11月としては異例の積雪に見舞われる中、全日本ジュニアとユース女子チームの候補選手による強化合宿が11月21日(月)から25日(金)まで、味の素トレセン(東京都北区)にて実施されています。


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本合宿には、全日本ジュニア約20名、全日本ユース約25名の選手が参加。指導スタッフも全日本女子チーム・火の鳥NIPPONのスタッフ陣が加わる熱の入れようで、約5日間という短期集中。

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合宿4日目の本日24日(木)。
ジュニアチームは、サーブレシーブなどのボール練習や体幹トレーニングなどを中心。
ユースチームはウォーミングアップ後、スパイクや6対6などのボール練習とウェイトトレーニングが中心。
午後からジュニアチーム対ユースチームの練習試合が実施された様子。

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・太田豊彦テクニカルダイレクターの談話

「毎年度この時期にジュニア・ユースの合宿を行っているが、こと3年生については最後の春高(春の高校バレー 第69回全日本高等学校選手権大会)の予選が終わり、精神面でも技術面でも充実した状態でここに参加してくれていると思う。次のステージに進む前に自分の技術を見直すいい機会になっているのではないか。ユースの参加者は高校1年生が中心で、各校で試合に出ている選手も多い。とはいえ国際大会の経験は中学生選抜や日中韓交流などに限られるので慣れていない部分もあるだろう。2017年はアジアユース選手権と世界ユース選手権が開催されるが、日本の強みである高いディフェンス力を落とさないように頑張ってほしい」

 

・安保澄全日本ジュニア女子チーム監督の談話

「ジュニアチームとしてこの合宿に設定している目標は3つ。2020年の東京オリンピックに向けた強化、2024年以降のオリンピックに向けた強化育成、そして2017年に控えるジュニアチームやU-23チームが出場する大会に向けた強化である。本合宿では、選手それぞれに役割や責任を持たせながら日々を過ごしている。選手たちがそれぞれにリーダーシップをとるようにすることが狙いで、選手の意見を練習に取り入れることも行っている。来年に控える大会に向けて、1カ月に1度くらいの頻度で合宿を行っていければと考えている」

 

・三枝大地全日本ユース女子チーム監督の談話

「本合宿で初めて顔を合わせたという選手もおり、最初は互いに様子を伺っているようだったが、日を重ねるごとにコートの中でも建設的な会話ができるようになっていると感じる。ユースチームにとって本合宿は、2017年に控えるアジアユース選手権と世界ユース選手権の選手選考の場という位置付けとなっている。ユースで世界一になれる選手とシニア(全日本女子チームに相当)で世界一になれる選手とで、持っているものは違うと感じているので、(将来を見据えて)全日本女子チームで世界一を目指せる選手、そして『全日本チームにどうしても残りたい』という気持ちを持っている選手を選出していきたい」

 

次回は2月中旬にジュニアチーム・ユースチーム合同の強化合宿を予定。

 

また、本合宿に参加している選手の中には2017年1月4日(水)から1月8日(日)までに実施される出場する春高バレーに出場する選手も含まれている。

来年の年始を飾る熱闘に是非ご期待下さい。

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2020年東京五輪にて新設の「有明アリーナ」(江東区)か既存の「横浜アリーナ」(横浜市)を活用する2案が提示されているバレーボール会場も、当初計画通り有明アリーナを軸に調整する。バレーボールは有明アリーナか横浜アリーナの2案を示していた。

横浜アリーナに関しては、調査チームが施設使用料と仮設観客席の設置費用の計約7億円で、競技が開催できると試算した。有明アリーナの整備費は約370億円と計画されているため、IOC側は今月初めに開かれた4者の作業部会でコスト面で横浜アリーナを評価していた。一方、IFや組織委は「ウオーミングアップする場所が狭い」などとし、有明アリーナの新設を希望していた。


どうやら、現在の運びでは有明アリーナへ傾きつつあるが、果たして?