一応、今のところは今年のV-leagueの活躍メンバーに近い形となっている全日本メンバー。

違うのは長岡望悠選手の扱い。

過去全日本のエースとして活躍した選手だけに別枠扱いだが、それでも背番号1から外れ4番スタートとなった。 

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長岡選手の焦点は3つ。

コンディション
打力の復活
そしてサーブとディグ。

サーブレシーブ免除なので、打力で他の選手にひけを取る訳にはいかない。

ましてや12名は狭き門
他にも使いたい選手は多く、リーグで目立った活躍が出来なかった長岡選手の選出に懐疑的な意見は少なくない。

一言で言えば、中田監督のこだわり。
その一点に尽きる。

同じく、リーグで殆ど試合出場がなかった佐藤美弥選手もそうだが、こちらは中国親善試合から外れている。

吉野選手が怪我のため内瀬戸真実選手が全日本復帰したが、こちらも背番号22でリスタート。
這い上がってこいとの意思表示だ。


19-1-4


復帰組では島村春世選手がいきなり背番号3と破格の待遇。これはやはり荒木絵里香選手以来のアタック賞(アタック決定率)獲得を評価してのことだろう。

歴代キャプテンが引き継いだ背番号だけに気合いが入るし、リオデジャネイロオリンピック経験者。持ち前のブロードでガンガン得点を重ねて貰いたい。

こうなってくるとミドルだが…。

荒木、芥川、島村、奥村、山田選手の5人のうち恐らく3名枠を争う。

荒木選手が外れることはないと思うので、芥川、島村選手が有力だが、あとは中国親善試合とネーションズリーグでのパフォーマンス次第。

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山田二千華選手は184cmの長身でブロードも打ててブロックも得意。最高到達点310cmは魅力でいずれは入澤まい選手とともに全日本の主力となる選手。

抜擢があっても面白い存在だが…。



古賀                荒木                黒後(林)
籾井(関)    島村(芥川)石川(石井)
小幡(井上)

実はこの時点で12名だ。

セッターは田代、籾井、関選手が競合で恐らくベテラン+若手。

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ミドルは前述の通り。

サイドはここに鍋谷、長岡、東谷選手が絡んでくる。東谷選手は主にライトで活躍し打力とサーブレシーブをこなせるのが魅力。

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サイドが一人増えるとリベロひとりとなる。
小幡選手vs井上選手。JTの先輩後輩のマッチレースだ。


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総合的には小幡選手は外せないかと思うが、あとはサイドを削ってでもリベロ二枚で行くかどうか…。

ネーションズリーグでのサーブレシーブの結果次第。


かくし球となりそうな林琴奈選手。
今年はレフトだが元々はライト経験者。
どちらも出来て、決定的良し、ブロック良し、サーブレシーブ良しでトータルバランス的に優れているので、新しい攻守の要になれる逸材。

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勿論、レフトもこなせるので自在性を考えると外せない選手。

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鍋谷友理枝選手は今季サーブレシーブが格段に上達。今の全日本では数少ないスピードタイプ。ブロックで捕まってもリバウンドを取りしつこく攻め立てるガッツも持ち味。サーブの名手で展開を変える切り札。

リオデジャネイロオリンピックの経験者で出来れば使いたい選手。

18→12となるのか、それともネーションズリーグにて再シャッフルとなるのか、若干の入れ替えはあるかもしれないが、生き残りを懸けてのサドンデスは既に始まっている。