東京オリンピックの主役となるべく、莫大な借金までして作られた有明アリーナに一般客が入ることもなく、主役の全日本男女はもう、そこにいない。

東京オリンピックに専念するという理由でV-league会長兼任から降りた嶋岡会長だが、男子の活躍がなければ引責辞任である。

日本バレーボール協会は男子を除き、刷新する時期なのかもしれない。

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さて、世界のベスト4はブラジル、セルビア、アメリカ、韓国に絞られた。

特に優勝候補の筆頭だった中国の予選ラウンド敗退は全くの予想外で郎平監督は辞任に追い込まれた。

敗者には何もくれてやるな、は勝負の世界の常。
日本同様、世界でも次への動きが始まっている。
 
韓国のラバリーノ監督は選手経験のない異色の監督だが、分析が得意で韓国をベスト4へと導いた。

名選手=名監督ならずはスポーツ界の定説だが、日本でも上杉中興の祖と言われる上杉鷹山公や外様で老中まで出世した真田幸貫公のように、他家からの養子が格式ある旧家を立て直した例も多い。

男子バレーがブランコーチを招聘して成功したように、女子バレーボールも違った血筋を入れる時期なのかもしれない。



・東京オリンピック 女子・予選ラウンド
最終結果

プールA

ブラジル(世界ランキング3位)
5勝 勝ち点11

セルビア(世界ランキング13位)
4勝1敗 勝ち点12

韓国(世界ランキング14位)
3勝2敗 勝ち点7

ドミニカ共和国(世界ランキング6位)
2勝3敗 勝ち点8

~決勝ラウンド進出~

日本(世界ランキング5位)
1勝4敗 勝ち点4

ケニア(世界ランキング24位)
5敗 勝ち点0





・プールB

アメリカ(世界ランキング1位)
4勝1敗 勝ち点10

イタリア(世界ランキング9位)
3勝2敗 勝ち点10

トルコ(世界ランキング4位)
3勝2敗 勝ち点9

ロシア(世界ランキング7位)
3勝2敗 勝ち点9

~決勝ラウンド進出~

中国(世界ランキング2位)
2勝3敗 勝ち点7

アルゼンチン(世界ランキング16位)
5敗 勝ち点0


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さて、セルビアとアメリカ、ブラジルと韓国という組み合わせとなった女子準決勝。
時代は変わりそうで、まだ変わっていないということが判明した。

特にベテランが多いブラジル、若手とベテランの融合のアメリカは故障者も気になる。

セルビアは今のところ、ボシュコビッチ選手一本槍だが、そろそろミドルも本格的に絡めてくるかも。

キム・ヨンギョン選手率いる韓国は悲願のメダルまであと一歩。

さて、世界の行方はどうなるか?



・決勝ラウンド

・準決勝

セルビア(世界ランキング13位)
予選ラウンド A組2位
0-3
(17-25 15-25 23-25)
○アメリカ(世界ランキング1位)
予選ラウンド B組1位

・ベストスコアラー
ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)

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19得点



○ブラジル(世界ランキング3位)
予選ラウンド A組1位
3-0
(25-16 25-16 25-16)
韓国(世界ランキング14位)
予選ラウンド A組3位

・ベストスコアラー
フェルナンダ・ロドリゲス(ガライ)選手(ブラジル)

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16得点

試合の模様はこちらから↓


・決勝ラウンド

・優勝決定戦

アメリカ(世界ランキング1位)
予選ラウンド B組1位
vs
ブラジル(世界ランキング3位)
予選ラウンド A組1位


・三位決定戦
セルビア(世界ランキング13位)
予選ラウンド A組2位
vs
韓国(世界ランキング14位)
予選ラウンド A組3位