海外へ移籍する奥村麻依選手。

タイのナコンラチャシマのチームではかつてのチームメイト・オヌマー選手やヌットサラ選手と同じチーム。

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タイのコートの隙を狙う巧みで速いバレーを習得し、一回り大きくなって、戻ってきて欲しい。


全日本に選ばれる選手はほとんど、旧プレミアリーグの選手。

今年からはV-1、V-2に区分されるが、V-2から選ばれるのは至難の技。

かつてチャレンジリーグから江畑幸子選手。9人制から宮本小百合選手が選出されたことがあったが、かなり稀な例。

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ましてや活躍ともなるとかなり例が少なく、江畑選手は第一期眞鍋ジャパンのダブルエースとして木村沙織選手とともにロンドンオリンピックの銅メダル獲得に大きく貢献。
パンチ力溢れるアタック、バックアタックもさることながら、勝負強さ、大舞台に強い強心臓ぶりから、全日本に復帰を望む声も少なくない。

江畑選手は現在、PFUブルーキャッツに籍を置き、今年で三シーズン目を迎える。

チームは今季からV-1に昇格。

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監督は加藤陽一コーチが昇格。
久光製薬スプリングス、PFUブルーキャッツのコーチを経て、今季から指揮を取る。

キャプテンは清水眞衣選手。
全日本選手並みの身体能力を誇るミドルブロッカー。選手として充実期に入った。

昨年は故障で棒に振った三橋聡恵選手。
攻守の要にしてムードメーカー。
チームの精神的支柱。

完治は難しいようだが、元気なところを見せて欲しい。

すっかり日本に馴染んだ外国人助っ人の先駆者的な存在。ジェニファー・ドリス選手。
チャレンジリーグ時代の日立リヴァーレからPFUに移籍。日本語も流暢。

196cmの高さから繰り出すブロード、クイックは勿論、ブロックでも貢献。なくてはならない大黒柱。

数少ない大型ミドルの村上華澄選手。
ここまでは期待以上とは言えないが、若い松下紗也選手ともども今年は出番を増やしたい。

このチームはサウスポーが多い。
サーブレシーブもこなすパスヒッターの吉安遥選手。チームにワンクッション入れる貴重な存在の宇田沙織選手。
そして、二枚換えでライトに入ることの多い津賀菜緒選手。今年で移籍二年目。点取り屋として活躍の場を増やしたい。

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チームに新風をもたらす存在となりそうなチャッチュオン・モクシー選手。
現役タイ代表選手にして若冠18歳の新鋭。
アチャラポーン、ピンピチャヤ選手らとともにタイの次世代エース。

江畑、ドリス選手とともに得点源として期待される。

チャッチュオン選手がレフトなら、その対角レフトとして活躍が期待される三人のアタッカー。

秋山愛海、堀口あやか選手は伸び盛りの選手。二人の活躍と大型サイドの有田妃奈乃選手。バックアタックも積極的にトライ。

サーブレシーブも含め、両レフトが機能すれば、課題の得点力アップも期待出来る。

チームの司令塔は移籍二年目の正里菜選手。
JAぎふをチャレンジリーグで3位に導いた手腕を買われNECに移籍も、僅か1年でPFUに移籍。明るいチームのムードにもすっかり馴染み、セカンドセッターの島畑奈緒子選手とともにチームの躍進を担う。

リベロは谷七海選手がメイン、和田実莉選手。

ドリス、江畑選手に加え、チャッチュオン選手の加入で大きな飛躍も期待出来る。



昨年、チャレンジリーグⅠで岡山、PFUに次ぐ好成績で3位を射止めたKUROBEアクアフェアリーズがV-1に挑む。

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新監督は丸山貴也さん。

キャプテンを務める丸山紗季選手のお父さんにして奥様は、かつて全日本で活躍した丸山(江上)由美さん。

チームの中心は攻守の要、和才奈々美選手とミドルの軸・倉見夏乃選手。
和才選手はチーム事情によりリベロを務めたこともあるほど守備力が高く、倉見選手は182cmの長身ミドル。

エースとして期待される平谷里奈選手。
昨年後半から復帰。
サイドは仙台から移籍二年目の舛田紗淑選手とキャリアのあるオポジット・菅野菜緒美選手。

セッターは南美寿希選手。
久光から移籍してチームにもすっかりとけこむ。小西愛衣選手とともに司令塔を担う。

今季から加入の新戦力。
ベルギー代表のフレア・アールブレヒト選手。186cmのミドルブロッカー。
倉見選手と高い壁として、攻撃面でも期待される。ミドルは雪丸梢選手と綿引菜都美選手の4名が担う。


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今季、久光製薬スプリングスから加入の浮島杏加子(あかね)選手。
小柄だがサウスポーから繰り出すシャープなアタックには定評がありアジアクラブ選手権でも活躍。新天地での活躍が期待される。


昨年、チームの躍進を支えたリベロ・馬場ゆりか選手。仙台から移籍して二年目。白崎麻友香選手とともにコートを死守する。

これまではチャレンジリーグとしては高さもあり、守備力の高さには定評があったが、相手のランクがぐんとあがる。

フレア、浮島選手の加入で高さと得点力アップ、さらにチーム力の高さで挑む。

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今季は新リーグに伴う移籍の規制緩和、味田枠開放による外国人選手二名の参加可能により、昨年とは大幅なラインナップの変更があるチームも多い。

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交流戦が半分以上と、まだ東西分けが試運転状態だが、浮き沈みがどうなるか?

PFUとKUROBEは今季、ともに東に区分され、凌ぎを削ることになる(続く)