日本独自の考え方らしい。

勿論、日本と似た考え方のチームも沢山いるのだが…。


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例えば、WBC(ワールドベースボールクラシック)では日本は強い。

スモールベースボールなどと揶揄されるが、日本の野球は緻密。サッカーもそう。

ランナーが出たら送りバントでランナーを進め、内野ゴロでも一点。エンドランやバスターなどでプレッシャーを掛ける。

サッカーもそう。
繋いで、繋いで、ワンチャンス、或いはカウンターを狙う。

一撃の破壊力がないから、嫌でも緻密になる。

今年は日米野球だが、あそこにはメジャーリーガーが出場しなかったりするので、日本は確実にトップクラスだ。

ただ、肩とパワーだけはどうにもならず、数多くのスラッガーがメジャーに挑み、不本意な成績で帰国している。


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野手で言えば、松井、イチロー、城島選手ぐらいのもので、残りは国内の成績とは比較にならないぐらい惨めな成績で終わっている。

で、それらを踏まえ、バレーボールもやはり、緻密さが第一。

レシーブで拾って、正確なパスからのサイドアウト。ブロックでワンタッチ取って、ディグで繋いでからのトランジション。

元々、ラリーに持ち込むは日本のお家芸。
国内バレーはラリーの応酬になる。

それを世界のパワーと高さにアジャストしようというのが、現在の全日本。

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実際、今回の世界選手権で、ディグ、ブロック、サーブについては、格段の進歩があった。が、決定力不足という課題が解決されていない。

ラリーに持ち込んでの得点が多いため、体力的消耗が激しい。

こうなると、ディフェンスは勿論、サイドもミドルも複数人使って、総力戦で勝たなくてはならない。

海外チーム同士の試合では決定力のあるアタッカーが決めてくれるので、選手の消耗が少ない。日本は動き回るので、体力の消耗が激しい人数、それも得点力の高いパスヒッターは多いほうがいい。


そうした点を踏まえても、今大会では、岩坂、島村、冨永、内瀬戸選手の出番が少なかった。

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冨永選手は二枚換えとリリーフサーバー、内瀬戸選手は後衛の守備固めとリリーフサーバーと役割がハッキリしていたが、岩坂、島村選手は単純に出番が少なかった。

これなら、展開を変えるサイドをもう一枚増やすべきだったかもしれない。ワンポイントブロックとか起用法はあったかもしれない。



また、井上、小幡選手が申し分のない働きをしていて、甲乙つけがたい。

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今回はそれぞれ、ディグ、サーブレシーブ担当だが、もし、東京オリンピックもリベロ二枚なら、ミドル二枚、もしくはサイド一枚が外れることになる。

オリンピックは12名だ。
このルールの改正をすべきと再三記事に書いてきた。

理由はひとつ。
オリンピック以外の国際大会はほとんど14名だからだ。

オリンピックだけが、何故か旧態依然の12名に固執している。

せっかくの東京オリンピックだ。
リベロが2名当たり前のご時世に、いつまでもこのルールはおかしい。

早急に変えてほしい。


で、話を戻す。

今年である程度メンバーが固まってきた。
特に


田代、荒木、奥村、古賀、石井、黒後、新鍋、長岡、井上、小幡選手はもはや中軸だろう。

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こうなると、あとは残るメンバーについてだが…。


田代選手のレギュラー化と比例して冨永選手の出番が激減した。

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佐藤選手はアジア競技大会後、肩を故障していたらしいが、セッターは今後田代選手が中心となっていくだろう。

そこで、改めて宮下遥選手を推したい。

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サーブ、ディグ、ブロックに優れ、今の全日本の方向性に最も合っている。

何よりも、他のセッターと全くタイプが異なり、高い位置からトスが上がってくる。

二枚換えでも息のあっている長岡選手となら問題なくこなすだろう。

勿論、来季のリーグ次第という側面もあるが、これだけ条件が揃っている選手を放っておくのもどうかと思う。

やはり改めて再考すべきだろう。


島村選手は出番が少なかったが、彼女は奥村選手に勝るとも劣らないスピードと高さもあるし、サーブも良い。

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やはり使いたい。 


サイドの候補は沢山いるが…。

今回、世界選手権から漏れた鍋谷友理枝選手。

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元々サーブに定評があるが、故障箇所の完治が遅れ、本領発揮とはならなかった。
スピードがあり、展開を変える切り札的存在。昨年、あれだけ活躍した選手なので、早く一線に復帰してほしい。


今年は出番が少なかった野本梨佳選手。

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打点の高さが魅力的で、世界向きの選手。
レフトの決定力不足を埋める貴重な存在。

出来れば、来季はサーブレシーブにも積極的に挑戦して新味を出したい。


出番がなかった今村優香選手。

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V-leagueでの活躍を思えば、チャンスを与えて欲しい選手の一人。

アジアクラブ選手権で八面六臂の大活躍を見せた廣瀬七海選手。

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サーブレシーブの向上と年間通じての活躍が出来れば、次の全日本候補だろう。

候補はまだまだ沢山いるが、また改めて。