この試合自体に意味はあるかというと、あるにはある。

たかが一試合、されど一試合である。

一応、中国戦だから今の戦力を試したいのだろう。
という訳で中国との親善試合の登録18名が発表された。

このあとネーションズリーグもあるが、まずは2021年全日本の初戦である。
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なるべく多くの選手に出場機会を与えて貰いたい。
それも手の内を明かさずに。

登録18名は以下の通り。



1.黒後愛選手(東レアローズ)OH
180cm 最高到達点306cm


2.古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)OH
180cm 最高到達点307cm


3.島村春世選手(NECレッドロケッツ)MB
182cm 最高到達点297cm


4.長岡望悠選手(久光スプリングス)OP
179cm 最高到達点308cm


⑤.荒木絵里香選手(トヨタ車体クインシーズ)MB
186cm 最高到達点305cm


7.石井優希選手(久光スプリングス)OH
180cm 最高到達点305cm


8.石川真佑選手(東レアローズ)OH
173cm 最高到達点300cm


9.田代佳奈美選手(東レアローズ)S
173cm 最高到達点289cm


10.芥川愛加選手(JTマーヴェラス)MB
180cm 最高到達点304cm


11.鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)OH
176cm 最高到達点305cm


13.奥村麻依選手(デンソーエアリービーズ)MB
177cm 最高到達点297cm


14.小幡真子選手(JTマーヴェラス)
164cm 最高到達点285cm


15.井上琴絵選手(デンソーエアリービーズ)L
163cm 最高到達点288cm


18.東谷玲衣奈選手(デンソーエアリービーズ)OH
177cm 最高到達点297cm


19.山田二千華選手(NECレッドロケッツ)MB
184cm 最高到達点310cm


20.関菜々巳選手(東レアローズ)S
170cm 最高到達点282cm


21.林琴奈選手(JTマーヴェラス)OH
173cm 最高到達点292cm


24.籾井あき選手(JTマーヴェラス)S
176cm 最高到達点285cm

※身長、最高到達点は日本バレーボール協会発表による。
◯はキャプテン。



今回のメンバーから宮下、佐藤、渡邊、井上、内瀬戸、水杉選手の6名が漏れた。

ベテランと若手の混合編成で、前哨戦というよりはテストである。

何しろ実戦がたりないのだからやむを得ないが、中田監督はようやく重い腰を上げた。

ワールドカップの佐藤、宮下選手を揃って外し、世界選手権をほぼひとりで上げきった田代選手、そして成長著しい関、籾井選手を抜擢した。

変えるべきところは早急に変える。
ようやくそのことに気づいたのかもしれない。

なるべく秘密兵器にしたい二人だが、世界との実戦が足りない。


勿論、親善試合だからまだどうなるかわからないが…。


ミドルでは今季から3番を背負う島村選手と後輩の山田選手が抜擢。島村選手は今季のアタック決定率1位、山田選手の高さとブロードはいずれ全日本の大きな武器となる逸材。

長岡選手はここがテスト第一弾。
ネーションズリーグでの足掛かりにしたいところ。



サイド陣では東谷、林選手のフレッシュな選手が参加。ともに新しい全日本の切り札となり得る存在。

特に攻守においてバランスよく欠点の少ない林選手は新鍋理沙選手の後継一番手。

中国の高さを相手にどこまでやれるか注目である。


尚、このカードは5/1(土)に行われる。
今後の参考という意味でも注目の一戦だ。