オランダとの親善試合第二戦が組まれ、またしてもフルセットの末敗れ、二連敗となった。

日本 
2-3 
(13-25 25-23 25-23 23-25 19-21)
◯オランダ

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全日本女子バレーボールチームのスターティングメンバーは以下の通り。

レフト:古賀紗理那選手、黒後愛選手
ライト:新鍋理沙選手
ミドル:荒木絵里香選手、奥村麻依選手
セッター:佐藤美弥選手
リベロ:山岸あかね選手

試合内容はバレーボールマガジンより引用

第1セット序盤、オランダに粘りのディフェンスから攻撃を決められ、1-5とリードを許す。さらに速攻、サービスエースと得点を重ねられて4-11と苦しい展開に。5-15 でセッターを佐藤から田代佳奈美に交代するが、それでもオランダのペースは変わらず、8-19に。最後までリズムを作れないまま、このセットを落とした。  

第2セットは古賀に代わり、石井優希が入ってスタート。好レシーブを連発したオランダに5-8と序盤はリードを許したが、田代のサーブを起点に連続得点し、10-9と逆転。新鍋のブロックや奥村の速攻で16-13としたが、オランダも連続得点し、16-15と詰め寄られる。しかし、その後は新鍋のポイントや黒後のバックアタックでセットポイントをつかむと、最後はオランダのサーブミスで競り合いをものにした。  
第3セットの序盤は、連続得点をあげたオランダが3-6とリードする。そこから石井のブロックや黒後のサービスエースで8-7と逆転に成功した。拮抗した展開のまま終盤に突入すると、荒木のサービスエースで21-19と一歩抜け出す。オランダにミスが出て24-21とすると、オランダもサービスエースで食い下がるが、最後は相手のミスで25-23でセットを連取した。  
第4セットはメンバーを全員入れ替えてスタート。立ち上がりはリードを奪ったが、オランダのサーブに崩されて逆転を許すなど、一進一退の展開で中盤へ。 宮下遥のサービスエースで13-11、古賀のサービスエースも飛び出し、15-12とリードを広げる。 しかし、オランダも速攻を起点に連続得点し、15-16。長内美和子のスパイクで17-16、その後も終盤まで競り合いが続いたが、オランダのブロックで23-24とされ、最後は日本のミスでこのセットを落とした。  

第5セット、古賀のサービスエースで2-0とリード。しかし、オランダにもサービスエースとブロックを決められる。長内のサービスエース、鍋谷友理枝や黒後のポイントで14-13と日本はマッチポイントをつかんだ。しかし、オランダもバックアタックを決めてデュースにもつれ込み、サイドアウトの応酬で19-19からオランダのブロック、最後は日本のミスで19-21。競り合いの末、オランダに敗れた。

とのこと。

勝てなかったのは残念だが、強さを肌で感じられたのか、得るものがあったのか、そちらのほうが大事。まずは残りの期間を有意義に過ごして頂きたい。

 
ところで、FIVBのインスタグラムにてキム・ヨンギョン選手のロンドンオリンピック当時の勇姿が掲載されていた。
かなり若々しい。

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彼女は日本のV-league、JTマーヴェラスに所属し同チームの初優勝に大きく貢献した大エース。

その後、トルコリーグでも活躍し世界的なエースのひとりとして成長したのは有名である。

この前後、彼女は日本の木村沙織選手、中国のケイ・ジャクキ選手とともにアジアのエースとして何かと比較されていた。

あるインタビューなどでは、三人の中で誰が一番美人?と訪ねられ「私」と答えるなどかなりの自信家。リップサービスもあるとは思うが、今でも韓国の大黒柱。

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日本でプレイしたことのあるキム・ヨンギョン選手は木村沙織選手について、いつか同じチームでプレイしたいと漏らしていたのだとか。


韓国と日本とはオリンピックを巡り、深い因縁がある。

では、オリンピックとは一体、どんな大会なのか?
過去の例を交え検証してみることにする。


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オリンピックは、バレーボールにおいても三大大会のひとつとして数えられるが他の大会とは違い、世界中の国が参加し、多くの競技を一同に集めて行われる世界最大級のスポーツイベントであり、文字通り、世界最高峰の大会である。

そのため、オリンピックは世界中の人々が視聴、観戦するため、一競技としても絶大な宣伝効果を伴い、巨額の金が動くこととなる。


それはともかく。

バレーボールの場合、三大大会の中でもオリンピックは特殊な大会となる。

他の競技同様、国の名誉が懸かっているのは言うまでもないが、まず一番最初の関門が各地区ごとの予選、いわゆる「OQT」だ。

今回からルールが変わり、主催国日本を除く、世界ランキング上位24ヵ国による大陸間予選と大陸予選の二段階で争われる。

これはワールドカップにオリンピックの出場権が懸からないことを受けての変更といえる。

大陸間予選
アジア予選
南米予選
アフリカ予選
北中米予選

この予選により日本を含む12ヵ国が出場できる。

まず、ここまでが第一関門。
出場枠を勝ち取るための闘いこそが難関の一つ目だ。

実は出場してしまえば、システム自体は第三次ラウンドまで勝ち進まないと決勝ラウンドへ進めない世界選手権と比べてもそこまでハードではない。

12チームを2プール・6チームずつに分け、上位4チーム・合計8チームが決勝ラウンド・準々決勝へ駒を進められる。

では、過去2回のオリンピックはどんな大会だったのか振り返ってみる。



・ロンドンオリンピック 出場チーム

プールA:
イギリス(主催国)、日本、イタリア、ロシア、ドミニカ共和国、アルジェリア

プールB:
アメリカ、ブラジル、中国、セルビア、トルコ、韓国

上の組み合わせだけ見るとプールAはイギリスとアルジェリアがいる分、予選通過はかなり楽。

プールBはかなりの激戦区に映るが、この当時のセルビアは今ほど強くはない。とはいえ、この死のプールBから勝ち上がった韓国は強さ的にこの頃が全盛期。予選ラウンドではブラジルをストレートで破っている。

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決勝ラウンドで日本は準々決勝で伝説の中国戦にてフルセットで撃破。準決勝にてブラジルにストレートで敗れるも、韓国との3位決定戦でストレート勝ちし見事銅メダルを獲得した。




・リオデジャネイロオリンピック 出場チーム

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・プールA
ブラジル、ロシア、韓国、日本、アルゼンチン、カメルーン

・プールB
アメリカ、オランダ、セルビア、中国、イタリア、プエルトリコ

この時も日本はアルゼンチン、カメルーンと比較的楽なブロックに入るも初戦の韓国戦で敗れて苦戦。最終戦のアルゼンチン戦にて辛くも勝利し決勝ラウンドへ。

文字通り死のプールBはスーパー激戦区で優勝した中国ですら予選通過が危ぶまれたほど。

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決勝ラウンドでは大本命とされた地元ブラジルが完全アウェイの中国にフルセットで敗れ準々決勝敗退。日本はアメリカにストレート負けで5位で終え、決勝は中国がセルビアを破り、ワールドカップと三大大会連覇を果たす。アメリカがオランダを破り3位フィニッシュ。

過去二回のオリンピックでは常に韓国が要所で立ちはだかり、日本におけるオリンピックの帰趨と関係している。


また、オリンピックにおいてはプール分けが何よりも重要で、組み合わせ如何では予選ラウンド敗退もあり得る。

そのため、取りこぼしだけは絶対に不可。

また、他の三大大会との大きな違いは再三申し上げているように選手の出場枠が12名となる(続く)