まず、中田ジャパンに携わった全ての皆様、お疲れ様です。

まず、全日本の活動の一区切りである東京オリンピックを迎えられましたことをお喜び申し上げます。


今回のオリンピックは過去、日本が経験した如何なる大会とも異なります。

ご存じの通り、新型コロナウイルスの影響により一年延期となり、今もなお、新型コロナウイルスの猛威は収まるどころか引き続き警戒しなければなりません。

このような苦境の中ではありますが、まず、皆様の健康状態を憂い、無事に大会を乗り切れることを切に願います。


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本来、オリンピックとは平素から鍛練を重ねてきたアスリートの身体能力、技、頭脳、チームワークなどを余すことなく披露し、少しでも上位を目指すものでありますが、状況が状況です。

特にバレーボールはチームスポーツですので、誰かが欠けても成り立ちませんし、ましてやコロナ感染により棄権という事態も憂慮されます。

よって、まずはベストコンディションの維持に留意され、大会を乗り切られますよう、心からお祈り申し上げます。


また、5年という長い期間の中でチーム編成、人員、以後の育成も含め様々な葛藤があったとは思います。

様々な面で期待通りだったのか、期待外れであったのか、それは当事者だけが知ることですが、正直、今の女子バレーボールを正確にお世辞抜きて評価すると、現状維持です。

今年思い切った若返りを図りましたが、それにも時間が限られていて、ネーションズリーグ後どこまて詰めてきたか、我々は図り知ることが出来ません。

果たして、この五年間が
試行錯誤の末の現状維持か
それとも、最終局面での一発大逆転となるか

それは今の段階では分かりません。

ただ、今年抜擢された選手のうちがパリオリンピックに向かうのも、また事実で
それらの選手にとってこの大会がかけがえのない貴重な経験となり、人生のベストゲームとなるよう、心から期待しています。

これまで数多くの辛辣な提言も書かせて頂きましたが、全て全日本女子か強くあって欲しいがため。

勝って拳を天に突き上げるその姿を夢見、最後の言葉とさせて頂きます。


頑張れ、ニッポン!!