バレーボールファンの多くは全日本のファンだ。

ファイナルを前後してのブログ活動を通じてそのことが改めて良く分かった。

時代は二年三年ぐらいでは変わらないのだ。
ただ、東京オリンピックが散々な結果なら、そうは行かない。

東京オリンピックが近づいてきて、ロンドンの記憶が風化されないよう特番が組まれてきた。

実績に乏しい中田ジャパンの過去を振り返っても、あら探しにしかならないからだ。


人の心は移ろい安い。

ロンドンオリンピック当時、バレーボールより活躍した女子サッカーはリオデジャネイロオリンピックには出場出来なかった。

かつてバレーボールがそうであったように、体格差で苦しめられる時期に入ったのだ。


で、今年の全日本について。

人事を見て、正直、記事を書く気が失せてしまった。

この数年、毎年思うことは
毎年前年の続き。それはいいとしても、時代の変化についていけていない。

中田ジャパンが発足した当時と今とでは、日本国内のバレーボールのトレンドも変わってしまっている。

2017年と今とでは状況が違う。
今はJTと東レが中心だ。

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久光ではない。
この二年は優勝争いにも絡めず、今年は10勝11敗の負け越しで8位に甘んじ、地盤沈下が進んでいる。


まずセッター。

幾らトス質がどうとか言っても、それで勝てる訳ではない。それはもう、2019年のワールドカップとネーションズリーグで証明されてしまった。

もっと人材起用は序列に関係なく柔軟にやるべきだ。これでは時間ばかり掛かってしまい、若い選手の芽をどんどん摘んでしまう。


女子に限り、四大大会全て日本開催。
スケジュールは女子だけ前倒し。

これだけ依怙贔屓して貰ってメダルゼロではただでは済まない。

正直、期待が大き過ぎた眞鍋ジャパンの後では荷が重かったのかもしれない。


とにかく、今のV-leagueのトレンドを考えれば、最も強い東レかJTのセッターをメインに据えるのが当然で、何よりもコンビを合わせやすく、無駄な時間を省ける。

そう、JTと東レにNECを加えた今年の三強連合軍=全日本の中心となるべきだ。 

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その上ならこんなメンバーになる筈だ。

古賀        黒後            島村(芥川)
荒木        関(籾井)石川(林)
小幡(井上)

これに鍋谷選手か石井選手で丁度12名だ。
リベロ一人なら上記の二人でほぼ決まりだ。

林選手が実績的に見劣るが、リーグでの実績はピカイチだ。

何よりもデータを取られていないのは好都合だ。
他の選手は全員、データを取られている。

もっとも、中田監督は関選手と籾井選手という両方若手という起用を絶対にしないだろう。

そうでなければ、V-leagueで殆ど試合に出ていない佐藤選手に固執したりしない。

恐らく、佐藤、田代、宮下選手のうちの一人と関、籾井選手のどちらかとなるだろう(続く)