一応、今年の全日本女子バレーボールチームの活動は終わっている。

選手もそれぞれの所属チームに戻り、来季のV-leagueに向けて調整を始めている。

来年2022年はパリオリンピックに向けての初年度。それも新体制ぶっつけ本番となるので急ピッチでチームが仕上げられるため、来年も全日本の始動は早そうだ。

何しろ、女子は東京オリンピックの失敗でこの五年間は膨大な準備期間と化した。

当然、中田ジャパンの若手選手と登録のあった選手、そして現在のV-leagueの若い選手、大学、高校の一線級がピックアップされることとなる。


では、どのような選手がパリオリンピックを目指していくのだろうか?

ピックアップしてみた。


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また、ベテラン選手に関しては去就が不明な選手も多く、来季のV-league終了後でもまた変化するので今回は割愛し、別途特集を組ませて頂く。

また、体制が変わると背番号もある程度変わる可能性があるので割愛させて頂く。


・2021年登録メンバーより抜粋

黒後愛選手(東レアローズ)OH
180cm 最高到達点306cm

古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)OH
180cm 最高到達点307cm

石川真佑選手(東レアローズ)OH
173cm 最高到達点300cm

東谷玲衣奈選手(デンソーエアリービーズ)OH
177cm 最高到達点297cm

山田二千華選手(NECレッドロケッツ)MB
184cm 最高到達点310cm

関菜々巳選手(東レアローズ)S
170cm 最高到達点282cm

林琴奈選手(JTマーヴェラス)OH
173cm 最高到達点292cm

水杉玲奈選手(東レアローズ)L
165cm 最高到達点265cm

籾井あき選手(JTマーヴェラス)S
176cm 最高到達点285cm



実は25歳以下に絞ると今年の全日本メンバーでパリを目指すのは上記の選手のみ、僅か9名しかいない。

それだけ中田ジャパンの高齢化が進んでおり、予定通りに東京オリンピックが行われていたらメンバーが総入れ替えになっていた可能性は高い。

エース候補と言われていた井上愛里沙選手はもう26歳。宮下遥選手はその一個上で、時代の移り変わりを強く感じる。


勿論、ここに2019年全日本メンバーとアンダーカテゴリー世代が加わることとなる。


・2019年全日本登録:若手選手

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吉野優理選手 99/12/16 173cm 
(埼玉上尾メディックス) OH 

入澤まい選手 99/06/02 188cm 
(日立astemoリヴァーレ) MB

及川真夢選手 96/06/26 175cm 
(岡山シーガルズ) MB 

工藤嶺選手 97/12/05 175cm 
(デンソーエアリービーズ) OH 

松井珠己選手 98/01/10 170cm 
(デンソーエアリービーズ) S 

曽我啓菜選手 01/03/25 173cm 
(NECレッドロケッツ) OH 



・2019年アンダーカテゴリー活躍選手

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横田真未選手  97/12/10   177cm
(デンソーエアリービーズ) MB

澤田由佳選手  96/8/14  158cm
(NECレッドロケッツ) S

中川美柚選手*  00/1/8   183cm
(久光スプリングス)

平山詩嫣選手  00/11/7  180cm
(久光スプリングス) MB

西川有喜選手  00/9/4  180cm
(JTマーヴェラス)  OH

宮部愛芽世選手  01/10/12  172cm
(東海大学2年) OH

荒木彩花選手  01/9/2  184cm
(久光スプリングス) MB


・V-league 期待の若手選手(全日本未経験者)

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ヒックマン・ジャスティス選手  99/10/9  178cm
(JTマーヴェラス)  OH

小川愛里奈選手  98/6/3  178.6cm
(東レアローズ)  MB

中元南選手  97/5/14   177cm
(デンソーエアリービーズ) OH 

兵頭由希選手  98/10/19    175cm
(デンソーエアリービーズ) OH

山崎のの花選手  98/9/9  172cm
(埼玉上尾メディックス)  S

金田修佳選手   96/6/6  177cm
(岡山シーガルズ)  OH

古川あおいアン選手 02/07/27 185cm 
(岡山シーガルズ) OH 

オクム大庭冬美ハウィ選手 98/06/27 177cm 
(日立astemoリヴァーレ) OH 

上坂瑠子選手 99/09/7 175cm 
(日立astemoリヴァーレ) OH 

濱松明日香選手 98/12/22 182cm 
(久光スプリングス) MB



*は全日本経験者



尚、今年ルーキー世代に関してはまず、V-leagueの公式戦の経過を見てからということで割愛させて頂いた。

つまり、今年のV-leagueはパリオリンピックへの第一関門ということとなる。

全日本は毎年、活躍度合いで入れ替わるので今年レギュラー取れなくてもまだチャンスはあるが、準備期間が三年しかないことを思えば、今年アピール出来ないと不利に働く。

勿論、ここにベテラン選手と今年ルーキーの選手も加わるので、ここからがパリまでのサドンデスとなる。

ここに宮部愛梨選手やバルデス・メリーサ選手が加わると更に面白い。


棘の道か、大逆襲か?
若い世代を中心の巻き返しに期待したい。