日本バレーボール協会(JVA)はVリーグ機構が2019年(令和元年)5月1日からJVA加盟団体に入ることを、臨時理事会で承認した。
JVAの加盟団体とはJVAの趣旨に賛同し、ともに日本バレーボール界の普及・発展のために各種事業を行う団体。
これに伴い、将来的にはJVAの「バレともチケット」とVリーグ機構の「Vリーグチケット」の運営サイトの統合や、Vリーグ機構の事業運営を行う「排球堂マーケティング株式会社」とJVAの事業やプロモーションを共同で展開することとなる。
・中田ジャパン ここまでの戦績
2017年
ワールドグランプリ2017:6勝3敗 7位
アジア選手権:7勝 優勝
ワールドグランドチャンピオンズカップ2017:2勝3敗 5位
2017年:15勝6敗
2018年
ネーションズリーグ2017:7勝8敗 10位
アジア競技大会:4勝3敗 4位
世界選手権2018:7勝5敗 6位
2018年:18勝16敗
2年間通算:33勝22敗 勝率:.600
2010年:17勝12敗
JVAの加盟団体とはJVAの趣旨に賛同し、ともに日本バレーボール界の普及・発展のために各種事業を行う団体。
現在、加盟57団体、準加盟1団体が加盟しており、今回、Vリーグ機構が加わり、加盟58団体となった。
元々同じ日本バレーボール協会から枝分かれしたVリーグ機構はこのたびの加盟により、日本代表の活動に軸を置くJVAと、国内最高峰のリーグ戦を展開するVリーグ機構が実質一体化し、元の姿に戻る。
これに伴い、将来的にはJVAの「バレともチケット」とVリーグ機構の「Vリーグチケット」の運営サイトの統合や、Vリーグ機構の事業運営を行う「排球堂マーケティング株式会社」とJVAの事業やプロモーションを共同で展開することとなる。
日本バレー界が一本化の道を歩む中、全日本女子バレーボールチームが中田久美監督体制になって3年目に入る。
・中田ジャパン ここまでの戦績
2017年
ワールドグランプリ2017:6勝3敗 7位
アジア選手権:7勝 優勝
ワールドグランドチャンピオンズカップ2017:2勝3敗 5位
2017年:15勝6敗
2018年
ネーションズリーグ2017:7勝8敗 10位
アジア競技大会:4勝3敗 4位
世界選手権2018:7勝5敗 6位
2018年:18勝16敗
2年間通算:33勝22敗 勝率:.600
優勝:1回 準優勝:0回 3位:0回 4位以下:5回
では、第一期眞鍋ジャパンの2年間と比較してみる。
では、第一期眞鍋ジャパンの2年間と比較してみる。
2009年
モントルー・バレーマスターズ:4敗 7位
ワールドグランプリ2009:6勝8敗 6位
アジア選手権:7勝1敗 3位
ワールドグランドチャンピオンズカップ2017:2勝3敗 4位
ワールドグランドチャンピオンズカップ2017:2勝3敗 4位
2009年:15勝16敗
2010年
モントルー・バレーマスターズ:1勝3敗 7位
ワールドグランプリ2010:8勝6敗 5位
アジア競技大会2010:(Bチーム参加のため割愛)
世界選手権2010:8勝3敗 3位
2010年:17勝12敗
2年間通算:32勝28敗 勝率:.466
優勝:0回 準優勝:0回 3位:2回 4位以下:5回
こうして比較すると…。
小規模な親善試合は除くとして、進め方の違いが明白だ。
眞鍋ジャパンはモントルー・バレーマスターズからの活動はじめを基本とし、アジア選手権を除くアジアの諸大会にはあまり積極参加せず、世界を肌で感じ適応力を試すスタイルを採っている。
中田ジャパンは合宿期間を多めに取り、基本は世界の主要大会のみ参加。アジア関連の諸大会に積極参加。練習で基礎を身に付け、土台作りを重視している。
さて、肝心なのはここから。
中田ジャパンはここまで、低くて速いレセプションアタックやボールを落とさない練習によるディグの強化をはじめ、サーブレシーブ、サーブ、ブロックの強化といった土台作りに専念してきた。
ここからは戦術的な側面が重要視される。
また、今年はアナリストを踏まえた動作解析などにも着手する方向で、フェルハトコーチの退団は、日本の戦術的、機密保持の観点も垣間見ることが出来る。
基本ベースは以下の布陣
古賀 荒木 新鍋
田代 奥村 石井(黒後)
井上、小幡
今年はここに、ライト方法からのセンター線を絡めてのコンビネーションが課題となる。
機動力だ。
V-leagueでは今季、ライトプレイヤーの移動してのDクイックなどを絡めたコンビプレイが積極的に見られ、ここにバックアタックのオプションを交えた攻撃が展開されている。
よりトリッキーなプレイだ。
今年のミドルブロッカーは、奥村、島村、芥川、渡邊選手がスピードタイプ寄りで
荒木選手が兼備型。
サーブもよく、キャプテン経験者でもありチームの精神的支柱として、コートキャプテンとしても存在感を増す。
岩坂選手と入澤選手には高さとブロックという面での活躍が期待される。
岩坂選手はキャプテン3年目。V-leagueでブロードの積極使用。攻撃面での進化が期待される。
で、ミドルをコンビプレイを絡めていくライトプレイヤーは…。
前述の通り、ライトを得意とするのは新鍋選手ひとりで、ここに内瀬戸、鍋谷選手を絡めていくことが選択肢のひとつとして予測される。
ともにスピードを信条としており、元々はレフト。配置替えが容易で相手を撹乱しやすい。
ここにライトに慣れている東谷選手。所属先の東レでライト起用が予測される石川選手などを絡めてあくのが面白い。
基本、レフトプレイヤー、それもパスヒッターが多く、ライト⇔レフトの転用が増えるということは、今季はサイドアタッカーがユニバーサル的な起用が増えることが予測される。
これはある意味、ハイブリッド6の発想に近い。
ライトを攻守の要的なポジションと割り切ることも出来るが、バリエーションが広いほうがあらゆる局面にも適用しやすい。
また、ライト⇔レフトの配置替えが自在になると相手を撹乱しやすい。ここにミドル⇔サイドの兼用選手が増えると、さらに撹乱が出来る。
ただし、古賀、石井、黒後選手の三枚と新鍋選手が基本線となると、後はオプション。
今季加わった新戦力をケースバイケースで起用していくことになるだろう。
古賀、石井、黒後選手の三選手はエースなので、レフトの決定力をあげるためにも、センター線とライトを絡めた攻撃バリエーションが重要となる。
今年の新戦力はレフトプレイヤー、それもパスヒッターが多いので、まずはサーブレシーブと決定力が通用するのか、モントルー〜ネーションズリーグで試される。
今季はネーションズリーグまでが前半。
チャイニーズタイペイとの親善試合、アジア女子選手権、そしてワールドカップまでが後半となる。
昨年と違い、今年は9月一杯で全日本の活動が終わり、多くの選手がV-leagueで東京オリンピックへの最終調整に入り、来年1月一杯でリーグを終え、早々と合宿期間に入る。
既にそのカリキュラムは組まれている。
残り一年を切った東京オリンピック。
今年は最終関門的な一年だが、まずはモントルーからネーションズリーグで各選手、特に新戦力と巻き返し組は存在感を存分にアピールして貰いたい。
黒鷲旗大会終了後、主役が全日本に入れ替わる。
シーズン到来は近い。
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