「彼女はバレーボーラー」にて全日本男女の格差がなくなったことを述べた。

バレーボール夜話 Vol.939 男女格差がなくなった日」参照→http://volleyballplayer.blog.jp/archives/37845111.html


この数十年、男子が女子を上回ったことはない。
元々バレーボールは女性のスポーツの色濃く、少し前までFIVBでの扱いも女子が男子より上だった。

ただ、男子バレーの方に人気面では爆発力がある。
これは性別的なところが大きい。  

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男子バレーはほぼほぼ女性ファンで、プレイもダイナミック。男子選手は女子選手に比べも大きく開放的。

結果が後押しすればたちまち人気爆発。
2015年のワールドカップで火がついたように、この秋は再びブレイクの予感すらある。


それはともかく。

女子は7勝5敗から三連敗で7勝8敗となった。

その三連敗の相手がポーランド、韓国、ドミニカ共和国といずれもセカンドクラス。

オリンピックの出場が微妙なポジション。
それらのチームに3連敗では現実的に厳しい。


では、日本がオリンピックでメダルを取るには
どこに勝たなくてはならないのか?

検証してみる。

まず、Aクラス。

世界ランキング上位にして、実力的にもトップクラス。 

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セルビア(世界ランキング1位)
WC:2位 オリンピック:2位 世界選手権:優勝

中国(世界ランキング2位)
WC:優勝 オリンピック:優勝 世界選手権:3位

アメリカ(世界ランキング3位)
WC:3位 オリンピック:3位 世界選手権:5位

ブラジル(世界ランキング4位)
WC:不参加 オリンピック:5位 世界選手権:7位

ロシア(世界ランキング5位)
WC:4位 オリンピック:5位 世界選手権:8位

オランダ(世界ランキング7位)
WC:不参加 オリンピック:4位 世界選手権:4位

イタリア(世界ランキング8位)
WC:不参加 オリンピック:9位 世界選手権:2位


まず、このAクラスだが…。

現体制になってからフルメンバーで勝てていないのは中国とアメリカ。

中国は追い詰めても、最後はシュ・ティ選手に無理やりねじ伏せられて負けている。

アメリカの組織だったバレーボールが苦手で、グラチャンでは勝利目前まで迫りながら敗れ、今年は若手中心のこのチームにひねられている。

ブラジルは地盤沈下が顕著で、ネーションズリーグぐらいなら上位に来ても、近年、オリンピックでも世界選手権でも苦戦。何しろ主力の高齢化が進み、エースがガビ選手と次第に小粒になってきた。

セルビアは昨年の世界選手権で勝ったもののフルメンバーでこられてはしんどい。

ロシアはコシェレワ、ゴンチャロワ選手不在のネーションズリーグなど参考外。両エースが揃うとさすがに厳しいだろう。
 
オランダもスローティエス、プラク選手が揃ったのは後半。実力的に安定しており、強力な相手だがこの辺りで勝てないと現実的にメダルは厳しい。

実力的にはトップクラスのイタリア。
昨年の世界選手権での死闘が記憶に新しい。
こちらもエゴヌ、シッラ選手が揃うと手強い。


ここまでがAクラス。
特にオリンピックのメダルを狙うなら、打倒中国とアメリカが焦点となろう。


次いでBクラス。

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韓国(世界ランキング9位)
WC:6位 オリンピック:5位 世界選手権:17位

ドミニカ共和国(世界ランキング10位)
WC:7位 オリンピック:不参加 世界選手権:9位

トルコ(世界ランキング12位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:10位

タイ(世界ランキング14位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:13位

トルコ(世界ランキング12位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:10位

ポーランド(世界ランキング26位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:不参加

三大大会でのメダル獲得がないセカンドクラス。メダル獲得にむけて落とせないクラスだが、やはり鬼門の韓国とドミニカ共和国、そして復権目覚ましいトルコとポーランド、巧者タイといずれ劣らぬ曲者揃い。

韓国は中国、タイとオリンピック出場を争い、ドミニカ共和国は北中米ではナンバー2。激戦区ヨーロッパということもあり、トルコとポーランドは四面に強敵揃い。両方が東京オリンピックに出場することはなさそうだ。

ただ、このクラスにコロコロ負けているようでは現実的にメダルは厳しいだろう。



・Cクラス

TeamfromGermanyafterscoring

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アルゼンチン(世界ランキング11位)
WC:8位 オリンピック:9位 世界選手権:19位

ベルギー(世界ランキング19位)
WC不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:不参加

ドイツ(世界ランキング15位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:11位  

カメルーン世界ランキング26位)
WC:不参加 オリンピック:11位 世界選手権:21

アゼルバイジャン世界ランキング26位)
WC:不参加 オリンピック:不参加 世界選手権:15位

ペルー世界ランキング26位)
WC:11位 オリンピック:不参加 世界選手権:不参加


このクラスになると負けは許されないクラス。
ドイツは本来Bクラス、ベルギーはネーションズリーグでは元気だが、このクラスに再び負けるようなら絶望的。アルゼンチンは世界ランキングほど強敵ではなく、むしろ怖いのはアゼルバイジャン。ラヒモワ選手というスーパーエースがいるがディフェンスがお粗末。アンヘラ・レイバ選手というスーパーエースがいたペルー。日本のエッセンスを組んでおり、その後どうなったか?
オリンピックではてこずったカメルーン。アフリカ大陸ではトップクラス。

実際にオリンピックに出場してきそうなのはカメルーン。そしてブラジル以外に強敵のいないアルゼンチン。いわゆる、踏み台にしたい相手。

上記以外にはプエルトリコがいるが、ここもステップにしたい相手。

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こうしてみると、Aクラスはいずれ劣らぬ強敵揃いだが、当面は打倒中国とアメリカ。

難敵揃いのBクラス対策。

確実に勝たなくてはならないCクラス。
やることは山積み。

上手く対策を練らないと、メダルどころの騒ぎではなくなるかもしれない(続く)